
当メディアのアドバイザーで、現役の採用担当が就労移行支援を選ぶポイントとおすすめの10社をランキング形式で解説します。

私は、障害者を採用する時の窓口の1つとして就労移行支援の事業所見学に参加しています。
その時の経験と採用した利用者の声をまとめて解説します。
就労移行支援は一生で一度2年だけしか利用出来ません。
いい加減な気持ちで決めると後で後悔します。
なので、当メディアでは選ぶときのポイントやヒントと一緒におすすめする就労移行支援を特色とランキング形式で紹介します。
これは他の就労移行支援を利用する時の比較にも利用出来ます。
自宅の近くで利用したい事業所が本当に自分にピッタリあっているのか見学する時の参考にしてください。
解説は私たちアドバイザーがします。
編集部はこちら
おすすめ就労移行支援早見表
おすすめする就労移行支援の早見表を用意しました。
自分に合った就労移行支援の選び方や就労移行支援事の特色などは、この後詳しく解説していきます。
最後までじっくり読んで頂ければ、自分に合ったピッタリの就労移行支援が解りますよ。
今すぐ見てみたい人は、下の早見表からもタップして詳細を見られます。
おすすめ度 | 就労移行支援の型 | 対象エリア | 対象の障害 | 交通費 | ランチ | |
---|---|---|---|---|---|---|
【公式サイト】LITALICOワークス https://works.litalico.jp/ |
5.5 | 一般型 | 全国 | 精神/発達/知的/身体/難病 | 無 | 無 |
【公式サイト】ミラトレ https://mirai-training.jp/ |
5.5 | 一般型 | 首都圏/関西圏 | 精神/発達/知的/身体/難病 | 無 | 無 |
【公式サイト】ココルポート https://www.cocorport.co.jp/ |
4.5 | 一般型 | 首都圏/福岡 | 精神/発達/知的/身体/難病 | 有(上限1万円/月) | 有(事業所ごと) |
【公式サイト】ウェルビー https://www.welbe.co.jp/ |
3.5 | 一般型 | 全国 | 精神/発達/知的/身体/難病 | 無 | 有 |
【公式サイト】ジョブトレIT・Web https://www.atgp.jp/training_it/ |
3.0 | スキル特化型(IT・Web) | 首都圏 | 精神/発達/知的/身体/難病 | 無 | 無 |
【公式サイト】Neuro Dive https://challenge.persol-group.co.jp/ |
スキル無:1.0 スキル有:3.5 |
スキル特化型(IT) | 首都圏 | 精神/発達/難病 | 無 | 無 |
【公式サイト】リンクビー http://www.linkbe.jp/ |
4.0 | 障害特化型(発達) | 首都圏/関西圏 | 発達 | 無 | 無 |
【公式サイト】Kaien https://www.kaien-lab.com/ |
3.5 | 障害特化型(発達) | 首都圏/関西圏 | 発達 | 無 | 無 |
【公式サイト】シゴトライ http://www.45try.jp/ |
3.5 | 障害特化型(うつ症状) | 首都圏/関西圏 | うつ症状 | 無 | 無 |
【公式サイト】リドアーズ http://www.redoors.jp/ |
2.5 | 障害特化型(統合失調症) | 首都圏 | 統合失調症 | 無 | 無 |
自分に合った就労移行支援の選び方
おすすめする就労移行支援を紹介する前に、まず選び方についてです。
自分にあった就労移行支援を選ぶ為には、3つのポイントがあります。
3つのポイント
- 5つの評価
- 対象の障害
- 比較
この3つのポイントを良く吟味して自分に合っているエージェントを決めていきます。
1つめのポイント:5つの評価とは
利用する就労移行支援を選ぶ1つめのポイントは、まず5つの評価です。これが、選ぶ基本になります。
この基本の評価が高いところが選ぶ目安のポイントとなります。
5つの評価
- 利用しやすい環境
- カリキュラムの内容
- 事業所内の雰囲気
- 就職者数、就職率
- 定着率
これは目安で最終的には自分の障害や通所する場所などから自分に合っている就労移行支援を選びます。
2つめのポイント:対象としている障害
2つ目のポイントは、就労移行支援事業所の対象としている障害です。
一般型の対象としている障害
- 精神
- 発達
- 知的
- 身体
一般型の就労移行支援ではこのような分け方ですが、最近は専門特化型している場合もあります。
専門特化型
- 発達障害
- うつ症状
- 統合失調症
- 難病
- 聴覚
3つめのポイント:比較
3つめのポイントは選んだ就労移行支援事業所と他の事業所を比較をします。
比較する内容は、1つめのポイントの内容です。
今、色々な就労移行支援が全国にあります。
その数は、厚生労働所の2017年の調査では3471ヶ所の事業所数があります。
就労移行支援事業の最大手のLITALICOワークスの事業所が2022年4月現在で全国に約70ヶ所です。
そこから考察しても、いかに全国には就労移行支援事業所が多いか解ります。
それらの事業所は、各就労移行支援ごとにオリジナリティを出して通所者の就職に役立つカリキュラムを考案しています。
その中から、自分に最もピッタリ合っている事業所を探し出さないとならないのでこの比較は最重要です。
なぜ最重要かというと、
だからです。
また、1年で就職したあと残りの1年は原則は利用できませんが、最寄りの行政窓口で相談することが出来ます。
なのでいい加減に決めないで、しっかり見学して比較して決める必要があるのです。
正しい就労移行支援の見学の仕方
就労移行支援を利用する場合、自分に合っているのかを見極める為に必ず見学をしないとダメです。
その見学で比較の仕方が3つあります。
正しい見学の仕方
- 大規模と小規模の就労移行支援事業所とで比較
- 同じ就労移行支援の事業所と事業所で比較
- 番外編
大規模と小規模の就労移行支援事業所とで比較
大規模事業所には、色々なデータが集まります。
障害別、年齢別、利用年数、就職率、定着率など事業所のカリキュラムを決めたり新しいプログラムに導入を検討するために必要なデータです。
これを元に、利用する障害者が就労に移行できるサービスを考案していきます。
なので、大規模事業所の就労移行支援はデータに基づいた多くの人にあうサービスを提供することが可能です。
一方、小規模事業所は大規模に負けないように独自のオリジナリティがあるカリキュラムやサービスをしている場合があります。
なので、誰にも向いているカリキュラムでは無いかも知れませんが、ピンポイントで各障害者の必要とするところを上手にサポートが出来る場合があります。
このような理由から、大規模事業所と小規模事業所両方の比較が必要なります。
同じ就労移行支援の事業所と事業所で比較
先ほどの比較はA社とB社と言うような比較でしたが、今度は利用する就労移行支援の違う事業所と比較します。
Aと言う就労移行支援の利用を決めました。
でも近くにA-1とA-2と言うような、同じA社の事業所がある場合です。
どちらか近い方に行けば良いと思うかも知れませんが、それは大きな間違いです。
事業所には、それぞれスタッフがいて個性があります。
もしかしたら、性格的にあなたに会わないかも知れませんよね。
そうなったら長く通所出来ないです。
なので、事業所事に特徴も違えば雰囲気も全く変わる場合もあります。
「えっ本当に?」と思うかも知れませんが、
全く同じ事業所がいくつもある方が気持ち悪いですよね。
なので、必ずどちらも見学をして比較して、距離だけで無くどちらの方が通所しやすいか良く比較しないとダメなのです。
番外編
最後に番外ですが、こんなところもチェックしとくと良いです。
・交通費
事業所によっては、ランチがある所もあります。
また、交通費も上限が決まっている場合が多いですが支給されるところもあります。
就労移行支援に通所している間、金銭的に余裕が無いときに、このランチと交通費は大きいです。
ここもしっかり確認して比較の対象にしておきましょう。
でも、ランチと交通費だけで決めるのはダメです。
ポイントは、一番自分にあっている就労支援を選ぶことです。
おすすめ就労移行支援一覧
ここでおすすめする就労移行支援の一覧です。
『般型」『障害特化型』『専門スキル型』があります。
一般型
- 【公式サイト】リタリコワークス
https://works.litalico.jp/ - 【公式サイト】ミラトレ
https://mirai-training.jp/ - 【公式サイト】ココルポート
https://www.cocorport.co.jp/ - 【公式サイト】ウェルビー
https://www.welbe.co.jp/
障害特化型
- 【公式サイト】リンクビー
http://www.linkbe.jp/ - 【公式サイト】Kaien
https://www.kaien-lab.com/ - 【公式サイト】リドアーズ
http://www.redoors.jp/ - 【公式サイト】シゴトライ
http://www.45try.jp/
スキル型
- 【公式サイト】ジョブトレIT・Web
https://www.atgp.jp/training_it/ - 【公式サイト】Neuro Dive
https://challenge.persol-group.co.jp/datascience/
【BEST 10】就労移行支援おすすめランキング
ここからは、当サイトでおすすめする就労移行支援10社を紹介していきます。
ランキングは、利用者の総合評価+アドバイザーの見学した時の評価になります。
ランキング第1位:LITALICOワークス

LITALICOワークスは精神・発達・知的・身体・難病の障害者を対象とした全国70ヵ所の事業所がある就労移行支援です。
アドバイザーのおすすめ度:5.5
LITALICOワークス基本情報
事業所名 | LITALICOワークス |
---|---|
公式サイト | https://works.litalico.jp/ |
対象の障害 | 精神・発達・知的・身体・難病 |
対象地域と事業所数 | 全国70ヶ所以上 |
利用料金 | ほとんどの人が0円~9,300円 |
利用期間 | 原則2年間(12ヶ月延長要相談) |
就職率・就職者数 | 就職率:非公開 就職者数:1384名(2018年度) |
定着率 | 88.0% |
利用者の障害の傾向 | 精神・発達 |
利用者全体の傾向 | 非公開 |
交通費 | 無 |
ランチ | 無 |
LITALICOワークスをおすすめする理由
今では、就労移行支援の中で最大手となったLITALICOワークスは、最も多くの障害者のサポート実績があります。
その実績は常に障害者の就労について追求するLITALICOワークスの姿勢と、それを支える支援員の質の高さがあるからこそ出来るのです。
一般型の就労移行支援であれば全国で利用の出来るLITALICOワークスがおすすめです。
なるべく早く、しっかり長く就労できるようになり卒業したい人。
他社と比べてみてください。
ランキング同率1位:ミラトレ

ミラトレはdodaチャレンジと同じパーソルグループです。
首都圏・関西圏に事業所があります。

ミラトレ基本情報
事業所名 | ミラトレ |
---|---|
公式サイト | https://mirai-training.jp/ |
対象の障害 | 精神 発達 知的 身体 難病(川口だけ発達専門) |
対象地域 | 東京3・神奈川3・千葉1・埼玉3・大阪1・兵庫1 |
利用料金 | ほとんどの人が0円~9,300円 |
利用期間 | 原則2年間(12ヶ月延長要相談) |
就職率 | 平均98% |
定着率 | 平均80% |
利用者の障害の傾向 | 1位:統合失調症24%/同率1位:発達障害24%/3位:うつ病23% |
利用者全体の傾向 | 男性:20代~40代 女性:20代と40代 |
交通費 | 無 |
ランチ | 無 |
ミラトレをおすすめする理由
利用者は若い方が多く活気があります。
事業所内は白をベースに落ち着いた雰囲気です。そして、ここの魅力は就職率98%と定着率80%にあります。
障害者の転職エージェントから企業のコンサルまでカバーするパーソルチャレンジのグループだからこそ出せる成果だと感じます。
ランキング3位:ココルポート

ココルポートは全ての障害者が対象の就労移行支援です。
事業所は首都圏を中心に集中していて44か所にあります。

eラーニング50種以上
交通費(上限1万円)
ランチサービス(事業所による)
ココルポート基本情報
事業所名 | ココルポート |
---|---|
公式サイト | https://www.cocorport.co.jp/ |
対象の障害 | 精神 発達 知的 身体 難病 |
対象地域 | 東京10・神奈川15・千葉8・埼玉11・福岡1 |
利用料金 | ほとんどの人が0円~9,300円 |
利用期間 | 原則2年間(12ヶ月延長要相談) |
就職率 | 就職率は非公開 就職者毎月15~16人 |
定着率 | 平均85.4% |
利用者の障害の傾向 | 精神障害:63.9%/知的障害14.4%/身体障害:6.5% /その他15.9% |
利用者全体の傾向 | 20代:33.3%/30代:27.1%/40代:27.5%/50代:10.0% |
交通費 | 有(上限1万円/月) |
ランチ | 有(事業所による) |
ココルポートをおすすめする理由
アドバイザーからのコメント首都圏にお住まいの人に強くおすすめするのがココルポートです。
理由は、社会に出ようとしている人や働きたいと思っている人の最初の難関は毎日の通所です。
最終的には毎日決まった時間に通所出来るようにするのが目標ですが、最初は週1日でも辛い人もいます。
そんな時、事業所が通所しにくい場所や遠かったりすると、そこでくじけてしまいます。
でも、ココルポートであれば首都圏に細かく点在するので、自分の住まいの近所に事業所がある可能性が高いです。
なので、通所しやすいココルポートは首都圏で就労移行支援を考えている人に強くおすすめします。
4位:ジョブトレIT・Web

ジョブトレIT・Webはアットジーピーと同じゼネラルパートナーズが運営しています。
事業所は首都圏のみで渋谷と秋葉原にあります。

パソコン1人1台
adobeCCが無料
デジタルハリウッドのビデオ講座321,580円が無料
ジョブトレIT・Web基本情報
事業所名 | ジョブトレIT・Web |
---|---|
公式サイト | https://www.atgp.jp/training_it/ |
対象の障害 | 精神・発達・知的・身体・難病 注意:バリアフリーではありません。ビデオ講座が中心です。 |
対象地域 | 東京2(渋谷・秋葉原) |
利用条件 | 週4日以上10:00-16:00通所出来る人 |
利用料金 | ほとんどの人が0円~9,300円 |
利用期間 | 原則2年間(12ヶ月延長要相談) |
就職率 | 設立が新しく不明 |
定着率 | 設立が新しく不明 |
利用者の障害の傾向 | 精神・発達が多いよう |
利用者全体の傾向 | 20代~30代 |
交通費 | 無 |
ランチ | 無 |
ジョブトレをおすすめする理由
IT・Webのスキルを学ぶ事を通した就労移行支援です。
ここに通所してwebスキルで就職できる訳ではありません。間違えないように。
それを理解している人で、週4日以上10:00-16:00通所が出来るwebスキルに興味がある人であればおすすめです。
5位:ウェルビー

ウェルビーは精神・発達・知的・身体・難病の障害者を対象とした全国71の事業所がある就労移行支援です。

ウェルビー基本情報
事業所名 | ウェルビー |
---|---|
公式サイト | https://www.welbe.co.jp/ |
対象の障害 | 精神・発達・知的・身体・難病 |
対象地域と事業所数 | 全国71ヶ所 |
利用料金 | ほとんどの人が0円~9,300円 |
利用期間 | 原則2年間(12ヶ月延長要相談) |
就職率 | 非公開 |
定着率 | 87.2% |
利用者の障害の傾向 | 統合失調症・発達・うつ |
利用者全体の傾向 | 非公開 |
交通費 | 無 |
ランチ | 有 |
ウェルビーをおすすめする理由
アドバイザーからのコメント全国に71ヶ所の事業所が有り、利用者も多いので沢山の実績データとノウハウが有り、それを元にカリキュラムが進化しています。
このような大手の事業社は、誰もが利用しやすい平均的なカリキュラムがあるので、他の就労移行支援と比べるのに最適です。
気になる就労移行支援があって近くにウェルビーがある場合は見学をして比較することをおすすめします。
6位:Neuro Dive

Neuro Diveは、パーソルチャレンジの就労移行支援です。
dodaチャレンジ・ミラトレと同じパーソルグループです。

アドバイザーの専門おすすめ度:3.5
Neuro Dive基本情報
事業所名 | Neuro Dive |
---|---|
公式サイト | https://challenge.persol-group.co.jp/datascience/ |
対象の障害 | 精神・発達・難病 |
対象地域 | 東京1(秋葉原) |
利用料金 | ほとんどの人が0円~9,300円 |
利用期間 | 原則2年間(12ヶ月延長要相談) |
就職率 | 98% |
定着率 | 80% |
利用者の障害の傾向 | 精神・発達・難病のみ |
利用者全体の傾向 | 20代~30代 |
交通費 | 無 |
ランチ | 無 |
Neuro Diveをおすすめする理由
アドバイザーからのコメントITの最先端技術をビジネススキルをベースとした就労移行支援です。ここの利用は、知的と身体障害者は利用出来ません。
Neuro Diveのカリキュアラムを確認しましたが、スキルがゼロから始めることも可能ですが就職までには繋がらないでしょう。
ITについてある程度スキルや下地がある第2新卒や元ITエンジニア等であれば可能性はあります。
ですが、運営がdodaチャレンジやミラトレと同じパーソルチャレンジなので、売り込む企業を熟知しているので就職率は高いです。
7位:リンクビー

リンクビーはアットジーピーと同じゼネラルパートナーズが運営しています。
事業所は首都圏と関西圏にあります。

リンクビー基本情報
事業所名 | リンクビー |
---|---|
公式サイト | http://www.linkbe.jp/ |
対象の障害 | 発達専門 |
対象地域 | 東京2(大手町・秋葉原)大阪1(梅田) |
利用料金 | ほとんどの人が0円~9,300円 |
利用期間 | 原則2年間(12ヶ月延長要相談) |
就職率 | 非公開 |
定着率 | 非公開 |
利用者の障害の傾向 | 発達障害専門 |
利用者全体の傾向 | 20代~40代 |
交通費 | 無 |
ランチ | 無 |
リンクビーをおすすめする理由
理由は、障害には障害事に特性があり、サポートも変わります。
多くの障害者をサポートすると広く浅くになりがちですが、発達障害専門に特化することで、一番寄り添ったサポートが可能になり、障害がある当事者にとって最善のサポートを受けることが出来るからです。
8位:Kaien

Kaienは、首都圏と関西圏で発達障害専門に特化した就労移行支援です。

事業所名 | Kaien |
---|---|
公式サイト | https://www.kaien-lab.com/ |
対象の障害 | 発達専門 |
対象地域 | 首都圏5・関西圏1 |
利用料金 | ほとんどの人が0円~9,300円 |
利用期間 | 原則2年間(12ヶ月延長要相談) |
就職率 | 非公開 |
定着率 | 非公開 |
利用者の障害の傾向 | 発達障害専門 |
利用者全体の傾向 | 20代~40代 |
交通費 | 無 |
ランチ | 無 |
Kaienをおすすめする理由
障害特性を考えた専門特化だからこそ出来るサポートがあります。
また、学生で社会に出る前の準備として特化しているガクプロも運営しているので学生にもおすすめする就労支援です。
9位:シゴトライ

シゴトライはアットジーピーと同じゼネラルパートナーズが運営しています。
事業所は首都圏と関西圏になります。

アドバイザーのおすすめ度:3.5
シゴトライ基本情報
事業所名 | シゴトライ |
---|---|
公式サイト | http://www.45try.jp/ |
対象の障害 | うつ症状専門 |
対象地域 | 首都圏1・関西圏1 |
利用料金 | ほとんどの人が0円~9,300円 |
利用期間 | 原則2年間(12ヶ月延長要相談) |
就職率 | 非公開 |
定着率 | 90% |
利用者の障害の傾向 | うつ症状専門 |
利用者全体の傾向 | 30代 |
交通費 | 無 |
ランチ | 無 |
シゴトライをおすすめする理由
アドバイザーからのコメント定着率90%は高いです。就職率は公表されていませんが、利用者の年齢は30代が75%とデータがあり、そこから推測すると一度社会に出た経験がある人で働きたい人が多いので、就職意欲が高く就職率も高いと予測します。
カリキュラムは、うつ症状の特性に合わせて「長く働く」をテーマに徹底的にサポートになっているので、うつ症状で悩んでいる人で働きたい人に是非おすすめする就労移行支援です。
10位:リドアーズ

リドアーズはアットジーピーと同じゼネラルパートナーズが運営しています。
事業所は首都圏のみにあります。

リドアーズ基本情報
事業所名 | リドアーズ |
---|---|
公式サイト | http://www.redoors.jp/ |
対象の障害 | 統合失調症専門 |
対象地域 | 首都圏1 |
利用料金 | ほとんどの人が0円~9,300円 |
利用期間 | 原則2年間(12ヶ月延長要相談) |
就職率 | 非公開 |
定着率 | 93% |
利用者の障害の傾向 | 統合失調症専門 |
利用者全体の傾向 | 非公開 |
交通費 | 無 |
ランチ | 無 |
リドアーズをおすすめする理由
アドバイザーからのコメント統合失調症の人が通所出来る就労移行支援はたくさんありますが、専門に特化しているのは国内でリドアーズだけです。
事業所がお茶の水なので限られた人しか通所出来ませんが、通所可能であれば専門特化したサポートはおすすめします。
また、遠方の方でも、自宅に近い就労移行支援と国内唯一のサポート内容を比較するのに見学をすることをおすすめします。
無料自己診断
就労移行支援を利用する前に、おすすめするのが自己診断です。
通所が始まると、自分の障害特性と向き合う為に自分の取説を作ります。
まず、その前に自分の強みを知っておくと良いですよ。
本来は、転職用に開発された無料診断ですが、利用してしまいましょう。
ちょっとした気分転換にやってみるのも面白いです。
とはいえ、リクルートで開発した本格的な診断で18種類の中から5つの強みが解説付きで出て、結構良く出来ていると思います。

私も試しましたが、診断された5つの強みに「なるほど」とうなずける所がありました。
利用には、メールアドレスが必要ですが、フリーので大丈夫です。
就労移行支援Q&A

当サイトで調べた良くある質問をまとめました。
- 就労移行支援を利用すると必ず就職できますか
- 約束はできませんが、多くの先輩方は一般企業に就職が出来ています。
- 週1-2日からの利用は出来ますか
- 半日から利用出来る就労移行支援もありますが、事業所事にカリキュラムがあるのでそれぞれ確認が必要です。
- 見学にお金はかかりますか
- 一切かかりません。交通費は出ませんが見学自体は全て無料です。
- 就労移行支援の利用料金はいくらですか
- 殆どの人が0円ー9,300円/月で利用が出来ます。
- 昼食はどうなりますか
- 就労移行支援・自治体事で変わるので確認が必要です。
利用をする事業所とお住まいの自治体に確認してください。
- 工賃は出ますか
- 就労移行支援なので工賃は出ません。
- 通院していても利用は可能ですか
- 大丈夫です。多くの人が定期通院をしています。
- 定着支援はいつまでありますか。
- 就労移行支援で6ヶ月と定着支援で最長3年あります。両方を利用して頂くことで最長3年6ケ月の利用が可能です。
- 事業所を見学したら、必ず利用しないといけませんか
- いいえ、一生に一度2年しか利用出来ないので、多くの事業所を見学して一番自分に合っている所を選んでください。
【おすすめ10選】就労移行支援まとめ
如何でしたでしょうか。
現役の採用担当で当メディアのアドバイザー達による、おすすめする就労移行支援は伝わりましたか。
ここからは、アドバイザーから利用する就労移行支援を決める際のポイントとヒントです。
そして最後に、私のおすすめを紹介します。

今回、就労移行支援10社を紹介しながら感じたことです。
今、日本国内には3471ヶ所の事業所があります。更に増え続けています。
それに伴い運営する企業も増えて利用者の獲得に向けて色々な特色を出しています。
就労移行支援が始まった頃は、一般型の障害者であれば誰でも利用が出来るタイプが殆どでしたが、最近では障害ごとに専門の就労移行支援が出きたり、カリキュラムが特化したりしています。
それには、それぞれメリット・デメリットがあります。
一般型就労移行支援
- ミラトレ
- ココルポート
- LITALICOワークス
- ウェルビー
一般型のデメリットサポートが幅広くなり浅く広くになりやすく、結果1人ひとりに行き届かないサポートになりがち
障害特化型就労移行支援
- リンクビー
- シゴトレ
- リドアーズ
- Kaien
障害に専門特化したデメリット事業所の数が少なく通所しにくい
卒業後、他の障害のある人と一緒に仕事をする可能性があるが慣れていない
スキル特化型就労移行支援
- ジョブトレIT・Web
- Neuro Dive
カリキュラムに特化したデメリットカリキュラムの内容に沿った就職が出来る人ばかりでは無い
重い障害や障害内容によって通所が制限される
このような事が考えられます。

また、一般就労を考えたとき一番就職率が高いのは、就労移行支援とエージェントが同じ運営の傾向があります。
・Neuro Dive
・シゴトレ
・リドアーズ
・ジョブトレIT・Web
エージェントは障害への理解がある企業の情報を沢山持っているので、その情報を使って事業所見学に誘えるからです。
アドバイザーからのおすすめ
20代前半で社会人になってから障害者になった人に向いています。
その中でも、社会人経験があり、離職前の仕事がIT関係の20代~30代の人に向いています。

私が首都圏・関西圏で通所するのなら、ここに行きます。
ミラトレ
理由があります。
スキル特化型は敷居が高すぎて誰でもと言うわけには行きません。
障害特化型は、事業所に通所している時は同じ障害特性の人達と、それを理解しているスタッフとの交流だけなので良いですが、就職後は他の障害がある人との交流もあります。
そこから、他の人の障害特性を知ったり慣れていったりでは遅いです。事業所を利用している時は良いのですが就職となるとそう簡単ではありません。出来たとしても、定着しにくいでしょう。
では、就職にはどの就労移行支援を利用するのが良いのでしょうか。
それは、まず『一般型』で色々な障害者がいる環境です。
その次に、事業所見学からの就職率を考えると『運営がエージェントと同じ所』が良いです。
就職に最も適している条件
- 一般型の就労移行支援
- 転職エージェントと就労移行支援の運営が同じ会社
一般型 | エリア | エージェント |
---|---|---|
ミラトレ | 首都圏/関西圏 | dodaチャレンジ |
ココルポート | 首都圏/福岡 | 無 |
ウェルビー | 全国 | 無 |
LITALICO | 全国 | 無 |
そうして絞っていくと、関東・関西で一般型は4社のみ、その中で就労移行支援とエージェントの運営が同じなのは、ミラトレだけです。
首都圏・関西圏でおすすめする就労移行支援はミラトレ一択です。

最後に、どこを見学するのが良いか迷ったらLITALICOワークスを見学しておきましょう。
理由は、全国に70ヶ所以上の事業所があるので見学がどの地域でもしやすいのと、色々な障害や難病のある人が沢山利用をしている事業所で昨年度だけでも1,287名の就職した人がいるからです。
他の事業所を検討している人でも、実績のあるLITALICOワークスを見学しておく事をおすすめします。