障害者は就職する時、障害をオープンかクローズを選択する事ができます。
でも、法律的に障害を隠して就職しても良いのでしょうか?
また、法律的には良くても就職した企業で問題は無いのでしょうか?
ここでは、そのようなオープンとクローズ就労の疑問やメリットとデメリットなど、障害者が働き方を選ぶポイントを解説をします。
また、記事の後半ではクローズかオープンで悩んでいる人の就職先の探し方も解説します。
解説は、当メディアのアドバイザーです。
こんにちは、アドバイザーLです。
私が担当します。
-ここでわかること-
- 障害を隠して入社していいの?
- バレたらどうなる?
- オープン就労のメリット・デメリット
- クローズ就労のメリット・デメリット
- 自分に向いている働き方
障害を隠して就職していいの?
Q.そもそも、障害を隠して就職することに問題はないのでしょうか。
厚生労働省の見解は、障害者が就職や転職をするときに、障害を隠してはいけない事はないとされています。つまり、法律では障害を隠して就職することは違法ではありません。
クローズ就労は、OKということですね。
クローズで就職したら会社にバレる?
Q.でも、隠して就職した場合、後でバレないですか?
基本は自己申告なのでバレることはありません。
ですが、障害者控除を年末調整ですると会社にバレます。
このとき、障害者控除を年末調整でしないで所得控除を確定申告でしても、住民税を会社が特別徴収すると確定申告の情報がお住まいの役所経由で会社にバレます。
でもバレない方法があります。
これであれば、クローズでもバレませんが、障害者控除は全く受けることは出来ません。
ですが、過去5年に限りますが、退職後クローズで納めた税金が戻ってくる方法があります。
必要な物は、過去5年分の源泉徴収票と障害者手帳です。
障害者手帳
これで、過去5年分の税金は戻ってきます。
クローズ就労がバレた場合
Q.入社後に、クローズがバレた場合どうなりますか?
法律上は、就職するときに自分に不利になるようなことを隠しても違法ではないので問題ありません。
会社側も、クロースで入社した事を理由に解雇はできません。ですが、働き方が変わる場合があります。
障害への合理的配慮を考えて、「職種の変更」や「労働時間の見直し」などが考えられます。
Q.正社員の場合、契約社員になりますか?
それはありませんが、バレた次点で障害によって体調を崩している人が多いので、働き続けるのが難しくて結果退職になる場合が多い様です。
その場合、会社によりますが制度が整っているところでは、体調を整える目的で休職が出来るようにシックリーブ(病気休暇)や傷病手当でフォローをしてくれます。
傷病手当は、健康保険に入っていれば誰でも利用ができます。
-関連記事-
>>障害者雇用のシックリーブ制度を理解してじょうずに利用しよう
-クローズがバレた時-
- 障害を隠して就労することは違法では無いので問題ない
- バレた場合も解雇にはならない
- シックリーブ傷病手当を利用できる
- 同じ条件で働き続けるのが難しいこともある
- 体調が回復しないで退職になることもある
オープン就労のメリット・デメリット
オープン就労では、障害特性を考えられた合理的配慮のある環境で自分に合っている働き方が出来ます。
体調管理が第一になり残業は無く定期通院への理解があり、障害特性上苦手とする仕事はマニュアルや道具が用意されるなど働きやすい環境が整えられるメリットがあります。
一方、クローズ就労の一般の社員と比べると、選べる職種が少なかったり、責任のある仕事が無かったり、給料が少ないと言うデメリットもあります。
-メリット-
- 残業無し
- 定期通院で休んだり帰宅しやすい
- ノルマが無い
- 働きやすい配慮
-デメリット-
- キャリアデザインは出来ない
- 給料が安い
- 昇給はわずか
- ボーナスは無い
- 契約社員
- 職種や仕事が選べない
- やりがいは感じない
クローズ就労のメリット・デメリット
ここでは、クローズ就労について解説していきます。
クローズ就労では、一般枠で働くのでキャリアデザインが出き、高い給料で、やりがいのある仕事が出来ます。
ですが、障害は配慮されることは無く、体力もメンタルも全て自分で限られた時間の中でケアをし、廻りの社員に劣らないように仕事の結果を出し続ける必要があります。
-メリット-
- 正社員の求人が多い
- 職種が豊富
- 給料が高い
- キャリアデザインが出来る
- やりがいがある
-デメリット-
- 障害への配慮がない
- 残業がある
- 成果を出し続ける
オープン・クローズの向いている人
障害者の就職や転職は、オープンもクローズも自分で選ぶことができます。
どちらもメリット・デメリットがあります。
それをよく理解したうえで働き方を決めましょう。
オープン就労はこんな人に向いています。
向いている人
- 障害者になって初めての就職や転職の人
- 障害への配慮のある働き方をしたい人
- 障害に不安がある人
クローズ就労はこんな人に向いています。
向いている人
- 障害が安定している人
- 定期通院がしっかり出来る環境の人
- 障害者になって初めての就職や転職でない人
オープン就労かクローズ就労かは、悩むと思います。
オープン就労は、障害への配慮がある働き方ができます。
クローズ就労は、給料が良くキキャリアパスを考えた働き方ができます。
-良くある質問-
Q:クローズからオープンへは変わることがでいますか?またその場合、何が変わりますか?
という、質問を受けることがあります。
ただし、職種や部署は変わる可能性は大きいです。
逆にオープンからクローズへは難しいです。コストの問題もありますが、一番の問題は障害の症状の悪化とか、それが仕事全体に響く事が懸念されるからです。
どちらで就労するかは、自分の体調をよく考えて無理の無い働き方を選んでください。
障害者にはオープン就労
10年以上、障害のある人の採用を通して多くの人の入退社を見てきた私の主観ですが、障害の事を考えると合理的配慮のある働き方が長く安定して働ける環境です。
待遇や仕事のやりがいを重視するのなら、最近は無理にクローズにこだわらなくても、障害者として正社員で働く雇用形態も増えています。
これであれば、障害への合理駅配慮がある環境で、正社員として就労が出来るので給料も良くボーナスもあってキャリアも積めます。
最近は、障害者の活躍も期待されて、正社員の求人が増えてきています。
確認してみると良いでしょう。
障害者のオープン就労にはエージェントを利用
今や、どの業界職種でも仕事を探すときは、専門家のエージェントを利用するのは普通です。自分で直接応募することは労力の割に合わないので行わなくなっています。
ここでは、障害者がオープンで仕事を探す時に利用するエージェントを紹介します。
紹介するエージェントからは、オープンで障害だけを重視した合理的配慮のある契約社員としての働き方と、合理的配慮のある中で正社員としてキャリアを積んでいく働き方の両方の提案を受けることが出来ます。
障害者の正社員の求人が増えているとはいえ、今在籍している企業で正社員の募集が無ければ、契約社員から正社員へ変わることはまずありません。
その場合は、オープンで正社員として働きたい方は転職して探す事になります。
また、今仕事を探している人も、正社員の採用が無い企業にいくら正社員でオープンで採用して下さいと言っても無理でしょう。
最初から、障害者枠の求人で正社員登用の募集をしている企業でなければ難しいです。
そのような合理的配慮のある正社員と契約社員の両方を提案できるのが、障害者専門に特化したエージェントです。
ここでは、契約社員も正社員も合理的配慮のある環境の就労を提案出来るエージェント8社を紹介します。
dodaチャレンジ
dodaチャレンジは、パーソルグループの特例子会社パーソルチャレンジの運営です。
パーソルグループは70社がら集まる総合人材サービスの企業で、dodaチャレンジの強みはそのグループの顧客基盤があることです。
数年前に、テンプホールディングスとインテリジェンスが合併して出来たパーソルグループは国内で業界トップクラスになりました。
元々大きかった顧客情報は更に大きくなり、各業界のあらゆる職種を網羅していて、その中から提案される求人は予想を遙かに上回る数です。
日系の金融・ゼネコン・メーカーなどの大手企業の提案力があります。
dodaチャレンジ公式サイト
https://doda.jp/challenge/
ランスタッド
ランスタッドは外資系の総合人材サービスのグローバル企業で、規模は世界No.2です。
日本国内にも拠点は92ヶ所あり、日本全国の人財派遣からアルバイト、パート、契約社員、正社員等の人財紹介サービスに注力しています。
元々、一般枠のエージェントで、外資の考え方を持つランスタッドは、障害は個性と考えていて合理的配慮があれば仕事が出来るのは特別では無いと考えています。
なので、障害者向けに紹介している求人も正社員が多く、webサイトには大手企業の求人特集や年収アップ特集があります。
カウンセリングは精神保健福祉士が同席するので、ひとり一人に合っている求人の提案が出来ると好評です。
ランスタッド公式サイト
https://www.randstad.co.jp/
アットジーピー
アットジーピーは、ゼネラルパートナーズの運営でこの企業は他にも就労移行支援を障害別に展開をしています。
アットジーピーは2003年から障害者の転職サポートを始めていて、障害への合理的配慮がある環境の仕事を追求してきているので、障害者用に切り出した事務アシスタントや軽作業の求人が豊富にあります。
また、地方の求人は業界No.1で、IターンやUターンの仕事を探すのにも向いています。
アットジーピーはオープンで合理的配慮を重視した仕事と地方の仕事を探すのであれば、良い提案をしてくれるでしょう。
アットジーピー公式サイト
https://www.atgp.jp/
ラルゴ高田馬場
ラルゴ高田馬場は、首都圏のみの求人の提案になりますがサポート力はとても良いです。
運営のアスリートプランニングは、体育系学生の就活をサポートする企業で、その対象となる企業は独自で開拓した他社には無い約600社です。
ラルゴ高田馬場は、この体育系学生の売り込みで築いたこの約600社のデータを元に、今度は障害のある人が戦力になることを根気よく提案しています。
ラルゴ高田馬場は首都圏のオープン就労で、他社にはない特別なオファーが期待できます。
ラルゴ高田馬場公式サイト
https://go-largo.jp/
DIエージェント
DIエージェントは、首都圏と関西圏で利用が出来るエージェントです。
ここの特徴は、カウンセリングの結果求人を提案が出来ない場合は、相談にきた障害のある人の要求に合わせてポジションを作り、マッチしそうな企業に、こちらから提案をしていくことです。
前からあるオープンポジションの求人に近いところはありますが、障害のある人の要望に合わせた採用への提案は他社には無い取り組みです。
他社の求人にマッチしない方は、DIエージェントで逆に提案して貰うのもありかと思います。
DIエージェント公式サイト
https://di-agent.jp/
アビリティスタッフィング
アビリティスタッフィングは、リクルートグループです。
利用は首都圏のみに限られます。
このエージェントは、精神専門の提案のみなので、精神系の障害のある人へはひとり一人にぴったり合った求人を提案してくれます。
ただし、健康と仕事の両立を考えた取り組みをしているので、オープンで正社員として働く提案は難しいでしょう。
合理的配慮のある環境で、長く安定した仕事の提案は期待できます。
アビリティスタッフィング公式サイト
https://ability.r-staffing.co.jp/
Happy
Happyは2020年1月に本格的に始動した新しいエージェントです。
まだ、どの分野の提案が強いのか良く解りませんが、創始者はdodaチャレンジを運営しているパーソルチャレンジ出身の方のようです。
提案は、採用実績のある企業に絞っているようで、面接まで進んで採用されなかったケースは少ないようです。
情報が、まだまだ少ないので追って情報を追加します。
Happy公式サイト
https://happyy.jp/
エージェントサーナ
エージェントサーナは、業界最古参の実績28年のエージェントです。
実績も経験も豊富なエージェントではありますが、提案の仕方が少し古い気がします。
障害のある人の今の働き方は、合理的配慮のある環境で自分に合っている仕事をするのが基本スタイルですが、このエージェントの考え方は、福祉に近いように感じます。
そう言ったスタイルを好む人にはぴったりのエージェントなので提案を受けてみましょう。
エージェントサーナ公式サイト
https://www.agent-sana.com/
エージェントが出来る事
エージェントを利用すると、次のような事が出来ます。
- カウンセリング
- 求人の紹介
- 履歴書・職務経歴書の書き方と添削
- 応募書類の提出代行と推薦状
- 模擬面接
- 面接後のフォロー
- 採用条件の交渉
- 入社後の定着支援
以上が、無料登録後にエージェントがあなたのために出来る事です。
カウンセリング
カウンセリングは、障害特性とスキルやキャリアと要望をひとり一人からしっかり聞き、希望に合わせた提案をするために行います。
ここで、オープン就労での働き方について詳しく希望を話すことで、あなたにぴったりの提案が出来ます。
カウンセリングでは、アドバイスもしてくれるので、もし希望が固まっていない場合は、気兼ねなく相談が出来ます。
キャリアパスやキャリア形成についても相談が出来ます。
求人の紹介
カウンセリングで得た情報から、エージェントの持っている求人のデータに照らし合わせて、あなたにぴったりの仕事を提案します。
これは、情報量が多いところほど提案力が高くなります。
この3社では、dodaチャレンジが有利です。
人材総合サービスのパーソルグループ70社とdodaチャレンジの持っている採用データ3000社の情報が大きいです。
履歴書・職務経歴書の書き方と添削
履歴書と職務経歴書は、ただ空欄が無く埋まっていれば良いという事はありません。
採用担当は送られてきた書類の内容を重視しますが、それ以外にも解りやすく丁寧に書かれているか見ます。
他にも、折り方や匂いもチェックします。
喫煙者は気をつけましょう。
自分では解りませんが、紙や封筒にタバコの匂いが付きます。
タバコが駄目ではありませんが、気の使い方とマナーを見る面接官もいます。
このような事、全てを踏まえて書き方と添削をします。
ここの書類選考が通過しないと次に進めないので重要です。
応募書類の提出代行と推薦状
履歴書と職務経歴書の応募書類は、エージェントが代行して送ってくれます。
ここで重要なのが、応募書類と一緒に推薦状をつけます。
実は、この推薦状には大きな役割があります。
企業は、人財を採用するためにエージェントに人材発掘の業務を委託しています。
そのエージェントから送られてくる推薦状は、カウンセリングの評価なのです。
つまり、選考結果なのです。
この評価を、人事担当者はとても重視します。
模擬面接
書類選考が通過したら、次は面接です。
面接は、応募書類と推薦状と書類では解らないことの確認です。
応募書類と推薦状を見て合ってみたいと思ったのですから、期待通りであれば内定まで進むでしょう。
しかし、思っていた人物像と違ったらそこで終わりです。
面接では、応募書類の確認以外に、人物像や社会人としての一般常識やマナーと言った書類からは解らないような事もしっかり見ます。
その全てを模擬面接を通して内定まで進めるように練習をします。
面接後のフォロー
面接が終わったら、あなたはエージェントに即連絡をします。
そこで、エージェントが採用担当者に面接した感じを聞くために電話をします。
もし、担当者が採用か不採用か悩んでいる場合は、フォローを入れて採用に背中を押します。
これが、とても効果が大きくて誰でも悩んでいる時に促されると、結構促されるままになることが多いのです。
結果、内定に進むことになります。
採用条件の交渉
内定まで進んだら、後は入社準備をするのではありません。
まず、採用条件の交渉をします。
日本人は、自分で採用条件を交渉する人はあまりいません。
ですが、これは普通の事です。
交渉をしたからと言って内定取り消しにはなりません。
ここで、採用条件を出来るだけ良くして置かないと、採用されてからではなかなか条件は良くならないので始めに交渉をするべきです。
それを、エージェントが代行してビジネスライクに行います。
企業側もいつもの事なので気にしませんよ。
入社後の定着支援
無事入社できたら、そこで終わりではありません。
入社後の定着まで支援はあります。
採用条件が違ったり、他の社員とトラブルがあったり、体調の悪化など色々な事が想定されますが、その全てをエージェントに相談することが出来ます。
相談を受けたエージェントは、一番良い方法で解決します。
万が一、退職することになっても手続きの仕方から、次の転職先を探すのも惜しみなくサポートをしてくれます。
エージェントを利用する理由
エージェントが出来る事でも少し書きましたが、1人で就職や転職を進めても出来ないことが沢山あります。
- 応募書類の添削
- 推薦状
- 面接模擬
- 面接後のフォロー
- 採用条件の交渉
- 入社後のフォロー
これらが、あることで通常の内定率3-4%が80%以上の採用に繋がっているからです。
だから、エージェントを利用した方が効率よく良い就職と転職が出来るのです。
しかも全部無料です。
無料の理由
企業が、エージェントに人財採用の一部を委託しているので、紹介されて採用が決まると紹介料が企業からエージェントに支払われるからです。
エージェントを200%活用する方法
ここまで、東海地区と名古屋で利用するエージェントについて解説してきましたが、最後にエージェントを200%活用する7つのポイントを紹介します。
- 利用している(しようと思っている)全ての転職エージェントを伝える
- あなたの強みを伝える
- 嘘はつかない
- 約束は守る
- 積極的に転職活動をする
- カウンセラーが合わない場合は変える
- 面接後の連絡をする
それでは、ポイントの解説をしていきます。
1.利用している(しようと思っている)全ての転職エージェントを伝える
最初のポイントは、3つでも4つでも利用している転職エージェントは全て伝えましょう。
カウンセラーは、自分で紹介をしたいので、一生懸命になってくれます。
複数利用していると嫌がられるとか、紹介量が減る等の心配はいりません。
いくつ利用していても、はっきり伝えてください。
2.あなたの強みを伝える
あなたの強みアピールポイントをカウンセラーに伝える事で、カウンセラーはあなたの事を正確に早く知る事が出来ます。
あなたにぴったりの求人を早く見つける為に、あなたから強みを伝えるようにしましょう。
もし、自分の強みが良く判らない人や確認したい人は、リクナビで出している無料で強みを診断するToolがあるので使って確認してください。
【公式】リクナビ無料診断
3.嘘はつかない
学歴や職歴、転職回数、スキルなどの嘘は、絶対にダメです。
理由は、正確なカウンセリングが出来なくて、それが間違ったアドバイスに繋がり転職につながらない原因になるからです。
言いにくい事は言わなくても良いですが、嘘はダメです。
4.約束は守る
連絡を約束した日に連絡しないとか、無断でカウンセリングの時間をすっぽかしたりしては絶対にダメです。
カウンセラーに信頼されなくなると、企業に紹介をされなくなります。
5.積極的に転職活動をする
毎日とは言いませんが、10日に一度くらいはカウンセラーに連絡しましょう。
カウンセラーは、忘れているわけではありませんが、他にも担当をしている人がいます。
転職したい!というプレッシャーを掛けて行きましょう。
あまりに放置して楽観していると忘れられます。
6.カウンセラーが合わない場合は変える
カウンセラーも人なので、中には自分と合わない場合もあります。
そう言う場合は、我慢しないで早く変わって貰うようにしましょう。
合わないまま続けても、良い結果にはなりません。
気にすることはありません。
カウンセラーは、交代がある事も自分たちで良く理解しています。
それが原因で、気まずくなったり転職エージェントを利用しにくくなることはありません。
交代する方法は、転職エージェントのwebサイトの問い合わせから連絡を入れるだけで、すぐに交代できます。
メールの内容は、交代の意思が伝われば良いので、簡単な内容で充分です。
現在、カウンセリングを受けている○○(名前)と申します。本日、ご連絡させて頂いたのは、他のカウンセラーのアドバイス希望です。
転職の早期成功のために、多くの方のアドバイスを受けたいと考えております。
是非ともご協力頂けますでしょうか。勝手なお願いでありますが、どうぞよろしくお願いいたします。○○(名前)
こんな感じです。
良かったら、コピペして必要に応じてお使いください。
7.面接後の連絡をする
これは、凄く大事です。
出来れば、面接会場になったオフィスを出て5分以内に連絡しましょう。
理由は、カウンセラーが企業の面接担当に電話で連絡を入れてくれます。
これが、重要で面接官は面接後に評価表を作成しています。
中には、採用か不採用か凄く悩む場合もあります。
そんな時、カウンセラーから電話が掛かってきてフォローが入れば、不採用が採用に転がることが多いのです。
実際にこの記事を書いている私は、現役の面接官ですが、このフォロー電話で採用にしたことは何度もあります。
本当に採用は悩みます。
その人や家族の生活、将来が掛かっています。
いい加減には出来ません。
まとめ
オープンとクローズ就労について解説してきましたが、如何でしたでしょうか。
どちらで働くかは、自分次第です。
そして、どちらで働いても途中で切り替えることは可能です。
クローズで疲れたら、オープンにすれば良いし、オープンで物足りないと感じたらクローズに変われば良いです。
ですが、クローズからオープンは転職しやすいですが、オープンからクローズはかなり難しいです。
転職無しでは、まず無理でしょう。
転職するとしても、応募書類や面接で前職の合理的配慮有る働き方を採用担当が見たら、「一般枠では難しいのでは無いか」と判断されてしまう事も考えられます。
その場合は、障害者枠の正社員で働く方法があります。
最近は、障害者も戦力として認知している企業が増えています。
合理的配慮のある環境でスキルを活かしたキャリアアップをして高い年収も望めます。
私の主観ですが、オープン・クローズと悩むのであれば思い切ってオープンにして正社員の求人を探すのが将来を考えた時、健康面や仕事のやりがい、収入面で一番良いのではないかと思います。
最後にオープン就労で就職先を見つけるのに向いているエージェントをまとめておきます。
参考にして頂ければ幸いです。
当メディアは、就職でオープンかクローズで悩んでいる人を心から応援します。
ランスタッド公式サイト
https://www.randstad.co.jp/
『対応エリア:全国』外資系のグローバル企業です。精神保健福祉士が常駐しているカウンセリングが好評で、正社員・キャリアアップへの提案力があります。配慮のある環境でキャリアデザインをするのに最適です。
dodaチャレンジ公式サイト
https://doda.jp/challenge/
『対応エリア:全国』パーソルグループの特例子会社パーソルチャレンジが運営元です。自社が特例子会社だからこそ、障害のある人に寄り添った提案が出来ます。グループの保有する企業情報からの提案力はパワーがあります。
アットジーピー公式サイト
https://www.atgp.jp/
『対応エリア:全国』求人案件数が多く、業界では1-2位を競います。首都圏のみだけではなく地方の求人にも強くUターンやIターンで仕事を探す時に提案力があります。