

こんにちは、ここの管理人のKです。
私は企業で障害者を採用する仕事をしています。
そういう私も障害者です。
最近面接をしていて、需要だと思ったことを書きます。
障害者で何度も仕事の面接で落ちたり、仕事が長続きしないと悩んでいる人は結構たくさんいます。その人たちには共通していることがあります。
それは、自分の障害をしっかりと理解していない。
という事です。
採用面接でこちらから、障害の事について質問をすると詳しく答えてくれます。
私自身も、当人ではないので話を信用するしかないのですが、残念ながら退職する時の面談で話を聞くと、本人も、まだ自分の障害について理解していなかったんだなと感じることが多いです。
障害者が障害について、そんなに理解する必要があるのでしょうか?と思われる方もいると思います。
答えは、Yesです。
医学的な専門の知識として理解が必要なわけではありません。
自分の障害によって、出来ない事、出来る事、配慮があればできることを理解できているかという事です。
これは、生活や仕事をしていくために絶対必要な事です。
例えば、使い方がわからない電化製品、すぐに使いこなせないですよね。
そんなとき何をしますか?
そうです、取扱説明書を見ますよね。
電化製品を使う為に取り扱い説明書を読んで理解してから利用します。
説明書は、電化製品を作ったところで作成されているので、とても分かりやすいです。
他のメーカーが作ったわけではないので、隅々まで詳しく書かれています。
障害は、同じ障害名でも1人1人違います。
本人しかわからないことがたくさんあります。その本人が自分の障害について理解できていないという事は、一緒にしごとをする人達に説明が出来ていないという事になります。
それでは、廻りも障害者本人もやりにくいでしょう。
電化製品で言えば、「こんな使い方でよかったの?」「使い勝手悪いな」と、思うでしょう。
それはそうです。
だって使い方が間違っているからです。
理解できていないから当然ですよね。
このように、障害者が仕事や生活をするのに、障害について詳しい説明がいるのです。
それには、障害者本人が自分の障害を理解して説明できなければなりません。
それが出来れば、廻りも苦手な事や出来ないことが分かります。
また、出来る事を配慮されるのは嫌だなと感じる人もいます。
それも、周りの人にしっかり障害の事が伝わっていれば、過剰な配慮もおきません。
障害者本人が、障害をしっかりと理解することは、基本であり、とても大切な事なのです。
なので、今回は障害を理解する為に必要なことについて解説していきます。
これができると、面接や仕事で悩むことが改善されるでしょう。
主治医の話から理解する
この記事の冒頭で、障害は1人1人違うと言いましたが、障害を担当している主治医から、障害名による診断と説明はしかり聞いておきます。
これだけで、理解しろというのではないのですが、医師の説明は傾向として聞きます。
多くの医療の例から出ている物なので、全ての人に当てはまらないところもあります。
ですが、ざっくりとした理解を最初するために、医師の話もしっかり聞く必要があります。
そんな事、医師から説明されなくても良いと思っている方は、特に再度聞いてください。
そのような人こそ、閉鎖的で偏った知識しか持っていない場合があります。
もしかしたら、医師に聞いても、知っている事だけかもしれません。ですが、それはあなたの障害について、あなたが一般的な理解が出来ていたという証明です。
自分で障害について理解する
医師に障害について傾向を聞いたら、次は自分で確認して理解を深めます。
まずは、日常の事から確認します。
私の例で例えます。
私は、下肢に障がいがあります。
医師からの説明は、下肢機能障害で、指が動かないとか、何センチ短いとかでした。
その他の説明はありません。
私の普段の歩行は、杖が必要ですが、雨の日は杖だけで良いのか?
実際に仕事が始まれば通勤があります。雨の日もあるでしょう。
それを検証します。
結果は、雨の日は靴が濡れるので、長靴を使用しました。でも、足首が動きません。また、足の甲や足のつま先が原形をとどめていません、なのでひも靴ではない固定できない長靴は歩くたびに脱げてしまい、履くことはできませんでした。
このように、医師の説明は障害自体の説明で、個人の障害の説明には、なっていないことが多いです。
精神障害を持っている方の場合も、医師の診断は診察から症例を照らし合わせて、おそらくこの障害であろうと診断します。
ですが、その診断された障害の説明にすべて一致するかというと、それは違います。
発達障害を例にすると、子供のころに発達障害と診断され、自分でも自分の得意な事や苦手な事をわかって育ってきた方と、大人になって何か生きにくいなと感じていて社会に出てから発達障害と診断された方は、同じ発達障害でも配慮する事が変わってきます。
なので、医師の障害の傾向による説明と自分の障害を照らし合わせて、本当に自分に配慮が必要なところはどこなのか自分しかわからない事を明確にします。
客観的に障害を理解する
障害について医師の説明と自分で障害について理解を深めたら、次は周りの意見を聞きます。
まあ、あっているか検証すると言ったら良いでしょうか。
もしかしたら、自分の思い込みかもしれません。
自分で出来ていると思って、出来ていないのかもしれないからです。
身体障害の場合は、出来ないことが明確にしやすいかもしれませんが、頭のケガで障害になった方や、精神障害の方は、自分では理解しているつもりでも、実際は出来ていないこともあります。
実際に、頭のケガがもとで障害者になった方を採用したことがあります。仕事は、事務アシスタントです。記憶障害があり記憶力がすこし良くないのですが、メモを取るので何にでも対応できるという事でした。
しかし、実際は仕事は出来ていませんでした。
確認すると、確かにメモは取れていました。ですが、向きも順番もなくバラバラにメモされていて、誰が見てもわかりません。
そして、本人はメモをしたことも覚えていなく、そこで仕事が止まってしまっていたのです。
なので、メモを見ても仕事を思いだせません。
この解決には、文字を書くことと認識ができないので、ボイスレコーダーをメモの代わりにして、半日ごとに仕事をする仲間と一緒に確認することで解決しました。
この例は、少し極端ではありますが、自分では理解できていない障害があるという事です。
なので、自分の障害を理解するためには、客観的な意見も必要です。
再度、自分で理解する
ここまで来たら、あとは再度障害について自分で理解をします。
医師の説明、自分で確認した出来る事、出来ない事、廻りから客観的に見た事をまとめて自分で理解します。
分かりやすく、紙に書き出したり、パソコンで表に作ってもいいですが、何か形にします。
形にわざわざしなくてもいいと思うかもしれませんが、形にすることで自分の障害が明確になり、自分での理解が深まります。
これは、必ず形にすることを進めます。
-関連記事-
【障害者ナビゲーションブック】テンプレートのダウンロードと作り方
まとめ
ここまで自分の障害を理解する事が大事な事と理解をどのようにしていくか解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
でも、この解説の中で、一つこの説明だけでは不十分なところがあります。
ここまで読んでいただいた方であれば、気づいていると思いますが、専門家への相談が無いということです。
医療としての専門家ではなく働く事の専門家です。
現職があり転職を考えている人は、障害者専門のエージェントに相談をするといいでしょう。
彼らは、企業から委託された障害者に仕事を紹介する専門家です。
ひとり一人の障害特性に合わせたアドバイスが出来ます。
それから、就労移行支援の相談員も良いです。
こちらは、障害者として初めて働く人や働く事に不安がある人に向いています。
ひとり一人に働くために足りなことを的確にアドバイスしてくれます。
就労移行支援の内容だけ見ると、社会人の経験がある人は無駄だと思うかもしれませんが、このように自分の障害を理解する為にはとても良いところです。
エージェントも就労移行支援も、障害者が働くために必要な事は十分心得ています。彼らに相談することで安心して安定した生活と仕事への第一歩が踏み出せます。
-ここだいじ-
- 自分で障害を理解することで、生活も仕事もうまくいくようになる
- エージェントや就労移行支援に相談をすると、更に生活も仕事もうまくいくようになる

今回は、ここまでです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
当メディアは、障害者が働きやすい環境で仕事が出来る事を応援しています。
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