
ここを読まれている転職を考えている50代の障害者の人に、利用すべきエージェントとサイトを紹介します。
私も、エージェントを利用して転職をしましたが、まず転職サイトから無料登録をして、webサイトで仕事を探してからエージェントに相談をする方法が、転職まですんなりいきました。
転職サイトから登録だけしてエージェントに丸投げでも良いですが、条件は自分で確認した方が良いです。
50代が利用すべき転職エージェントは3つ
障害者の転職エージェントやサイトはたくさんあります。
でも、どれでも良い訳ではありません。
この中から、50代が利用すべき転職エージェンとサイトを紹介します。
https://www.randstad.co.jp/
▶dodaチャレンジ公式サイト
https://doda.jp/
▶アットジーピー公式サイト
https://www.atgp.jp/
利用すべき理由は知らなくて良い、早く仕事を探したいと言う人は、上の【公式サイト】から無料で登録できます。
50代の障害者の労働市場の現実
まず、労働者数の推移を見てください。
身体障害者で見ると50歳以上が51.8%で、半分以上です。
出典:ChallengeLAB(基データ厚生労働省)
これは競争率が高いと言うことを言いたいのではなく、既にこれだけの50代の障害者を企業が採用していると言う事です。
では、精神・発達・知的障害であれば良いかと言うと、そうではなく50代の障害者が働く環境は身体障害者でいっぱいだと言うことです。
つまり、雇用が産まれにくい。採用枠が出来ないと言う事です。
社会も企業も高齢化が進む中で、若返りの為に50代以下を積極採用しているので、50代の転職は難しいのが現実です。
50代が早く転職する為に必要な事
では、50代の求人は無いのかと言うと人事にいる私から言うとそうでもありません。
一部では、まだまだ採用枠はあります。
でも、それ以前に50代の転職で必要な事を伝えます。
50代の人から、このサイトの無料個別相談に相談がありますが、いつも感じていることがあります。
それは、「遅い・のんびり」が目立ちます。
今まで、30年間近く働いてきたので、のんびり転職するのも良いですが、上の表の通り50代の働く環境は定員オーバー気味です。
遅くて、のんびり仕事を探していたら、どこにも転職は出来なくなります。
そこで、50代の障害者が転職をする時に守って欲しいことがあります。
それは、「早く・さっさと動く」です。
雇用保険の受給があるから、取り合えずお金は困らないのでのんびり何てのはダメです。
障害年金や傷病手当も同じです。
雇用保険がある人で、早く転職出来れば残りの雇用保険をまとめてハローワークから貰えます。
雇用保険の残っている日数で貰える金額が変わります。
障害者の場合受給日数が長いので、一度にまとまったお金が入るので「さっさと動く」用にしましょう。

私は、約94万円1回、約118万円を1回受給しています。
50代こそ転職エージェントを利用するべき
早く、さっさと行動に移すのは、ハローワークにでは有りません。
最初に紹介した転職エージェントにです。
効率よく仕事に就くためには、この方法が一番早いです。
この4つがエージェントの利用をお勧めする理由です。
早い
仕事の出来る人は、どの世界でも仕事が早いです。
営業成績も評価も上がるので、さっさとあなたにピッタリの求人を紹介してくれます。
簡単
webの公式サイトから登録して、カウンセリングを受けるだけで、あなたにぴったりの仕事を紹介してくれます。
カウンセリングはリモートでも出来るので簡単です。
確実
エージェントは人材紹介のプロです。
企業からの紹介料を取る為に確実に転職が成功するようにアドバイスとフォローがあります。
採用されやすい
エージェントは、こんなことをします。
- 書類選考が通るように、添削をして完璧に仕上げることが出来ます。
- 面接も模擬面接をして対策をします。
- 候補者が採用されるように、口頭でフォローをします。
- 書類選考が通るように、添削をして完璧に仕上げることが出来ます。
- 面接も模擬面接をして対策をします。
- 候補者が採用されるように、口頭でフォローをします。

応募書類だけで無く、生の声のフォローは本当に利きます。
私は採用担当の立場ですが、このフォローで考えが変わったことが何度かあります。
本当に大切なフォローですが、これが出来るのはエージェントだけです。
ハローワーク、転職サイトだけの利用ではできません。
50代の障害者の働き方を選択
ハローワークでは、50歳以上の求職者に「中高年齢層の障害者が継続雇用に求める配慮」という、にアンケートをとりました。
その内容は以下の5問です。
このアンケートの内容についてどのように思いますか。
その通りと思ったのはどれですか?
アンケート内容
- 自分の能力やスキルを活かせない
- 職場の環境が整っていない
- ノルマを減らしたい
- 仕事内容を軽易なものにしたい
- 勤務時間を減らしたい
出典:ハローワーク
私は、これを2つに別けました。
「中高年齢層の障害者が継続雇用に求める配慮A」
- 自分の能力やスキルを活かせない
- 職場の環境が整っていない
「中高年齢層の障害者が継続雇用に求める配慮B」
- ノルマを減らしたい
- 仕事内容を軽易なものにしたい
- 勤務時間を減らしたい
Aタイプの働き方 | ぴったりな働き方は、合理的配慮がある環境でスキルや経験を活かすバリバリの働き方 |
---|---|
Bタイプの働き方 | ぴったりな働き方は、合理的配慮のある環境で自分の障がいに合わせた優しい働き方 |
A・Bどちらも選んだ人 | 無理しないでBタイプと同じ働き方が向いています |
この希望する働き方がハッキリすると、利用するエージェントを絞ることが出来て、自分に合っている仕事が見つかりやすくなります。
50代が転職するためのエージェントの紹介
障害者の転職エージェントとサイトは数多くありますが、利用するのはどれでも良いと言うわけではありません。
そこで、この前で選んだ働き方に合っているタイプ別にエージェントを紹介します。
ランスタッド
ランスタッドはAタイプにぴったりです。
- 自分の能力やスキルを活かせない
- 職場の環境が整っていない
https://www.randstad.co.jp/
Recommend:5.0
ランスタッドに向いている人
- 正社員へ転職
- キャリアアップで転職
- 高収入へ転職
- 外資への転職
「ランスタッド」は外資系の企業で、世界で活躍するグローバル企業です。
日本では元々は一般の転職サポートだけでしたが、企業で障害者雇用が進み出してから企業の要望に応えるように障害者の紹介も始めました。
なので、障害者枠の紹介だけで無く、障害者が一般枠で正社員として働く案件やキャリアを重視する案件が多くあるのが特徴で、スキルや経験を活かした働き方を考えている障害者にぴったりです。
一般公開されていないクローズ案件が多いので、登録していない人は見られないのが不便ですが、他社では紹介していない企業やハイクラスの求人があるので、是非登録をしておきましょう。
dodaチャレンジ
dodaチャレンジはAタイプにぴったりです。
- 自分の能力やスキルを活かせない
- 職場の環境が整っていない
https://doda.jp/
Recommend:4.5
dodaチャレンジに向いている人
- 始めて障害者として転職
- 配慮ある環境で安定した転職
- スキルやキャリアを考えた転職
- オープンポジションで転職
『dodaチャレンジ』の運営は、パーソルチャレンジでパーソルグループの特例子会社です。
就労移行支援『ミラトレ』の運営もしていて、障害者の雇用と転職サポート両方のノウハウが有るのが特徴です。
カウンセリングは、1人に2人のキャリアアドバイザーがついて、1度に2人から幅広くアドバイスが出来ます。
でも、アドバイスの上手下手は、キャリアアドバイザーの経歴にもよるので、合わないと思ったら早めに交代をお願いしてください。
dodaチャレンジは全国から利用ができて、障害者が『安心、安定』した充実な転職を提案できます。
アットジーピー
アットジーピーはBタイプにぴったりです。
- ノルマを減らしたい
- 仕事内容を軽易なものにしたい
- 勤務時間を減らしたい
https://www.atgp.jp/
Recommend:4.0
アットジーピーに向いている人
- とにかく早く働きたい人
- 障害に配慮のある環境で仕事をしたい
- 資格や学歴、職歴がなく転職が不安な人
『アットジーピー』は、障害者が障害の事に重点を置き、自分にあった働き方をしたい人が向いています。
求人案件数は業界NO.1で、業界のパイオニアと呼ばれているアットジーピーは、障害者用に切り出した職種が豊富です。
キャリアやスキル重視の働き方では無く、配慮が充分にできる環境で無理の無い転職を考えている人は、まず登録をしておくべきです。
50代の障害者にエージェントが出来る事
利用するエージェントが決まったら無料登録をします。
あとは、連絡が来るので対応するだけで、転職に向けて進んで行くの対応をしてください。
-転職エージェントのサービス内容-
- 履歴書と職務経歴書
書類選考が通過しやすいように添削をして修正を繰り返し完成させます。 - 推薦状作成
エージェントが応募書類と一緒に送る推薦状を作成します。 - 企業へ応募
転職エージェントが代行
(エージェント経由というだけで、変な候補者の紹介はしてこないという先入観のメリットがあります。) - 面接の日程調整
エージェントが代行 - 面接対策
エージェントが模擬を実施
入退室から服装、挨拶、質問お受け応えなどを企業ごとのデータをもとに模擬を実施します。
(エージェントは企業に紹介した人から、後日詳しくヒアリングを行い、面接時のデータを集めて採用されやすい様に研究をしています。) - 面接
面接後のフォロー
直ぐに面接官に直接電話で様子を伺いながら最後のフォローで猛プッシュします。
(エージェントは、候補者に面接を受けた直後に連絡をカウンセラーにするように指示をします。) - 適性検査
適性検査の日程調整と対策
適性検査の種類(spi、玉手箱など)も解るので、事前に対策ができる場合が多いです。 - 内定
採用条件の交渉
エージェントが交渉します。面接では伝え難かった時短勤務や時差出勤、車通勤など色々な条件や障害への配慮などの交渉をしてくれます。 - 無事入社
これで、終わりではありません。
入社後の定着をしっかりと見届けます。 - 定着支援
カウンセラーが定期的に面談やメールでフォロー
何か、問題がある場合は、即対応して一番良い方法で解決まで導きます。
つまり、最初の無料登録をした時点で、あなたに合わせた転職活動がスタートします。
50代の人がエージェントを利用する時の6つの約束
エージェントを利用すると、自分にぴったり合っている仕事が探せますが、以下の約束を守ってください。
万が一出来ないと転職は失敗します。
嘘をつかない | まず、嘘はついては行けません。かっこ悪い事でも真実を伝えないとマッチした求人が紹介出来なくて、結局失敗に終わります。 |
---|---|
2週間に1度は連絡を入れる | エージェントは、次から次へ登録者が来るので忙しいです。やる気のあるところを見せるように2週間に1度はメールで連絡しましょう。 |
持っている資格はしっかり伝える | 必要か必要で無いかは、エージェントでも無く企業が決めるので、何でも取得してあるのは全て伝えましょう。ひょんな事からその資格が生きることもあります。 |
他のエージェントを利用していることを伝える | カウンセリングでは、エージェントを複数利用している事は必ず伝えましょう。求職者はエージェントにとって金の卵です。他に取られたくないので必死になって良い求人を紹介してきます。 |
企業の応募は1つのエージェントから | 数カ所のエージェントを利用していると、たまに同じ案件を紹介されることがあります。ですが、これはどこか1つに決めて応募しましょう。企業は複数箇所から之応募は全てNGにします。 |
推薦状の確認 | 推薦状は必ず自分で確認しましょう。足りない情報は加筆を依頼し、必要の無い情報は削除依頼をします。 |
合わないカウンセラーは交代 | いくら慣れていて良いカウンセラーでも、相性が合わない場合や、経験不足でこのカウンセラーで大丈夫かなと言う人もいます。その場合は、すぐに交代をお願いしましょう。そのまま我慢して進めても良い方向には行きません。交代は直接言わなくてもwebサイトの窓口からすれば簡単に変わってくれます。 |
50代の障害者の転職までの流れ
無料登録から入社までの一連を解りやすくしました。
- STEP1公式から登録利用すべきエージェントの公式サイトから登録をする
この時、一緒に登録をするエージェントも登録を済ませる - STEP2エージェントからの連絡メールか電話で連絡が来るので直ぐに対応をする
- STEP3カウンセリングオンラインか対面でカウンセリングを受ける
- STEP4紹介を受けるあなたにぴったりの企業の紹介を受ける
- STEP5応募書類添削履歴書・職務経歴書などの添削を受ける
- STEP6求人に推薦状と一緒に応募応募書類が整ったら即推薦状と一緒に応募する
- STEP7模擬面接企業面接に向けて模擬面接を受ける
- STEP8企業面接企業の面接を受ける
- STEP9内定無事内定
この時、複数のエージェントで内定がある場合はよく考えて1つ選ぶ - STEP10条件交渉エージェントに条件交渉を任せる
- STEP11入社必要書類を提出して入社
- STEP11定着フォロー入社後、エージェントの定着支援を受ける
まとめ
如何でしたでしょうか。
50代の労働市場の実態から、転職する為に必要な事、利用するエージェントまでを駆け足で解説してきました。
記事の中でも書きましたが、50代の障害者の転職は既に働いて居る人が多いのと、企業が若返りをして若年層の採用にシフトしているので50代の人には不利な面があります。
ですが、そこはしっかり自分に合ったエージェントを選べば、自分の希望する企業を紹介して貰うことで対応が出来ます。
でも、そこでもたもたしていると他の人に良い条件の求人を持って行かれます。
それを阻止して自分がゲットする為には、やはりスピード感が必要です。
webサイトから登録をして面談をリモートで行うところまで一気に済ませてしまえば、あとは転職のプロであるエージェントが素早く対応します。
ここで解説した「50代が転職する為の流れ」を見直しながら、一気に転職を勧めてください。
-スキルやキャリアを活かす働き方-
▶ランスタッド
【公式】https://www.randstad.co.jp/
▶dodaチャレンジ
【公式】https://doda.jp/challenge/
-障害に配慮ある体に優しい働き方-
▶アットジーピー
【公式】https://www.atgp.jp/
▶ラルゴ高田馬場
【公式】https://go-largo.jp/

私たちは50代の障害のある人の転職を応援します。