などと、相談を受ける事があります。
基本、聞いてはいけないことはありません。
どちらかというと、面接官は何でも聞いてほしいと思っています。
それは、何を聞きたいのか、不安な事は何なのか、必要な配慮は何だろうなど、面接官の方が知りたいことがたくさんあるからです。
でも、本当は聞いてはいけない質問もあります。
と、言う事で今回は現役面接官が今までの数ある面接の中で、これはいい質問だと思った逆質問と聞いてはいけない逆質問を集めてみました。
-ここでわかること-
- 面接成功へ効果のある逆質問と聞いてはいけない逆質問
解説は、わたくし現役面接官で当メディアのアドバイザーKが致します。
最後の逆質問は、面接で一番のアピールタイム
面接の最後に私は必ず「最後に何か質問はありますか?」と聞くようにしています。
それは、単に解らないところがあったら説明しようという気持ちと、どんなアピールをしてくるのだろうかという2つの気持ちからです。
面接の短い時間の中で、逆質問は障害者にとって最高で最後のアピールを自由にできる時間です。
そのチャンスをどのように使ってくるのかが、私の採用の決め手のひとつになります。
逆質問の時間があれば最大限に利用しましょう。
逆質問の効果は一歩間違えば奈落の底に。。
私の場合ですが、いくらパフォーマンスが良くても、覇気のない返事や、やる気を感じられない返答をする人より、やる気が感じられる質問が来たり、働く姿が思い描けるような質問をする人の方が何倍も採用をしたくなります。
確かに、学歴やキャリアも大事ですが、ある程度のパフォーマンスがあれば、明るくコミュニケーション能力が高い人を選びます。
なので、逆質問は一つ間違えば、自分の首を絞める事になります。
逆質問として評価されない質問は絶対に避けるべきです
逆質問はせっかくのアピールタイムです。
面接中、伝えきれなかった思いを逆質問に込めましょう。
障害者の面接で使える逆質問集
それでは、ここからはいいよいよ逆質問を解説しながら紹介していきます。
最初は、聞いてはいけない逆質問です。
聞いてはいけない逆質問集
面接官が説明した事と同じこと | 聞いていないことにがっかり |
---|---|
企業理念や会社概要など調べればわかるようなこと | 調べればわかるのに、何もうちの会社に興味がないな |
製造している主製品やサービスなどについて | 何をしに来るんだ |
障害がありますが仕事をするのに大丈夫でしょうか | それをこっちがききたいよ |
前の会社は○○でしたが、御社でも○○は出来ますか | 前の会社が良ければ転職しなければいいよ |
「おぬし・・・できるな]と思わせる逆質問集
次は、評価があがる逆質問です。
もし採用して頂けましたら最短でいつから働かせて頂けますか | 入社希望が強いようだ |
---|---|
配属先で必要なスキルは何が必要でしょうか | 即戦力としてやる気を感じられる |
入社前までに学んでおくことがあれば、教えてください | 現状維持ではなく、前向きな思考力 |
配属先には、障がいを持っている社員はいますか。また、その場合必要な配慮があればお教えいただけますか | コミュニケーション力も高そうだ |
一緒に仕事をする方達に私の障害の説明をさせていただけますか | 障害について自分で理解をしていて安心して採用が出来そうだ |
逆質問が終わったら
逆質問も終わりになったら、
「以上でわたしがお聞きしたいことは全てです。ありがとうございました。」
といって、きっちりと逆質問を閉めましょう。
質問がなくなったからと言って、黙っているとせかっくうまく行った逆質問も面接官への印象が悪くなってしまいます。
もし、逆質問が無い場合
面接官の説明が細かく行き届いていて、特に聞きたいことがない場合は、無理に質問をする必要はありません。
その場合は、
「十分にご説明頂きましたので、私からの質問はありません。」
と、はっきり伝えましょう。
これはこれで好印象になります。
注意まず少ないケースですが、わざと説明を減らして質問があるか試す面接官もいます。この場合は、上で説明したような質問はありませんとしてしまうと、アウトです。
質問するのに勇気がいる人もいると思いますが、説明が少ないと感じたり、聞きたいことがある場合は、勇気を振り絞って質問をしてみましょう。
まとめ
如何でしたでしょうか、今回は逆質問について解説しました。
逆質問は、内容によって効果が大きく期待できます。
正しい、逆質問で面接官に「おぬし・・・できるな」と思わせてしまえば採用決定でしょう。
-ここだいじ-
- やる気のないような、逆質問はしない
- 入社後のイメージが湧くような逆質問をする
- 逆質問がおわる時は、しっかりしめる。
最後にアドバイザーからひとこと
逆質問でも聞きにくい事があります。
多くの人がそうだと思いますが、給与の事、昇給の事、ボーナスの事、有休の事など、これらは聞きにくい内容だと察します。
では、うまく言い変えて逆質問にすれば良いかというと、そうでもありません。
面接官は、直ぐに察します。
求人に応募する時の採用条件を見ていないのか?
となってしまう事が多いです。
なので、その場で言い変えてでも聞くのは止めておきましょう。
せっかくの評価が下がってしまう可能性もあります。
でも、やっぱり気になりますよね。
その場合は、エージェントを利用している場合だけ知る事が出来ます。
エージェントが条件の確認と称して問い合わせてくれます。
また、内定後に条件の交渉もしてくれます。
模擬面接で逆質問の練習もできるので、エージェントから応募する方が障害者にとって有利です。
就職や転職を検討している人は、全ての面から考慮してエージェントの利用をおすすめします。
当メディアは、障害のある人の就職や転職を応援します。