
障害者手帳があれば障害者枠で仕事をする事が可能です。
障害者雇用はずるいと言うネットの書き込みや、評判を目にしたり耳にする事があります。
面倒なので何も反論しませんが、手帳を持っているのなら、せっかくなので可能な限り利用しましょう。
と、言うことで障害者手帳を目一杯利用して『ずるい』と思われるほどの就職や転職方法を紹介します。
紹介する方法を活用して廻りから『ずるいずるい』と罵声を楽しんでください。
快感になりますよ。

解説は、障害者のずるい就職や転職に関わる、企業の採用担当の私が致します。
もちろん、私も障害者で手帳持ちです。
障害者雇用の3つのずるい
障害者雇用がずるいと言われる内容3つについてです。
- ずるい就職や転職
- ずるい仕事内容
- ずるい福利厚生
この3つが、障害者雇用はずるいと言われている内容です。
私達人事は、企業間の繋がりがあるので確認をすると、障害者雇用を積極的にしている企業では内容に多少の違いはありますが、だいたい同じです。
それらについて解説します。
1.障害者のずるい就職や転職
障害者雇用は法定雇用率があり、企業では従業員数に応じて雇用率を元にした障害者を雇用する義務があります。
2021年3月1日からの民間企業の法定雇用率は2.3%になります。
対象は、従業員数が43.5人以上の企業です。
これが守られない企業は指導が入り名前が公開されます。
デメリットは、公共事業への入札や取引企業の信用などに影響が出ます。
なので、影響の大きいと考えられる大手ほど世間体を考えて積極的に障害者を雇用をします。
障害者は、これにより次の3つの恩恵があり、それがずるいと言われることに繋がっています。
- 1-1.積極的に採用される
- 1-2.大手が多い
- 1-3.給料が良い
それでは、この3つを解説します。
1-1.積極的に採用される
法定雇用率にあわせる為に、どの企業も障害者を積極的に採用します。
その為には、一般採用より条件を下げ採用しやすくします。

障害者枠の雇用は学歴やスキル、経歴に関係なく採用される事が多いので、苦労して入社した社員や、入りたくても入れなかった人からは「ずるい」と思われます。
*障害者枠でも、正社員の応募が出来ます。
その場合、スキルや経歴を重視するキャリア採用になりハードルは上がりますが、障害者の雇用率も上がるため、企業はより積極的に採用をします。
1-2.大手が多い
大手企業は従業員数が多いです。
従業員数が多ければ多いほど法定雇用率を遵守するために障害者雇用の求人数が増えるので大手ほど求人をします。

周囲からは、簡単に大手有名企業に入社出来る事が、ずるいと思われます。
1-3.給料が良い
給料は、そんなに良い?という障害者もいますが、大手企業の障害者の給料を仕事量と責任から考えて見てください。
中小企業に勤める障害者より、良いはずです。
理由は、ベースが大企業の一般枠の社員になっているからです。
また、他社より条件を解りやすく良くして採用を早く多くしたいという意図もあります。
2.障害者のずるい仕事
ここでは、障害者の仕事がいかに「ずるい」か解説します。
内容は次の4つです。
- 仕事量
- 責任
- ノルマ
- 残業
2-1.ずるい仕事量
仕事は障害特性によって配慮されるため、量的に軽減されることもあります。
仕事量が多くてストレスが溜まり、それが原因で障害の症状が悪化したりして欠勤や休職にならないようにです。
万が一、退職にでもなったら責任者が企業から問われることになります。
なので、合理的配慮として仕事量も調整されます。
2-2.ずるい責任
障害者枠で正社員以外の仕事は、基本責任は管理者の正社員になります。
多くの障害者は、正社員の仕事のサポートが多いのが理由です。
成果が出ないのは管理者の責任で、サポートをする障害者が悪いわけでは無いからです。
もし、ここで責任について問われるようであれば、それはハラスメントとして上司の上司や、人事の窓口に訴えましょう。
2-3.ずるいノルマ
ノルマは、設定されないことがおおいです。
ノルマを設定することで心的ストレスを抱えることが多いので、出来るだけストレスフリーになれるようにノルマは課せませんが、仕事量と同じように、合理的配慮として障害特性に合わせて、ひとり一人調整をします。
また、基本苦手だったり嫌だと感じる仕事はしなくて良いです。
このような配慮があるので、一般社員からは「ずるい」と言われます。
2-4.ずるい残業
残業は、いくら忙しくても基本ありません。
定時には退社します。
仕事より体調重視なので、残業は基本ありえません。
3.障害者のずるい福利厚生
企業は、せっかく障害者を採用しても定着しなければ、また1からやり直しです。
時間もコストも無駄になります。
なので、条件を出来るだけ良くして入社した人が定着するようにします。
また、就職や転職は数社を同時に受けている障害者が殆どです。
その中から自社を選ぶように、福利厚生などの条件を良くします。

企業によっては、定期通院が仕事を休まなくても行けるように制度として取り入れている事もあります。
一般の社員にはない制度なので、ずるいと思われています。
他にもずるいと言われること
その他にも、障害者がずるいと言われる事があります。
それが、この4つです。
次の5つは申請はしましたか?
障害者になったからと言って自動には適用されないので申請が必要です。
もし、申請がまだであれば直ぐ手続きをしておきましょう。
せっかく障害者の特権なので、出来る事は全て手続きをしておくべきです。
- 障害年金
- 公共料金の減額と免除
- 税金の控除と免除
- 助成金制度
1.障害年金
障害年金は、日本年金機構で自分で申請が出来ますが、面接待ちだけで数週間以上かかる場合があります。
また、書類を作成するのも大変で不備があれば戻されるので、本当にすすみません。
そのあげく、適用されないこともあります。
障害年金は、NPOの無料相談があるので利用すると良いです。
そこで社労士の専門家を紹介してくれるので、利用をしましょう。
着手金ありと無しがあります。また、成功報酬も違いがあるので良く確認してください。
2.公共料金の減額と免除
お住まいの自治体の福祉課などで確認をしてください。
電車やバス、客船、飛行機などは乗車する会社により割引や同乗者への適用が変わるので要確認が必用です。
電話案内、携帯電話、NHK受信料
タクシーや有料道路の適用もあります。
税金の控除と免除
障害の等級によって違いがあるので、これも自治体の福祉課などで確認をすると詳しく教えてくれます。
助成金制度
障害者が健康保険を利用して医療を受けたときの自己負担を助成する制度があります。
障害の等級や治療によっては免除になるケースもあるので、障害が確定した時点で要確認する必要があります。
その他にも、補装具、リフォーム費用など、障害を軽減するためへの助成金制度があります。
これもお住まいの自治体で確認が出来ます。
-参考記事-
【障害者手帳を活かそう!】知って得するメリットとデメリット
障害者のずるいを極める方法
ここまで、障害者がいかにずるいと言われるかを解説してきましたが、障害者のずるいを極める為に一番必要な事を解説します、
それは、まずあなたにとって一番都合の良い仕事と職場を確保することです。
でも、それは普通に探しても見つかりません。
理由は簡単です。
非公開が多いからです。
また、公開していても有効求人倍率が凄く低くなります。
有効求人倍率とは?
知りたい方はこちらで確認頂けます。
▶【障害者に有効求人倍率は関係なし】最も成功率の高い仕事の探し方
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アットジーピー
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〒104-0031 東京都中央区京橋2-4-12 京橋第一生命ビル3F 株式会社ゼネラルパートナーズ
対応エリア:全国 代表取締役社長:進藤 均
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まとめ
如何でしたでしょうか。
ずるいと言われる障害者雇用について解説し、使い倒すための知識を解説しました。
障害者になったことで、デメリットもありますが利用出来る事は遠慮しないで活用しましょう。
その中でも、安心出来る生活基盤を作る為の安定した雇用はとても大事です。
今は、障害者を雇用する企業では、障害者が働きやすい合理的配慮がされるようになってきましたが、まだまだ完璧ではありません。
それをより完璧に近づけ、安定した雇用にするのには、あなたにぴったり合っている一番良い企業を探すことが出来るかにかかっています。
当メディアで紹介した『ランスタッド』『dodaチャレンジ』『アットジーピー』はいずれも優秀なプロです。
あなたに合ったプロを選んで相談をしましょう。
当メディアは、障害者が安心出来る生活基盤を作り、安定した雇用が進むことを応援します。
-今回紹介したプロについて-
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『対応エリア:全国』外資系のグローバル企業です。精神保健福祉士が常駐しているカウンセリングが好評で、正社員・キャリアアップへの提案力があります。配慮のある環境でキャリアデザインをするのに最適です。
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