障害者の面接対策マニュアル

現役の障害者雇用の面接官が在籍する当メディアの編集部が監修した面接対策マニュアルです。ご活用ください。
【編集部紹介】障害者の就職と転職ガイド編集部紹介

障害者の面接対策マニュアル

面接の対策として、準備しておくことやマナーなどのポイントを紹介します。

服装と髪型と持ち物

第一印象が大事です。服装や髪型で好印象を与えましょう。また、忘れ物がないように持ち物チェックをして前日までに対策をしましょう。

【障害者の面接準備】服装と髪型と持ち物 >

面接マナー

面接は、受付から始まっています。各チェックポイントを覚えて対策しましょう。

【100倍!知って得する】障害者の面接マナー >

志望動機の作り方

面接の中で最重要ポイントと言っても過言ではありません。でも、しっかり対策をしておけば大丈夫です。

【ここを読めばわかる!】障害者の面接の志望動機の作り方 >

質問と回答例

良くある質問と回答例を集めました。読んで対策をしておきましょう。

【35の質問と回答例】障害者の面接で聞かれること >

逆質問

面接で「何か質問はありますか」と聞かれて慌てないように対策していきましょう。

障害者の面接で「おぬしできるな・・・」と面接官がほくそ笑む逆質問 >

面接の同行

支援員などの付き添い・同行について解説します。

【障害者の面接】同行・付き添いのメリット・デメリット >

採用面接の内容

採用面接の内容は正式に時間は決まっていませんが30分から1時間位で自己紹介から志望動機など色々な事を聞かれます。

私の採用担当の経験で言うと、初めの2-3分で自己所紹介をしてもらい、その後企業側から今回の募集している求人の内容を説明して相違がないか確認をします。その後、志望動機を聞いてから質問に入っていきます。全ての質問が終わってから、最後に聞きたいことがあれば質問(逆質問)を受けて終了です。

これが、採用面接の内容です。

  • 面接内容1
    自己紹介
    高補者:2-3分で長くても5分
  • 面接内容2
    求人の内容を説明
    企業側:5分
  • 面接内容3
    志望動機を言う
    候補者:2-3分
  • 面接内容4
    質問
    企業:15-20分
  • 面接内容5
    逆質問
    候補者:5分

企業によっては、面接の後に続けて適性検査が行われる事もあります。

関連記事
障害者の採用試験で行う適性検査と対策方法 >

障害者雇用枠の採用面接の対策の必要性

障害者雇用枠の採用面接の対策は、通常実際に回数を経験して自分の中でブラッシュアップするしかないのですが、それでは成功するまでに何社も面接を受けることになってしまいます。

私の経験からですが、一度応募して落ちた企業は何度応募書類を送ってもwebサイトからエントリーしてもお祈りメールしか返ってきません。なので、毎回が真剣勝負で2回目は無いと思った方が正解です。書類選考が通って面接まで進んだら一発の真剣勝負です。今回ダメでも次で頑張るは出来ないので対策が必要になります。

お祈りメール(おいのりメール、御祈りメール)とは、日本の就職活動における用語の一つで、企業からの不採用通知の俗称

出典:wikipedia

まず、書類選考が通らないと言う方はこちらの記事を参考にしてみてください。

障害者の書類選考が通過する履歴書の書き方(フォーマットDL)>

障害者雇用枠の面接の注意点

最後に注意点をおさらいしましょう。

-前日-

  • 忘れ物チェックをする
  • 爪や髭が綺麗に整えられている
  • 綺麗な服の用意
  • 靴を磨く
  • 質問と回答例に目を通す
  • 志望動機を作る
  • 逆質問を用意する

以上7つが前日の注意点です。

-当日-

  • 髪が整えられている
  • お化粧が崩れていない
  • 靴が汚れていない
  • 服のシワや汚れの確認
  • 10分前に受け付け
  • 面接は受付から始まっている
  • 面接は社屋を出るまで終わっていない

以上が面接当日の注意点です。

当メディアのアンケートに寄せられた、面接対策をした人としなかった人のコメントを一部紹介します。

【面接対策をした人の声】

N.Tさん
男の人
学生の時の就活以来で、障害者として初めての転職なので、どのような面接が行われるのか、何を聞かれるのか解らないことばかりで不安でした。結果として無事に入社できましたが、対策をして無かったらやばかったと思います。特に質問の受け答えですが、少しでも見ておいて良かったです。なんとなく頭に入っているので、それなりに話すことが出来ました。あと、話したくない事への受け答えは参考になりました。
S.Aさん
女の人
私は、1回目の転職の面接では5社落ちました。その経験から面接は苦手だという意識が強く、今回2回目の転職も面接が憂鬱でした。でも、事情があり転職は必要なので友人に相談したところ、そんなに悩まなくても対策していけば良いよと言われネットで検索したところ、多くの面接対策があり、とても参考になりました。対策してあると安心感があり落ち着いて面接に望むことが出来ました。結果、1社目で受かりました。対策して良かったです。
M.Kさん
女の人
転職の経験は3回あり、面接も苦手では無いと思っていました。ですが、今回障害者として初めての転職で、いつもと違うので対策が必要だと思い、エージェントの面接対策を利用しました。一般の面接とは違い、質問の内容も障害に関係することなど細かく聞かれることを知り、面接官への伝え方やどこまで説明が必要なのか、話さなくて良いことなどが解り、とても勉強になりました。面接になれていると思って、そのまま面接に行っていたら落ちていたかもしれません。

【面接対策をしなかった人の声】

K.Tさん
男の人
面接は、何度も経験があるので障害者の採用面接も同じだろうと思い、特に対策はしませんでした。そこで、これから面接を受ける方に声を大にして言いたいです。「入社したい会社は、面接対策をした方が受かりやすい!」一般とは内容が違うので対策した方が少しでも受かりやすくなると思います。
S.Uさん
女の人
障害者枠だと思いなめていました。対策しないと面接は受かりません。障害は1人1人違うので、個々に合わせた対策が出来ていないと、面接で無言になってしまったり、上手く回答できなくなります。何を聞かれても良いように事前に対策をしておくことをおすすめします。それでないと、何度も何度も面接を繰り返すことになり、痛い目に遭います。
K.Eさん
女の人
今回は、障害者として2回目の転職でした。前回の転職では、簡単な面接で即採用でしたので、今回もそんな感じかなと思い特に対策はしないで面接に臨みました。結果は、4社敗退でした。5社目でこれでは「いかん」と思い仕事を紹介する会社の模擬面接を受けました。そこで対策をしたおかげでやっと受かりました。そこで、今回と前回の違いを考えました。明らかに今回の面接は質問の内容も変わり、見ているところも細かくなったようです。一つ一つの受け答えや、面接中の挙動や礼儀など細かく見ているようです。障害者枠の面接だからと言って気を緩めていると受かりにくい時代になったのだと思います。

*アンケート2018年9月~2022年2月まで実施

当メディアの面接官のアドバイス

面接は、採用業務の中で一番重要な所です。面接官は会社にとって良い人を採用するために、色々な角度から候補者を見ています。もちろん、人間が面接をするので評価は面接官によって変わります。

でも、それでは公平な面接が出来ません。そこで、利用されるのが評定表です。これがある事で評価する内容が一定になります。逆に言えば、面接で聞かれることが決まっているので対策が出来ます。

でも、通常では面接官の持っている評定表を見ることは出来ません。それでは対策が出来ないですよね。ところが、面接が終わった後、何を聞かれたかデータを取っているところがあります。

それが、転職サイトのエージェントサービスです。彼らは、何年もかけて多くの候補者から各企業の面接で聞かれたことを収集して企業ごとに対策マニュアルを作っています。

なので、面接で落ちてばかりいる人や、初めてで自信が無い人は、エージェントに頼ることで、面接が受かる確率がとても高くなります。

面接対策を、個人でするのは難しいですが、エージェントサービスを利用することでほぼ100%対策は可能です。ただし、既に応募してある求人の面接対策は出来ません。これから新たに探す人や追加で求人を探す人は、是非使ってみてください。

エージェントは当メディアの記事で確認できます。障害別、年代別、地方別などで見ることが出来るので参考にしてください。

【総合案内】7つの障がい者におすすめの転職エージェント&求人サイト >