障害者の転職エージェント地方

地方に強い障害者の転職エージェントを紹介します。

地方で障害者が転職を成功させるためには、障害特性を考慮した就労に精通している専門性と、あらゆるケースに対応出来る柔軟性と受入が可能な企業の豊富な情報量この3つが必要です。

これは、選ぶ転職エージェントによって違いが出て、あなたの転職そのものに直接影響が出ます。

この記事では、地方に強い転職エージェントの選び方と推薦するエージェントを紹介します。

  1. 障害者の地方に強い転職エージェントの選び方
  2. 地方から首都圏への転職が強いエージェント
  3. 首都圏から地方への転職が強いエージェント

この3つのエージェントは、IターンやUターンと地元の転職にも利用が出来ます。

アドバイザーKアドバイザーK

解説は、現役の採用担当で当サイトのアドバイザーの私がします。

障害者が地方に強い転職エージェントを選ぶポイント

障害者が地方で利用する転職エージェントは、どこでも良いわけではありません。

専門性』と『柔軟性』と『情報量』が揃っている転職エージェントでないと利用する効果はありません。

ちなみに、転職エージェントを利用しない場合の転職成功率は約3%と言われています。
一方、利用した場合は約80%とも言われます。

このように、転職エージェントで成功率は大きく変わるのです。

転職エージェント選びのポイント-専門性- 
障害ごとの特性に精通していて的確な合理的配慮が企業にも障害者にもアドバイスできることが必要です。

-柔軟性-
障害ごとの特性とは別に、ひとり一人には個性や育った環境やパフォーマンスが違うので、専門性と合わせて柔軟にアドバイスできる知識が必要です。

-情報量-
ひとり一人に、ぴったり合っている求人を提案するためには、出来るだけ多くの企業の情報がある方が提案する精度があがります。

このポイントが重要になります。

障害者の地方に強い転職エージェントの選び方

地方で転職先を探したり、首都圏(東京・大阪)から地方の仕事を探すのと、地方から首都圏の仕事を探すのでは、転職エージェントの選び方は違います。

地方➡地方

首都圏➡地方

地方➡首都圏

地方の求人案件が少ない転職エージェントを利用しても地方から地方、首都圏から地方の転職成功は難しいです。

また、首都圏の求人案件数が少ない転職エージェントを利用しても地方から首都圏の転職成功は難しいです。

障害者が「地方➡地方」と「首都圏➡地方」へ転職する場合

転職先を探すのは、大手の首都圏にある転職エージェントと、地方にある地域密着型の転職エージェントを利用しましょう。

大手転職エージェント 地方密着転職エージェント
専門性 充実 行き届かない
柔軟性 充実 行き届かない
情報量 大手企業が多い 地域の企業が多い

障害者の地方への転職で大手転職エージェントを利用する理由

求人数だけを見ると、地方の中小企業を提案出来る地域密着型の転職エージェントの方が多いでしょう。

ですが、障害者の転職は仕事があれば良いというわけでは無く、合理的配慮が出来る企業である必要があります。

地方の転職エージェントが障害者専門にしている大手の転職エージェントと同じサービスが出来るとは限らないので、実績のある大手の転職エージェントを利用する方が良いです。

また、転職エージェントが提案する大手企業は合理的配慮が出来る企業なので、安心して働くことが出来ます。

地域密着型の転職エージェントも一緒に使う

障害者の大手転職エージェントを利用すると安心した転職が出来ますが、やはり求人案件の数からすると少ないです。

特にコロナ禍に入ってからは、大手が所有する地方の求人案件数が非常に減っています。

それをカバーする為には、地域密着型の転職エージェントも同時に利用する方が転職先候補を多く確保できます。

ただし、この前で解説したように合理的配慮がしっかり出来る保証は低くなります。
そこは、自分で確認するしか有りません。

自分で合理的配慮を確認する方法自分に必要な合理的配慮が言えますか?

大手の転職エージェントを利用したときに受けるカウンセリングを思い出して下さい。
そこで出た、あなたに必要な合理的配慮を、地方の企業に面接で質問をすることで解ります。

そこで、あまり良い答えが返ってこない場合は、地方の中小企業は合理的配慮が出来ていません。残念でも諦めて優良な案件がある大手を利用して下さい。

障害者が「地方➡首都圏」に転職する場合

障害者が地方から首都圏に転職する場合は、大手の転職エージェントだけで良いです。

地方密着型の転職エージェントでは首都圏の企業の詳しい情報が少ないからです。

求人情報は生物です。
採用は毎日進んでいます。

新しい沢山の情報から求人を提案して貰うことが、障害者が首都圏で転職を成功させるひとつの方法です。

障害者の転職エージェント紹介

障害者の転職エージェント一覧を用意しました。
地方➡地方』『地方➡首都圏』『首都圏➡地方』の対応を確認できます。

エージェント 対応エリア 求人
dodaチャレンジ 全国 検索可・非公開有
ランスタッド 全国 検索可・非公開有
アットジーピー 全国 検索可・非公開有
エージェントサーナ 関東・関西 非公開
ラルゴ高田馬場 首都圏 非公開
DIエージェント 首都圏・関西圏 非公開
アビリティスタッフィング 首都圏 非公開
エランシア 全国 非公開
ソーシャルパートナーズ 非公開 非公開
Happy 関東 検索可・非公開有

地方➡地方』と『首都圏➡地方』で利用出来るのがこの3社です。

地方➡首都圏』で利用出来るのがこの10社です。

アドバイザーKアドバイザーK

それでは、1社ずつ紹介します。

dodaチャレンジ

dodaチャレンジ

dodaチャレンジは、TVコマーシャルも流れている転職のdodaや派遣のテンプスタッフと同じ国内トップレベルの人材総合サービスのパーソルグループです。

dodaチャレンジは、このグループ70社の顧客基盤何万件とも予測される中から、あなたにぴったりの求人を提案することが出来ます。

金融、ゼネコン、メーカー等、大手企業への実績が多数あり、グループ全体の信頼が高いです。

dodaチャレンジ公式サイト
https://doda.jp/challenge/

アットジーピー

アットジーピー

障害のある人専門に特化した人材紹介会社が、アットジーピーです。

業界ではパイオニア的な存在で、創業は2003年です。

求人は障害者用に切り出した仕事で、初めての仕事でも配慮のある仕事が多くあります。

現在は、コロナ禍で求人案件が減少しましたが、今も地方の求人案件が多くあり全国を網羅しているので、IターンやUターンへの提案力があります。

アットジーピー公式サイト
https://www.atgp.jp/

エージェントサーナ

エージェントサーナ

エージェント・サーナは、28年の実績がある業界最古参の人材紹介会社です。
面談から2ヶ月以内の内定は60%を超えます。

求人は全て非公開なので、求人数、業界、企業名などは解りません。

利用できる人は、障害のある人全てが対象ですが、利用できる地域は首都圏と関西圏のみになります。

エージェントサーナ公式サイト
https://www.agent-sana.com/

ランスタッド

ランスタッドチャレンジド

ランスタッドは、外資の総合人材サービスのグローバル企業で、世界第2位の大きさです。

ランスタッドは紹介が出来る障害の範囲が明確になっていて、登録してから紹介や連絡が無いと言う事はありません。

専門職から総合職まで多くの業種の求人が豊富にあり、その中でも正社員と年収アップの提案力があります。

ランスタッド公式サイト
https://www.randstad.co.jp/

DIエージェント

DIエージェント

DIエージェントは、後発組の人材紹介会社です。

ですが、取り組みにはアイデアが多くあり、その中の1つがカウンセリングの結果を基に希望の業界へあなたを推薦します。

本来は、求人に合わせて仕事を紹介するのですが、ADHDの人の希望に合わせて業界や企業に推薦をします。

これであれば、紹介する求人は無いという事はありません。

DIエージェント公式サイト
https://di-agent.jp/

アビリティスタッフィング

アビリティスタッフィング

アビリティスタッフィングは、リクルートグループの精神障害者保健福祉手帳を持っている人専門の人材紹介会社です。

社会復帰に不安がある人が安心して復帰出来るように、雇用支援型モデルというリクルートスタッフィングで働きながら、体調管理や、仕事のノウハウを学び就職が出来る取り組みがあります。

利用が出来るのは首都圏のみなので、範囲が限られてしまいますが給料を貰いながら社会復帰を目指せる取り組みが特長です。

アビリティスタッフィング公式サイト
https://ability.r-staffing.co.jp/

エランシア

エランシア

エランシアの提案は3つに分かれていて、『総合』『女性専門』『アスリート専門』があります。

求人は、日系外資系への実績があり、登録者数は6000人を超え、求人数は2000件を超えています。

大手企業の情報も多数あり、IT・通信系とサービス系が多いです。

エランシア公式サイト
https://www.elancia.co.jp/

Happy

Happy

Happyは、2020年1月から本格始動した人材紹介会社です。

立ち上げたのは、dodaチャレンジを運営する、パーソルチャレンジに在籍していた人で、本人も障害があります。

まだ、実績は多くはありませんが、障害のある本人が始めた人材紹介会社の取り組みには他社には無いサービスを期待することから今回取り上げました。

今後に期待です。

Happy公式サイト
https://happyy.jp/

Social Partners

ソーシャル・パートナーズ

ソーシャル・パートナーズは、アデコグループの人材紹介会社です。

取り扱っている求人は業界も職種も幅広く、全ての障害のある人を対象に提案が出来ます。

強みは、障害に特化した転職支援サービスと環境を重視した提案を専門のコンサルが出来る事です。

国内の大手企業への転職に実勢があります。

Social Partners公式サイト
https://www.springjapan.com/

ラルゴ高田馬場

ラルゴ高田馬場

ラルゴ高田馬場は、アスリートプランニングの運営です。

アスリートプランニングは、体育系学生の就活サポートを20年前からしている企業で、今まで独自ルートで開拓した約600社に提案をしてきました。

その600社に今は障害者が戦力になることを提案しています。

首都圏のみの利用になりますが、他の人財紹介会社には無い提案力があります。

ラルゴ高田馬場公式サイト
https://go-largo.jp/

地方に強い障害者の大手転職エージェントBEST3

障害者の転職エージェント10社を紹介しましたが、この中で『専門性』『柔軟性』『情報量』共に地方に強い転職エージェントは3社です。

この3社は、『地方➡地方』『首都圏➡地方』『地方➡首都圏』全てで利用が出来る大手です。

1社目:dodaチャレンジ

dodaチャレンジ

問い合わせ・無料登録
「利用者の95%が満足」
dodaチャレンジ
ドゥーダチャレンジ
https://doda.jp/challenge/
〒108-0014 東京都港区芝5-33-1森永プラザビル本館19階 パーソルチャレンジ株式会社
対応エリア:全国、代表者名:井上 雅博、従業員数:521名、資本金:4,500万円

dodaチャレンジは、パーソルグループ70社の顧客情報と自社だけでも約3600社以上の取引実績があり、その人財に関するデータは国内1です。

私も転職で利用しましたが、他社では2-3社の提案がdodaチャレンジでは一度にその倍は出ます。

カウンセリングは専属で2名就き、ひとり一人に集中して丁寧に求人を提案します。

2社目:ランスタッド

ランスタッド

問い合わせ・無料登録
「障害のある皆様の転職をサポート」
ランスタッド株式会社
ランスタッドカブシキガイシャ
https://www.randstad.co.jp/
設立:1980年8月〒102-8578 東京都千代田区紀尾井町4-1 ニューオータニガーデンコート21F
対応エリア:全国 93拠点、代表取締役会長兼CEO カイエタン・スローニナ、資本金:1億円

ランスタッドは、全国に拠点があり全ての業界と太いパイプがあります。

また、1980年から日本国内でサービスを開始していて、その長い実績と評価から、多くの企業に信頼されている企業です。

求人は各業界の専門職から総合職、一般職まで幅広く用意されていて、年収アップや高額でオファーが来るポジションがあります。

3社目:アットジーピー

アットジーピー


問い合わせ・無料登録
「働くをまるごとサポート」
アットジーピー
アットジーピー
https://www.atgp.jp/
〒104-0031 東京都中央区京橋2-4-12 京橋第一生命ビル3F 株式会社ゼネラルパートナーズ
対応エリア:全国 代表取締役社長:進藤 均

アットジーピーは、紹介でも解説しましたが以前は地方の求人が多かったです。

現在は、コロナ禍でかなりの求人案件が減りました。

それでも、他社と同様かそれ以上の求人案件を保有しています。

カウンセリングやアドバイスも慣れているので、他社と併用すると良い転職の機会が増えます。

障害者が地方の転職で大手エージェントを選ぶ理由

障害者の場合、仕事は合理的配慮がありそれが安定して続く環境が必要です。

それを、一番に考えると障害者の転職を専門に支援しているエージェントを利用するのが良いでしょう。

カウンセリングの質の高さや、フォロー体制を考えても利用するべきです。

地方への転職も、地方から首都圏への転職も、全て自分で進めようとすると時間や距離の問題が出てきます。

オンラインやメールで進める事も出来ますが、間に転職エージェントがいないと全て難しいでしょう。

でも、転職エージェントを利用すると、あなたは最小限の労力で一番良い転職支援を受けることが出来ます。

実際に何が出来るかは次の内容になります。

出来る事は基本10項目です。
自分でやることは、「カウンセリングを受ける」「応募書類を書く」「面接を受ける」この3つだけです。

  1. カウンセリング
  2. 求人の提案
  3. 応募書類の添削
  4. 応募代行(推薦状)
  5. 面接日程調整
  6. 模擬面接
  7. 面接後の推薦
  8. 内定
  9. 条件交渉
  10. 入社後のサポート

では1つずつ見ていきましょう。

1.カウンセリング

カウンセリングは、障害特性とスキルやキャリア、希望条件などをヒアリングして一番良い働き方を提案したり、希望の条件と求人をマッチさせるために行います。

転職エージェントは、企業から有料で人財紹介を引き受けているので、企業のニーズを良く理解しています。

その情報を元に、あなたのカウンセリング結果を照合します。

これが、障害者の専門の転職エージェントは出来るので合理的配慮があなたにぴったり合っている求人が見つかる様になります。

2.求人の提案

カウンセリング結果に合わせて求人の提案をします。

その場で直ぐにあれば、いくつでも紹介をしてくれます。
その場では無くても、後からでも希望に合っていそうな求人があればメールで追加して紹介をしてくれます。

また、運が良ければ出てきたばかりで他の誰も見ていない求人を提案してくれる場合もあります。これは超幸運で、競争率が低いのでお宝求人です。

このように、転職エージェントの求人は的を得た物ばかりなのですが、中でも良いサービスは疑問や質問が何でも出来る所です。

質問などをして、その場で転職エージェントが解らない場合は、企業の採用担当に直接電話で問い合わせをしてくれます。

転職エージェントも企業も仕事が早いので、とても便利に利用が出来ます。

3.応募書類の添削

応募する求人が決まれば、履歴書と職務経歴書などの応募書類を作成します。

この応募書類は、転職活動の中でとても重要で、これが上手くいかないと何も始まりません。

なので、転職エージェントは隅から隅までしっかりチェックをし、書類選考で落ちないように添削をします。

4.応募代行(推薦状)

応募書類が出来たら、送付は転職エージェントが代行してくれます。

このとき大事なのが一緒に送る推薦状です。

この推薦状の効果は大きく、応募書類のフォローだけで無く、企業の担当者は転職エージェントの面接結果を企業に提案していると認識しています。

つまり、転職エージェントの推薦をとても信頼しているのです。

5.面接日程調整

書類選考が通過したら、次は面接です。
この面接日程を調整するのも、転職エージェントが全て代行してくれます。

ハローワークや転職サイトでは企業の採用担当者とあなたが直接調整をする必要があります。

これって、そのメールまで書き方などをチェックされているようで緊張してストレスになりますが、転職エージェントを利用している場合は、そのような事は考えなくても良いのでストレスにもなりません。

6.模擬面接

面接日が決まったら、次は面接対策です。
企業ごと、面接官によって聞くことは違いますが、面接官が変わっても企業自体で聞くようにしていることやマニュアルがある企業もあります。

転職エージェントは、多くの人を企業に紹介して、その都度何を聞かれたかデータを取って採用面接を研究しています。

また、面接の基本を熟知しているので、模擬面接を通してあなたの面接を査定します。
そして出来ていないところや足りない所を修正して完璧に近づけます。

服装や持ち物のチェックから、受付の仕方、入室から椅子の座り方、退出まで対策をします。

7.面接後の推薦

面接が終わったら、あなたは即転職エージェントに報告をします。

すると転職エージェントは企業の担当者に電話を入れて今日の面接の様子をうかがいます。

そこで、悩んでいるようであれば転職エージェントは、採用にそっと背中を押すフォローをします。

実は、これが凄く効果があるんです。

私もそうですが、悩んでいると言うことは合格もあると言うことです。
そこで、そっと背中を押されると、採用に傾くんです。

8.内定

無事に内定が出たら、オファーになります。

このオファーは、連絡が人材紹介会社に来るので、オファーの日程を転職エージェントが調整します。

オファーは、採用条件や入社に必要な書類の説明などをするのですが、説明は受けてもそこで返事はしません。

それは、まだ転職エージェントに依頼する仕事が残っているからです。

9.条件交渉

オファーが出て採用条件が企業から出てきたら、転職エージェントの出番です。

採用条件を交渉します。
多くは、年収アップの交渉です。

年収は、一度決まってしまうとそのベースを大幅に引き上げるのはとても難しいです。
なので、条件が交渉出来るときにできる限り上げておく方が良いです。

日本人の多くは交渉しないで、提示された物を受け入れがちですが、条件交渉は何も悪いことではありません。

交渉したことで、内定が散り消されるような事はありません。

また、転職エージェントは年収がアップすると企業からの紹介料も一緒に増えるので積極的に交渉をしてくれます。

10.入社後のサポート

無事、入社出来たら終わりではありません。
入社後のフォローも担当します。

条件が違ったりした場合は、転職エージェントが対応するので報告をしましょう。

また、入社後に一緒に働く人とのコミュニケーション等の問題も自分で解決するのでは無く人転職エージェントを頼りに出来ます。

万が一、退職を選ぶような事になっても、退職手続きから次の転職先までサポートをします。

地方で障害者の転職成功を何倍にもする方法

地方では、求人が少ないので駄目なら次という方法では無く、1回1回を大事にしなくてはなりません。

その為には、自分も丁寧に進める必要がありますが、転職エージェントも更に利用します。

その方法は、出来るだけ沢山の転職エージェントを利用してお互いに競い合わせます。

転職エージェントは、企業へ人財を紹介することで利益を出します。
なので、登録してくれた障害者には一生懸命になってサポートをします。

そんな時、他の同業者も一生懸命になってサポートをしたら、利益が無くならないように更にサポートをします。

このように、転職エージェント同士を競い合わせることで、より良い条件の転職先を引っ張り出すことが出来ます。

これが、競い合わせる相手がいなければ、余裕が出て一生懸命にサポートをしないかもしれません。

転職エージェントは障害者数人を掛け持っているので、あなたの転職サポートに余裕があれば、他の障害者に手をかけるでしょう。

なので、あなたにとって一番良い転職を引っ張り出す方法は、転職エージェントを競い合わせることです。

障害者が転職エージェントを100%利用する方法

ここでは、転職エージェントを利用して、しっかり効果を出すためにする事を解説します。

  1. 利用している(しようと思っている)全ての転職エージェンを伝える
  2. あなたの強みを伝える
  3. 嘘はつかない
  4. 約束は守る
  5. 積極的に転職活動をする
  6. カウンセラーが合わない場合は変える
  7. 面接後の連絡をする

それでは、ポイントの解説をしていきます。

1.利用している(しようと思っている)全ての転職エージェントを伝える

最初のポイントは、3つでも4つでも利用している転職エージェントは全て伝えましょう。
カウンセラーは、自分で紹介をしたいので、一生懸命になってくれます。

複数利用していると嫌がられるとか、紹介量が減る等の心配はいりません。
いくつ利用していても、はっきり伝えてください。

2.あなたの強みを伝える

あなたの強みアピールポイントをカウンセラーに伝える事で、カウンセラーはあなたの事を正確に早く知る事が出来ます。

あなたにぴったりの求人を早く見つける為に、あなたから強みを伝えるようにしましょう。

もし、自分の強みが良く判らない人や確認したい人は、リクナビで出している無料で強みを診断するToolがあるので使って確認してください。

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3.嘘はつかない

学歴や職歴、転職回数、スキルなどの嘘は、絶対にダメです。
理由は、正確なカウンセリングが出来なくて、それが間違ったアドバイスに繋がり転職につながらない原因になるからです。

言いにくい事は言わなくても良いですが、嘘はダメです。

4.約束は守る

連絡を約束した日に連絡しないとか、無断でカウンセリングの時間をすっぽかしたりしては絶対にダメです。
転職エージェントのカウンセラーに信頼されなくなると、企業に紹介をされなくなります。

5.積極的に転職活動をする

毎日とは言いませんが、10日に一度くらいはカウンセラーに連絡しましょう。

カウンセラーは、忘れているわけではありませんが、他にも担当をしている人がいます。
転職したい!というプレッシャーを掛けて行きましょう。

あまりに放置して楽観していると忘れられます。

6.カウンセラーが合わない場合は変える

カウンセラーも人なので、中には自分と合わない場合もあります。

そう言う場合は、我慢しないで早く変わって貰うようにしましょう。
合わないまま続けても、良い結果にはなりません。

気にすることはありません。
カウンセラーは、交代がある事も自分たちで良く理解しています。

それが原因で、気まずくなったり転職エージェントを利用しにくくなることはありません。

交代する方法は、転職エージェントのwebサイトの問い合わせから連絡を入れるだけで、すぐに交代できます。

メールの内容は、交代の意思が伝われば良いので、簡単な内容で充分です。

例文お世話になります。
現在、カウンセリングを受けている○○(名前)と申します。本日、ご連絡させて頂いたのは、他のカウンセラーのアドバイス希望です。
転職の早期成功のために、多くの方のアドバイスを受けたいと考えております。
是非ともご協力頂けますでしょうか。勝手なお願いでありますが、どうぞよろしくお願いいたします。○○(名前)

こんな感じです。
良かったら、コピペして必要に応じてお使いください。

7.面接後に転職エージェントに連絡をする

これは、凄く大事です。
出来れば、面接会場になったオフィスを出て5分以内に連絡しましょう。

理由は、カウンセラーが企業の面接担当に電話で連絡を入れてくれます。
これが、重要で面接官は面接後に評価表を作成しています。
中には、採用か不採用か凄く悩む場合もあります。

そんな時、カウンセラーから電話が掛かってきてフォローが入れば、不採用が採用に転がることが多いのです。

アドバイザーKアドバイザーK

実際にこの記事を書いている私は、現役の面接官ですが、このフォロー電話で採用にしたことは何度もあります。

本当に採用は悩みます。
その人や家族の生活、将来が掛かっています。
いい加減には出来ません。

障害者の転職エージェントの利用の流れ

ここで、転職エージェントを利用する流れを解説します。
全体の流れが解ると進めやすいので、頭の隅にでも入れておくと良いですよ。

  • STEP1
    公式から登録
    30代が活用すべきエージェントの公式サイトから登録をする
    この時、一緒に登録をするエージェントも登録を済ませる
  • STEP2
    エージェントからの連絡
    メールか電話で連絡が来るので直ぐに対応をする
  • STEP3
    カウンセリング
    オンラインか対面でカウンセリングを受ける
  • STEP4
    紹介を受ける
    あなたにぴったりの企業の紹介を受ける
  • STEP5
    応募書類添削
    履歴書・職務経歴書などの添削を受ける
  • STEP6
    求人に応募
    応募書類が整ったら即応募する
  • STEP7
    模擬面接
    企業面接に向けて模擬面接を受ける
  • STEP8
    企業面接
    企業の面接を受ける
  • STEP9
    内定
    無事内定
    この時、複数のエージェントで内定がある場合はよく考えて1つ選ぶ
  • STEP10
    条件交渉
    エージェントに条件交渉を任せる
  • STEP11
    入社
    必要書類を提出して入社
  • STEP11
    定着フォロー
    入社後、エージェントの定着支援を受ける

地方の転職先が提案されない場合

首都圏では、まだ求人がありますが、地方で転職エージェントを利用したのにもかかわらず、求人を提案されない事も考えられます。
その場合、2つ考えられます。

1.地方の求人が本当に少ない
2.採用条件に合わない

では、この2つについて解決方法を解説します。

地方の求人が本当に少ない

コロナ禍になり、以前と比べて求人案件数は減少しています。
特に地方での求人は減少傾向に有ります。

いくらパフォーマンスが良くてスキルが高くても採用できる企業が無いと言う事もあり得ます。
地方の中小企業だけでなく大手企業も体力を温存するために採用を渋る事もあります。

しかし、その時も仕事はあるので良い人財を採用したいとも考えています。
でも、正社員として採用するコストは無いと言うとき、企業では派遣を利用します。

派遣と聞いて、障害者で出来る?と思った人もいるでしょう。
障害者の派遣は出来ます。

今回、紹介する派遣は障害者の紹介予定派遣です。
紹介予定派遣は、一定期間(3-6ヶ月等)仕事をした後で、障害者と企業の双方が望めば企業に本採用されます。

これであれば、派遣切りを心配することも無く転職が出来ます。

ここで、1つ気をつけることがあります。
障害者は、障害特性に詳しくない一般の派遣会社にも登録が出来ます。

でも、それでは合理的配慮のある派遣先を見つけるのは難しいでしょう。
合理的配慮の無い派遣先は体調を崩す原因になります。

せっかく、地方で見つけた仕事も続けられなくなるかもしれません。

このような事が起きないように、障害に詳しい派遣会社を選ぶ必要があります。
それができるのが、『ランスタッド』です。

-関連記事-
障害者が登録する派遣会社は2社

ランスタッドは、総合人財サービスのグローバル企業で日本国内では93ヶ所の拠点を置いて派遣をしています。
しかも、webサイトにも障害者に紹介予定派遣を紹介することが大きく書かれています。

精神保健福祉士も常駐しているので、相談をしながら派遣先を選ぶことが可能です。

もし、地方への転職で仕事を紹介されない場合は、障害者の紹介予定派遣を利用するのが良いでしょう。

紹介予定派遣
ランスタッド公式サイト
https://www.randstad.co.jp/

採用条件に合わない

地方➡地方』『首都圏➡地方』『地方➡首都圏』全ての現職が無い人が対象になります。

転職エージェントに登録しても企業の採用条件に合わないと提案はしてもらえません。

オープンポジションやオーダーメイドの提案が出来る転職エージェントでも、採用する企業が最終判断をするので応募したとしても書類選考で落とされてしまいます。

これでは、転職は出来ません。

この場合は、今住んでいる地域の就労移行支援を利用します。
理由は、採用条件に合わない事を明確化しサポートを受ける事と、企業を集める見学会が目的です。

この見学会ですが、採用する意欲がある企業が集まるので企業からアプローチがあります。
アプローチがあったら、住んでいる地域以外で働きたい人は、そのことを伝えましょう。

積極的に見学会でアプローチをする企業は、営業所や支社など全国各地にある事が多いので希望の地域がある可能性があります。

また、就労移行支援では就職サポートも積極的に行っているので、支援員に相談しても希望する地方の企業が見つかります。

当メディアで利用を推薦するのは、全国展開をしている『リタリコワークス』です。


首都圏・大阪・神戸では『ミラトレ』も良いです。


その他の就労移行支援について知りたい方は、こちらの記事をお読み下さい。

地方に強い転職エージェントQ&A

地方の転職は転職エージェントを利用することで確実に成功しますか
確約は出来ませんが、1人で転職先を探すより良い結果になります。
どの地方でも転職エージェントを利用するのが良いですか
はい、全国どの地方でも転職エージェントを利用した方が結果が良いでしょう。
納得いく求人が提案されない時はどうしたら良いですか
企業に条件を交渉してもらいましょう。
転職エージェントの利用でお金が掛かりませんか
はい、一切かかりません。全て無料です。
どうして無料で、こんなに転職支援を受けられるのですか
企業から紹介料が転職エージェントに入るからです。
地方の転職で、エージェントを選ぶ時一番大事な事は何ですか
障害特性を理解している事と、企業の情報が多いことです。
企業の情報が多いのは、何を基準に解りますか
この記事を参考にして下さい。

まとめ

如何でしたでしょうか。
地方に強い障害者の転職エージェントの選び方を解説しました。

転職エージェントごとに地方の求人案件数は変わります。
地方の求人は減少傾向です。

転職エージェントは1社ではなく、複数社に登録をしてあなたにとって一番良い提案を受けましょう。

また、地方から首都圏への転職は、大手を利用してなるべく多くの求人の提案を受けて、一番良い提案を選べるようにしましょう。

-エージェントの利用方法-

  • 地方の転職は地方と大手の複数社利用する
  • 首都圏への転職は大手3社を利用する

最後に、当メディアは障害のある人の転職を応援します。

ランスタッド公式サイト
https://www.randstad.co.jp/
『対応エリア:全国』外資系のグローバル企業です。精神保健福祉士が常駐しているカウンセリングが好評で、正社員・キャリアアップへの提案力があります。配慮のある環境でキャリアデザインをするのに最適です。

dodaチャレンジ公式サイト
https://doda.jp/challenge/
『対応エリア:全国』パーソルグループの特例子会社パーソルチャレンジが運営元です。自社が特例子会社だからこそ、障害のある人に寄り添った提案が出来ます。グループの保有する企業情報からの提案力はパワーがあります。

アットジーピー公式サイト
https://www.atgp.jp/
『対応エリア:全国』求人案件数が多く、業界では1-2位を競います。首都圏のみだけではなく地方の求人にも強くUターンやIターンで仕事を探す時に提案力があります。