障害者お金がない

障害者の方から、お金のことについて相談があります。
その中で一番多いのが、『お金がない』という相談です。

個々に色々な問題があり解決策は1つではありませんが、その前に国から貰えるお金や知らない支援や制度など申請して支給されるお金を知らない人が大勢います。

お金が無くて困っている人に、その支援や制度について解説します。
利用していない人は参考にして下さい。

また、それだけではお金が無いことが解決しない人の為に、障害者が稼ぐ方法を解説します。
支援や制度から支給されるお金と、障害者が稼ぐ方法の両方で『お金がない』事を解決していきましょう。

女性スタッフ

解説は、過去にお金が無いことで困った経験のある私がしていきます。

お金の支援制度と支給について

ここでは、まず障害者が利用出来るお金の支援制度を4つ紹介します。

  1. 所得保障制度
  2. 医療支援制度
  3. 障害者手帳に付帯する支援制度
  4. その他の障害者も利用出来る支援制度

1.所得保障制度

最初は、所得保障制度です。

  • 障害年金
  • 労働者災害補償保険
  • 傷病手当金

障害年金

障害年金は、障害基礎年金 障害厚生年金があり、障害が残るような病気や怪我で生活や仕事に支障が出るようになった時、申請が出来る年金です。
申請は、加入している年金によって変わります。

障害基礎年金

初診日が国民年金に加入していた人が対象です。

障害厚生年金

初診日が厚生年金に加入していた人が対象で、障害厚生年金は障害基礎年金に上乗せして支給されます。

障害手当金

その他に障害手当金があります。初診日から5年以内に病気やケガが治り、障害厚生年金を受けるよりも軽い障害が残ったときには障害手当金(一時金)が受給可能です。

特別障害給付金

障害年金は、初診日が年金に加入しているのが条件ですが、未加入でも特別障害年金を受給できる可能性があります。

-参考-
特別障害年金制度
日本年金機構

女性スタッフ

要注意です。間違えている方がいます。障害年金は1級2級などで別けられますが、これは障害者手帳の等級とは別です。

特別障害者手当

身体・精神に重度の障害があり日常において常時介護を必要とする20歳以上の障害者に月額27,350円支給されます。

-参考-
厚生労働省(特別障害手当支援制度)

労働者災害補償保険

何処かで見たり聞いた事があると思いますが簡単に言うと労災です。
労災保険制度は、パートやアルバイトなど雇用形態に関係なく業務上で起きた事故や災害による傷病に対した保険給付です。これには、通勤時も含まれます。

『労災保険制度の種類』

  • 療養(補償)給付
  • 遺族(補償)給付
  • 休業(補償)給付
  • 障害(補償)給付
  • 介護(補償)給付

-参考-
厚生労働省(労災保険制度)

傷病手当金

傷病手当金は、健康保険に入っている障害者が労災以外の療養で仕事が出来ない間支給される制度です。

-参考-
厚生労働省保険局

2.医療支援制度

障害者が利用出来る医療支援制度です。利用出来る条件などがあります。

自立支援医療制度

自立支援医療制度は、身体・精神障害の治療にかかる医療費を軽減する医療制度です。

-参考-
高額療養費制度について
自立支援医療制度の概要

高額療養費制度

病院の治療費と薬局の薬代が負担にならないようにする制度で、1ヶ月単位で決められた上限額を超えた分支給する制度です。

上限額は、年齢や所得で変わります。また、条件によっては更に軽減されます。

-参考-
高額療養費制度について

3.障害者手帳に付帯する支援制度

障害者手帳があることで受けられる支援制度は、公共から民間サービスまで色々あります。
電車やバス、フェリー等の公共交通機関、美術館や映画館、NHKの受診料や携帯電話、税金では障害者控除があります。

-関連記事-
【障害者手帳を活かそう!】知って得するメリットとデメリット

4.その他の障害者も利用出来る支援制度

ここでは、生活保護と雇用保険を紹介します。
言葉は知っているかも知れませんが、以外と奥深い支援制度があります。

生活保護

生活保護は収入が無い、または少ない方を支援する制度です。
受給条件は、国(厚生労働省)が定める最低生活費以下や資産が無いことです。

受給出来る金額は、平均10~20万円です。障害年金と生活保護の両方の支援制度を併用する事は出来ますが、生活保護では障害年金を収入と見なす為、減額されます。
つまり、生活保護費=生活保護費+障害年金になり同額です。

ただし、生活保護費に障害者加算があり増額されることがあります。

生活保護についてもう少し詳しく説明します。生活保護は扶助として8種類あります。
おそらく、これを読んでいる方が知っている生活保護は、生活扶助になると思います。

その他にも、7種類の扶助があるので紹介します。

『生活保護の扶助種類』

扶助種類 内容
生活扶助 食費・光熱費・雑費など日常生活の扶助
住宅扶助 住まいの家賃など規定の範囲内で扶助
教育扶助 義務教育に必用な費用を規定額扶助
医療扶助 医療費用は本人の負担無し
介護扶助 介護費用は本人の負担無し
出産扶助 出産費用を規定範囲内で扶助
生業扶助 仕事をする為の職業訓練費用を扶助
葬祭扶助 葬儀費用を規定範囲内で扶助


女性スタッフ

障害者手帳があると、上記以外に加算されて支援される場合もあります。


-参考-
厚生労働省(生活保護制度)

雇用保険

雇用保険と言うと失業中に受給できる基本手当を思い浮かべるのでは無いでしょうか、雇用保険は基本手当以外にも色々活用できる支援があります。

『雇用保険』

  • 基本手当
  • 就職促進給付
  • 教育訓練給付
  • 雇用継続給付

では、この雇用保険について解説します。

-関連記事-
障害者がハローワークで自己都合退職でも給付制限期間無しで雇用保険を受給する方法

基本手当

基本手当は、職を失って再就職するまでの生活を支援します。雇用保険を掛けてある期間によりますが、障害者の場合一般の人より長く支援を受けられます。手続きはハローワークか民間の紹介会社から就職した後で、ハローワークで申請します。必要な書類や手続きはハローワークの窓口で丁寧に説明があります。申請して承認されると3~4週間ほどで指定した口座に振り込まれます。

-関連記事-
【あなたも貰える!】障害者の就職祝い金(再就職手当)申請していますか?

就職促進給付

就職促進給付は、就業を促進するのが目的で早く就職をすることで、通称お祝い金を受給できます。
条件は、基本手当の受給資格がある事が前提です。

支援は、4つに分かれていて「再就職手当」「就業促進定着手当」「就業手当」「常用就職支度手当」になります。
それぞれ、再就職した条件によって適用される就職促進給付が変わるので、自分がどれに当てはまるのか良く確認する必要があります。
解らない場合は、ハローワークで相談しましょう。

-参考-
就職促進給付(ハローワーク)

教育訓練給付

教育訓練給付金とは、就職を望む人の能力開発やキャリア形成のために受講した教育訓練の受講費用を一部支援します。

これには、「一般教育訓練給付金」と「専門実践教育訓練給付金」と「特定一般教育訓練給付金」と「教育訓練支援給付金」があります。詳しくはハローワークでご確認下さい。

-参考-
教育訓練給付制度(ハローワーク)

雇用継続給付

その他にも、高年齢で再就職したとき収入が減った場合の支援として「高年齢雇用継続給付」や、育児休業期間中に支給される「育児休業給付金」、介護をする為に休業する支援として「介護休業給付」等の支援があり、いずれも障害者も支援を受けることが出来ます。
条件や手続きは、ハローワークで確認して下さい。

-参考-
雇用継続給付(ハローワーク)

【アドバイサーから一言】
ここまで、障害者が利用出来る4つの支援制度を紹介しました。「所得保障制度」「医療支援制度」「障害者手帳に付帯する支援制度」「その他の障害者も利用出来る支援制度」

どれも条件が合えば利用が出来る支援制度です。ですが、いくら待っても支援制度側から利用が出来るという連絡は来ません。
なので、利用出来ても知らない人が多いです。しっかり利用出来る支援制度は使っていきましょう。

障害者が支援制度を利用したお金を借りる方法

ここからは、支援制度を利用したお金を借りる方法、生活福祉資金貸付制度を紹介します。

生活福祉資金貸付制度は、収入が少ない人や60歳上の高齢者、障害者の経済支援を目的とした貸付制度で、対象は、「低所得世帯」「障害者世帯」「高齢者世帯」です。

貸付資金の種類は「総合支援資金」「福祉資金」「教育支援資金「不動産担保型生活資金」の4種類です。

連帯保証人は無くても申込は出来ますが、貸付利子が変わります。
連帯保証人がある場合は0%で、無い場合は1.5%です。

詳しくは、全国社会福祉協議会をご覧下さい。

-参考-
全国社会福祉協議会

障害者のお金の稼ぎ方を見つける

ここまでは、お金が無い障害者が利用出来る支援制度やお金の借り方を紹介してきましたが、ここでは障害者がお金を自分で稼ぐ方法の見つけ方を紹介します。

お金の稼ぎ方は人それぞれです。こうあるべきとか、これなら稼げるという事はありません。
そこで、ここでは当メディアに来る相談からひとり一人に合った稼ぎ方に繋がるアドバイスをします。

障害者がお金を稼ぐと言うキーワードで、当メディアに相談が一番多いのは高収入の就職や転職についてです。次が副業で、その次が在宅ワークです。そして最後がアルバイトの相談になります。

相談の内容は、ひとり一人多少の違いはありますが、多くは探し方です。
確かに、適当に探しても時間が掛かるばかりで効率は悪いです。

そこで、私がアドバイスするのが自分に合った探し方です。
どう言うことかというと、目的を明確にして一番適している探し方をする。それだけです。

例えば、就職をしてお金を稼ぐのなら「7つの障害者の転職エージェントとサイトを比較評価したおすすめランキング」を紹介します。
副業でお金を稼ぐのなら「【実践】障害者の僕が推薦する11の副業を紹介と『その先』」ですね。

派遣でお金を稼ぐ人には「【障害者が登録する派遣会社は2社】それよりおすすめは人財紹介会社

アルバイトやパートでお金を稼ぎたい人には「必見!障害者の求人「パートとアルバイトのメリット・デメリット」

お金を稼ぐ為に働きたいけど、働く自信が無いと言う相談には「【就労移行支援おすすめランキング10選】あなたにピッタリが見つかる」といように、目的と探し方をセットにしたアドバイスをします。

最後に

如何でしたでしょうか。
今回は、障害者の「お金がない」と言う相談について支援制度や稼ぎ方の探し方などを紹介しました。

でも、私も経験がありますが、これでは解決出来ない時があります。
それが、緊急時のお金です。

私の場合は、病院への緊急搬送でした。
そのまま、入院になったのだけど検査費と治療費と入院費用がお金が無くて払えません。

毎月ギリギリだったので、貯金する余裕が無かったのです。
生活保護は、最低限を僅かに超える収入があるので受けることが出来なく、本当に支援制度も利用が出来ない狭間の超ド貧乏でした。

その時、助けてくれたのが唯一作ってあったクレジットカードでした。
普段は、支払いが後で来るのが嫌で利用しませんでしたが、今回は助けられました。

今回、「お金がない」と言う相談について解説してきましたが、多くは支援制度を上手に利用すれば、余裕は無くても生活はできると思います。

ですが、私のような生活保護を受けられないような狭間の人間は、緊急性のある出費には対応できません。

あなたがクレジットカードを持っているのなら安心ですね。
でも、もし持っていないのなら一つ作っておくと安心ですよ。

私が、助かったカードは丸井のエポスカードです。
年会費無料です。

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