

記事の文中に履歴書のフォーマットと簡単マニュアルを用意しました。
ダウンロードしてご活用ください。
求人を見て、ここに入社したいと思い履歴書を送っても、そこから進展が無いという経験がある方は沢山います。
良い採用条件だったり、オフィスの場所や、仕事の内容など、自分の希望の職につけないのは、とても残念です。
できれば、自分の希望に合ったところで仕事をしたいですよね。
それには、まず履歴書が通過して面接まで行かないと話になりません。
この履歴書が、間違った書き方がされていると、その先の面接に進めません。
応募する企業によっては、再応募が不可能なところもあります。
その大事な一度しかないチャンスをしっかりと活かしたいですよね。

ここでは、私たち現役の採用担当者から書類選考が受かる履歴書の書き方とポイントをまとめましたので、是非ご一読してください。
【ここにあるもの】
- 履歴書のフォーマット
- 履歴書の書き方マニュアル
*どちらもダウンロード出来ます。
障害者の履歴書の選考
最初に、多くの採用担当者は応募者を落とすための選考をしていません。
採用するための選考をしています。
障害者の履歴書の選考は、簡単に言うと不明点が無ければ問題はありません。不明点が不採用に繋がるのです

それでは、障害者の履歴書と職務経歴書で不明点をなくす書き方を説明していきます。
履歴書を書く前に、面接官は何を見るか知っておく必要がある
まず、履歴書と職務経歴書は詳しく沢山書いてあれば良いという物ではありません。
ではどこを見ているのでしょうか。
それはいくつかあって、優先順位があります。
ここからは、その優先順位と対策です。
履歴書のポイントと書き方
障害者用の履歴書のフォーマットを作成しました。ダウンロードしてお使いください。
A-Fは書類選考に通過しやすいようにJISとは別に障害者の就職と転職ガイドで作成しました。
download
上記ファイルをダウンロードしようとすると警告が出ますが、各ブラウザのセキュリティによるものです。
このファイルは、当ブログで自作しました。ウィルスや悪意はありません。安心してお使いください。
*現在、Excelのフォーマットがダウンロードすると崩れる現象が出ています。調査中ですが復旧するまではEXcelデータを編集するかPDFの方をご利用ください。
下の記事にADHDの方用に履歴書と職務経歴書のフォーマットと面接準備のマニュアルを用意しました。
発達障害のひとつのADHDの方の就職と転職用に企業の面接担当者達が作ったマニュアルと心得を用意しました。企業の面接官は何を見ていて、何を知りたいのか。その対策とは。
履歴書の1枚目の書き方
書き方1
- 日付は面接当日か応募する日
- パソコンで作成する場合は、フォントはMSPゴシックかメイリオ文字の大きさは10、10.5、11
- 写真は直近6ヶ月以内の物見た目が肝心なので、スーツで撮影した物
- ①は該当事項を全て記入
- ②最終学歴の卒業だけでも良い
- ②と③の間は1行空ける
- ③は就業経験のある会社を入社と退社に1行づつ別けて記入 職務経歴書に詳細を書くので、部門などは特に必要なし
- 社会人になってから、会社と平行して学校へいった、もしくは行っている場合は年数に合わせて記入(例えば平20年であれば、18年と21年の間に入れて書きます。)
履歴書の2枚目の書き方
重要なポイントはここからです。
履歴書の2枚目は面接官が知りたい内容をまとめて見やすくした物です。
障害の詳細や必要な配慮などが分かるようになっています。
志望動機の書き方
志望動機は、しっかり思ったことを書きます。とは言っても正直難しいところです。
障害者枠での応募となるので、正直企業の業務内容より、CSRなどに興味を持ったと書く方が現実的です。
企業の社会的責任(きぎょうのしゃかいてきせきにん、英: corporate social responsibility、略称:CSR)とは、企業が倫理的観点から事業活動を通じて、自主的(ボランタリー)に社会に貢献する責任のことである。
出典:Wikipedia
1番目(A)の書き方:障害について
Aに記入します。
採用担当者は、応募者の障害はどのような障害で、想定される配慮は何が必要か。
また、想定される会社のリスクはなにか等、多くの場合、産業医のコメントを聞いて参考にして判断します。
詳細
- 障害:通院、投薬、治療、受傷してからの年数
- 就業時間:就業時間は通常で良いのか、それとも時短や時差出勤が必要なのか。
- 設備:多目的トイレが必要か、聴覚・視覚障害の配慮がオフィスに必要か。
- その他:ビルなどのきまり(盲導犬、介助犬の入室)
必要な配慮がある場合は記入します。
2番目(B)の書き方:住所
Bに記入します。
3番目(C)の書き方:通勤方法と通勤時間
Cに記入します。
通勤は公共交通機関を利用する方法が一般的ですが、障害によっては他の方法も検討します。
例えば、自分の車での通勤。家族による送迎などがあります。(自分の車で通勤をする場合は、企業側で就業場所、もしくは近くに駐車場を確保できるかがポイントになります。)
通勤に掛かる時間は、障害の種類にもよりますが、自宅から就業場所までを60分以内で通勤できるかで判断します。それより時間が掛かる場合は不採用になる原因になる事もあります。
また、朝晩のラッシュ時の通勤が可能かも一緒に判断します。
4番目(D)の書き方:募集ポジションでのスキル
Dに記入します。
これは、仕事上での利用を指します。仕事以外での利用は入りませんが、英会話スクールに行ったなどは記入しておきます。
免許は普通免許などが必要になると想定される業務では、自動車運転免許証も記入して下さい。
その他、所持している資格・免許は記入しておきます。
それ以外のスキルは、Dに沿ってExcel、Word、メールで使用するアプリケーションを記入します。それぞれ使用経験と年数を記入し、可能であれば使用していたシーンも記入します。
例:総務にて備品管理 とか、メール室にて経費管理など
Excel、Wordに関しては使用していたバージョン(2013、2016など)MailはOutLookなどです。それ以外にもSharPointやOffice365、サイボウズの使用経験がある場合は記入しておくとポジションの判断材料になります。
その他に語学などTOEICや英検があれば記入しておきます。
秘書業務はビジターを担当する業務などの場合は、採用ポイントとなることもあります。
書き方
- 資格欄は、今回応募するポジションにで使えそうな資格を記入
- Excel、Wordは、業務で利用した経験あるバージョンを記入
- Mailは、業務で使用経験のあるソフト名(OutLook等)
- その他は、社内システムで使ったことのあるサイボウズやSharePoint、他のクラウド製品の使用経験があれば記入
履歴書3枚目の書き方
3枚目も障害者の応募に特化した書き方になっています。
ここでは、障害特性などを記入して、採用後のリアルな印象をアピールします。
5番目(E)の書き方:募集ポジションのある部署の受け入れの可否
Eに記入します。
採用担当者はA-Dを見て、ここでほぼ面接をするか決めますが、最後はEが重要になります。
Eでは、障害を考慮したオフィスのチーム編成、サポート体制、等を面接官が具体的に検討するのにとても重要なんポイントになります。
箇条書きに簡潔に書きましょう。
参考としては、作成した自分マニュアルが良いです。
障害者,自分マニュアルを作成して定着,面接,採用,選考に活かしましょう。
6番目(F)の書き方:履歴書と職務経歴書の中のブランク期間
Fに細かく記入します。
障害上の理由であっても、そうでなくてもブランク期間がある場合は、人事では重要チェックポイントです。
しかし、明確な理由と解決済みであれば問題はありません。
もし、ブランクが1か月以上ある場合は、理由と解決したことを明確に書いてください。
これがあるのと無いのでは、書類選考の結果が大きく変わる場合があります。
ブランクがある場合は、こちらの記事を参考にしてください。
障害者採用でブランクを担当者はどう見るのか、その対策方法とは
7番目の書き方:書類全般

ここも、重要です。
これは、常識や社会人として相応の知識があるのか見ています。
まず、喫煙する方は喫煙しながら記入するのは絶対にダメです。
人事に届いた履歴書を開封したと同時に匂いが出ます。
この時点でNGにする担当者もいます。
あとは、簡潔明瞭に文書が作成されているかなども見ます。
例えば、手書きでなくPCで履歴書を作成した場合、フォントとフォントのポイントがそろっているか。
数字は半角になっているか等、書類の内容とは違うところも見ています。
手書きの場合は、文字列がそろっているか、下手でも丁寧に書いているかなどです。
絶対にだめな書き方は、文字を訂正線で消してあったりすることです。
やってはいけない事
- 喫煙しながら書く
- 文章が簡潔明瞭では無い
- PCで作成した場合、フォントとポイントが統一されていない
- 数字が半角で無い
- 手書きの場合、訂正線が使われている
まとめ
障害者の書類選考が通過する履歴書の書き方はいかがでしたでしょうか。

面接官は、不明なことが多すぎると、面接で会おうと思いません。
書類である程度、採用に繋がる可能性があると思わせなくてはいけません。
それは、通勤であったり、周囲の対応であったり、必要な道具などです。
面接官は事前に分かっていると、面接で実際に合って、もう少し確認をしたくなります。
最後にここで伝えたかった事
履歴書のフォーマットを用意して書き方を解説してきましたが、一番大事なことは、丁寧に詳しく書くことです。
なるべく自分の障害について解りやすく書かれた履歴書が書類選考の通過に繋がります。
採用担当者に入社したい思いを込めて書いてみましょう。
JIS規格の履歴書とは違う、障害者を良く理解する為の履歴書を使って応募してみては如何でしょうか。
download
上記ファイルをダウンロードしようとすると警告が出ますが、各ブラウザのセキュリティによるものです。
このファイルは、当ブログで自作しました。ウィルスや悪意はありません。安心してお使いください。
*現在、Excelのフォーマットがダウンロードすると崩れる現象が出ています。調査中ですが復旧するまではEXcelデータを編集するかPDFの方をご利用ください。
私たち編集部は、1人でも多くの方が就職や転職が成功するようにと、この履歴書のフォーマットとマニュアルを作りました。
でも、1人1人文章スキルも違います。また、障害も人それぞれです。
本当に、この書き方であっているか心配だ。内容が、しっかり伝わるか心配だ。
何てことが考えられます。
そう言う時、頼りになるのが転職エージェントです。
いつも利用されているエージェントがいれば、履歴書を書いた後に相談にのって貰って添削をお願いしてください。
もし、利用しているエージェントがいないとか、他のエージェントにも添削して貰いたいと言う方は、こちらは如何ですか。
私たちプロの転職アドバイザーが、おすすめするエージェントです。
【公式サイト】dodaチャレンジ
https://doda.jp/challenge/
【公式サイト】ランスタッド
https://www.randstad.co.jp/
全国各地の転職エージェント情報はこちら
北海道|東北|関東|中部|関西|中国|四国|九州
障害者の採用試験で行う適性検査と対策方法