
体幹機能障害の人が働くとは、大変なことです。
でも、私の友人の体幹機能障害1級、2級、3級の人は満足した環境で仕事をしています。
リハビリ中でも活躍は出来ます。
もちろん障害年金を受給しながらです。
そこで、体幹機能障害の人で中々仕事が決まらないとか、仕事をしたいけど出来る仕事が無いと言う方の仕事の探し方を解説します。

解説は、障害者であり現役の採用担当で、このメディアのアドバイザーでもある私がします。
体幹機能障害の人が仕事が無い理由
私は、3つの企業で障害者の採用担当をして来てました。
今まで、体幹機能障害のある人も採用をしてきました。
しかし、中には凄く良い人だけど採用まで行けなかった人もいます。
それは、本人に何か問題があったわけでは無く、採用して受け入れる我々の問題でした。
その問題とは、3つ有ります。
- 障害を理解する環境が整っていない
- コスト面
- 合理的配慮が出来ない
他にも細かい事はありますが、大きくはこの3つが原因になっています。
その問題点を簡単に解説します。
1.障害を理解する環境が整っていない
これは、社員教育です。
ダイバーシティー(多様性)の考え方として、社員教育を進めるべきなのですが追いついていません。
また、採用するひとり一人の障害特性について理解をするべきなのですが、それを教えられる人も機会も設けていませんでした。
2.コスト面
体幹機能障害の人を受け入れるために必用なコストを確保できません。
例えば、歩行困難で車通勤が必用な人の駐車場の確保やオストメイト等の多機能トイレの設置、入退室のIDカードのセンサーの高さ等、手を加える必用がある場合があります。
ですが、採用する部門のコストは使いたくないという事と、コストは社全体で持つべきと言う意見が多数で、コストの確保が難しいと言うこともあります。
もちろん設備に掛かる費用の助成金制度もあるのですが、申請手続きが困難で専門に関われる人財がいないと言う事もあります。
3.合理的配慮が出来ない
上で解説した1と2が出来ないので、結果ひとり一人に合っている合理的配慮が出来ません。
これでは、採用したとしても満足度は低く長く働いてい貰えることは出来ません。
体幹機能障害の仕事に関わる負のスパイラル
体幹機能障害の人だけに言えることでは無く、全ての障害のある人に言えますが『自分の障害の等級や症状に対して適切な合理的配慮が取れる企業を選ぶのが一番』です。
それでないと、負のスパイラルに入ってしまうこともあります。
-負のスパイラル-
満足度が低い企業に入社➡退職➡また転職活動➡転職回数が多いと就職が難しくなっていく➡合理的配慮が出来ない企業へ不本意な就職➡満足度が低い
では、どのように仕事を探せば良いのでしょうか。
それを、次の章で解説します。
体幹機能障害の人の仕事の探し方
この前で、『自分の障害の等級や症状に対して適切な合理的配慮が取れる企業を選ぶのが一番』と解説しましたが、それが解れば苦労がしませんよね。
でも、解る方法が1つだけあります。
それは、プロに任せることです。
どうしてプロを利用するのが良いのか
プロとは、エージェントのことです。
このエージェントを利用するのが良い理由は、企業と障害者のマッチングが出来るからです。
わかりやすく解説します。
エージェントは、企業から有料で人事の仕事を受託します。
それは、採用の母集団形成です。
母集団形成とは、企業の採用条件に合う人を集めることです。
なので、多くの人を集めて企業に紹介をしていくのが仕事ですが誰でも良いわけではなく、条件に合っている必要があります。
その為には、企業ごとに違う採用条件を熟知していないと成立しません。
なので、あなたを含むひとり一人の希望する条件を聞いて、それにマッチする企業を提案が出来るので、満足の高い就職や転職が可能なのです。
更に、エージェントは企業と太いパイプがあり、多少条件が違う場合でも交渉をエージェントが行ってくれます。
この結果、体幹機能障害の人が希望する条件で仕事を探すのは、プロであるエージェントを利用するのが良いのです。
プロの出来ること
プロである転職エージェントは基本無料登録からエントリーをするだけで利用が出来ます。
あなたが一人でやることは、それぐらいで後はフォローやサポートが入社してまでも続きます。
-転職エージェントのサービス内容-
- 履歴書と職務経歴書
書類選考が通過しやすいように添削をして修正を繰り返し完成させます。 - 推薦状作成
エージェントが応募書類と一緒に送る推薦状を作成します。 - 企業へ応募
転職エージェントが代行
(エージェント経由というだけで、変な候補者の紹介はしてこないという先入観のメリットがあります。) - 面接の日程調整
エージェントが代行 - 面接対策
エージェントが模擬を実施
入退室から服装、挨拶、質問お受け応えなどを企業ごとのデータをもとに模擬を実施します。
(エージェントは企業に紹介した人から、後日詳しくヒアリングを行い、面接時のデータを集めて採用されやすい様に研究をしています。) - 面接
面接後のフォロー
直ぐに面接官に直接電話で様子を伺いながら最後のフォローで猛プッシュします。
(エージェントは、候補者に面接を受けた直後に連絡をカウンセラーにするように指示をします。) - 適性検査
適性検査の日程調整と対策
適性検査の種類(spi、玉手箱など)も解るので、事前に対策ができる場合が多いです。 - 内定
採用条件の交渉
エージェントが交渉します。面接では伝え難かった時短勤務や時差出勤、車通勤など色々な条件や障害への配慮などの交渉をしてくれます。 - 無事入社
これで、終わりではありません。
入社後の定着をしっかりと見届けます。 - 定着支援
カウンセラーが定期的に面談やメールでフォロー
何か、問題がある場合は、即対応して一番良い方法で解決まで導きます。
プロを利用する時のポイント
プロを利用すると、あなたに合っている条件の仕事を探せる事が解ったと思いますが、利用する時のポイントがあります。
6つのポイント
- 利用している(しようと思っている)全ての転職エージェントを伝える
- 嘘はつかない
- 約束は守る
- 積極的に転職活動をする
- キャリアアドバイザーが合わない場合は変える
- 面接後の連絡をする
それでは、ポイントの解説をしていきます。
利用している(しようと思っている)全ての転職エージェントを伝える
最初のポイントは、3つでも4つでも利用している転職エージェントは全て伝えましょう。
キャリアアドバイザーは、自分で紹介をしたいので、一生懸命になってくれます。
複数利用していると嫌がられるとか、紹介量が減るの等の心配はいりません。
いくつ利用しても、はっきり伝えてください。
嘘はつかない
学歴や職歴、転職回数、スキルなどの嘘は、絶対にダメです。
理由は、正確なカウンセリングが出来なくて、間違ったアドバイスに繋がり、それが転職につながらない原因になるからです。
言いにくい事は言わなくても良いですが、嘘はダメです。
約束は守る
連絡を約束した日に連絡しないとか、無断でカウンセリングの時間をすっぽかしたりしては絶対にダメです。
アドバイザーに信頼されなくなると、企業に紹介をされなくなります。
積極的に転職活動をする
毎日とは言いませんが、10日に一度くらいはアドバイザーに連絡しましょう。
アドバイザーは、忘れているわけではありませんが、他にも仕事があります。
転職したい!というプレッシャーを掛けて行きましょう。
あまりに放置して楽観していると忘れられます。
キャリアアドバイザーが合わない場合は変える
キャリアアドバイザーも人なので、中には自分と合わない場合もあります。
そう言う場合は、我慢しないで早く変わって貰うようにしましょう。
合わないまま続けても、良い結果にはなりません。
気にすることはありません。
キャリアアドバイザーは、交代がある事も自分たちで良く理解しています。
それが原因で、気まずくなったり転職エージェントを利用しにくくなることはありません。
交代する方法は、エージェントのwebサイトの問い合わせから連絡を入れるだけで、すぐに交代できます。
メールの内容は、交代の意思が伝われば良いので、簡単な内容で充分です。
現在、カウンセリングを受けている○○(名前)と申します。
本日、ご連絡させて頂いたのは、他のカウンセラーのアドバイス希望です。
転職の早期成功のために、多くの方のアドバイスを受けたいと考えております。
是非ともご協力頂けますでしょうか。
勝手なお願いでありますが、どうぞよろしくお願いいたします。
○○(名前)
こんな感じです。
良かったら、コピペして必要に応じてお使いください。
面接後の連絡をする
これは、凄く大事です。
出来れば、面接会場になったオフィスを出て5分以内に連絡しましょう。
理由は、キャリアアドバイザーが企業の面接担当に電話で連絡を入れてくれます。
これが、重要で面接官は面接後に評価表を作成しています。
中には、採用か不採用か凄く悩む場合もあります。
そんな時、キャリアアドバイザーから電話が掛かってきて、フォローが入れば転職に転がることが多いのです。

実際にこの記事を書いている私は、現役の面接官ですが、このフォロー電話で採用にしたことは何度もあります。
1人の生活、将来が掛かっています。
いい加減には出来ないんですよね。
プロでも全てが一緒では無い
プロとして活躍するエージェントは数多くありますが、どのプロを利用しても同じかというとそれはありません。
どうしてかと言うと、得意な業種や職種の他、関東や関西など地域によっても利用するべきプロが違うからです。
基本的な合理的配慮が出来る企業の提案が出来る事を前提に、その他に大きく3つにプロを別けることが出来ます。
- 正社員案件など、高収入、キャリアアップに強い
- 障害への配慮と仕事が両立できるバランスが良い
- 地方の求人に強い
次では、この3つの解説とそれに合っているプロを解説します。
1.正社員案件など、高収入、キャリアアップに強い提案が出来るプロ
スキルやキャリア重視でバリバリ仕事をしたい人に向いています。
キャリアに合っている高収入が見込まれる正社員の案件が多いです。
障害が安定している人にはおすすめですが、負担が掛かることに懸念がある人には向いていません。
-向いている人-
障害者としての転職が2回目以降で、障害が安定している人
おすすめのプロはランスタッド
ランスタッド株式会社
ランスタッドカブシキガイシャ
https://www.randstad.co.jp/
設立:1980年8月〒102-8578 東京都千代田区紀尾井町4-1 ニューオータニガーデンコート21F
対応エリア:全国 93拠点、代表取締役会長兼CEO カイエタン・スローニナ、資本金:1億円
ランスタッドは、総合人材サービスをする外資系のグローバル企業で世界No.2です。
日本国内では1980年からサービスを開始している老舗です。
人材サービスは、「障害者・一般」と別けていますが、それはひとり一人に合う配慮を行うためで、仕事で差をつけている訳ではありません。
なので、一般の求人と同じでスキルやキャリアを考えた職種の求人が多いです。
大手企業や年収アップの特集もあるので確認してみて下さい。
ランスタッド公式サイト
https://www.randstad.co.jp/
2.障害への配慮と仕事が両立できるバランスが良い提案が出来るプロ
障害への配慮が有る環境で、仕事と治療や通院との両立が出来ます。
安定した企業で、無理なく長く安心して働きたい人に向いています。
-向いている人-
障害者として初めての転職や働く事に不安や心配がある人で、安心したサポートが必用な人
おすすめのプロはdodaチャレンジ
dodaチャレンジ
ドゥーダチャレンジ
https://doda.jp/challenge/
〒108-0014 東京都港区芝5-33-1森永プラザビル本館19階 パーソルダイバース株式会社
対応エリア:全国、代表者名:井上 雅博、従業員数:521名、資本金:4,500万円
dodaチャレンジは、TVCMでお馴染みのテンプスタッフやdodaと同じパーソルグループの特例子会社です。
自社で300人以上の障害者を雇用しているノウハウから、障害者が働きやすい仕事と障害が両立できる環境を熟知しているので、ひとり一人にぴったり合った配慮が出来る企業を提案出来ます。
障害者になって間もない人や 初めての転職で不安な人も安心して相談が出来るプロです。
また、パーソルグループの強みである(国内:41社 海外:95社)の企業データから、あなたにぴったりの提案が可能です。
dodaチャレンジ公式サイト
https://doda.jp/challenge/
3.地方の求人に強い提案が出来るプロ
地方は、障害者の求人は少なくなりますが、その中でも自分の条件に合う仕事を見つけることが出来ます。
地方に住んでいる人だけで無く、IターンやUターン希望の人に、も向いています。
-向いている人-
地方の仕事を探す全ての人
おすすめのプロはアットジーピー
アットジーピー
アットジーピー
https://www.atgp.jp/
〒104-0031 東京都中央区京橋2-4-12 京橋第一生命ビル3F 株式会社ゼネラルパートナーズ
対応エリア:全国 代表取締役社長:進藤 均
アットジーピーは、業界では老舗的存在で障害者専門のプロです。
特に、障害者の求人が少ないと言われる地方の案件が豊富で充実しています。
また、障害者専門だけにカウンセラーの質が高く、首都圏関西圏だけで無く地方での仕事探しには外せません。
昨今、IターンやUターンが増えています。
地方の質の高い求人に興味がある人が利用するべきプロです。
アットジーピー公式サイト
https://www.atgp.jp/
プロを利用する流れ
無料登録から、入社までの流れになります。
- STEP1公式から登録利用すべきエージェントの公式サイトから登録をする
この時、一緒に登録をするエージェントも登録を済ませる - STEP2エージェントからの連絡メールか電話で連絡が来るので直ぐに対応をする
- STEP3カウンセリングオンラインか対面でカウンセリングを受ける
- STEP4紹介を受けるあなたにぴったりの企業の紹介を受ける
- STEP5応募書類添削履歴書・職務経歴書などの添削を受ける
- STEP6求人に推薦状と一緒に応募応募書類が整ったら即推薦状と一緒に応募する
- STEP7模擬面接企業面接に向けて模擬面接を受ける
- STEP8企業面接企業の面接を受ける
- STEP9内定無事内定
この時、複数のエージェントで内定がある場合はよく考えて1つ選ぶ - STEP10条件交渉エージェントに条件交渉を任せる
- STEP11入社必要書類を提出して入社
- STEP12定着フォロー入社後、エージェントの定着支援を受ける
体幹機能障害の人の仕事Q&A
当メディアに良く来る相談です。
- プロに相談をすれば必ず仕事が見つかりますか?
- 仕事が見つかるだけでなく、あなたに合った合理的配慮がある仕事を提案出来ます。
- 無料で利用が出来るのは本当ですか?
- はい、ここで紹介しているプロ全てが無料です。
- 利用するのは1社だけで良いですか?
- この記事では「向いている人」を対象に解説をしていますが、当メディアで紹介したエージェントは、どこもプロです。なので、どのプロも色々な提案が可能です。一番良い方法は、3社に登録して一番良い提案を受けることです。
まとめ
如何でしたでしょうか。
体幹機能障害のある人が、自分に合っている環境で仕事をするための探し方を解説してきました。
仕事も職場環境も納得して決めないと満足できません。
満足できない結果は、長く続きません。
就職や転職は、満足の行くプロに任せましょう。
当メディアは、全ての障害がある人の満足の行く結果を応援します。
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