こんにちは、管理人のKです。
今回は、障害者という文字についてです。
色々な理由により、表記がいくつかありますが、どれが正解という事もないようです。
私、自信はこだわりはありませんが、ちょっと気になったので調べてみました。
障害の表記について
私自身はあまり気にしたことはありませんが、面接官として何百件も面接を繰り返すと、中には「しょうがい者」という言葉と表記にこだわりがある方も多くいます。
障害と障碍と障がいの歴史
最近、一部メディアでも見かけるようになったのが「障害者」という表記です。障害者の害は害ではないという所から障害者と表記されるようになってきているそうです。ちなみに、最初に地方公共団体で障害者と表記をするようになったのは東京都多摩市です。
では、障碍者はいつから使用されていたのでしょうか。実は戦前は障碍者を使用されていました。障害者も障碍者も読み方はおなじ「しょうがい者」なのですが「がい」の意味が全く違うのです。「害」は字のごとく良いイメージはありません。いっぽう「碍」は妨げるという意味で、字にはマイナス要素はないのです。戦後は「碍」自体の文字が当用漢字に含まれなかったので「障害者」と言う漢字が当て字になり使用されるようになりました。
障がい者は、ここ数年で害という文字が良い意味でないため、差別になるという事で取り入れられて来ています。
自治体で障害者から障がい者への表記に変えたところは、「都道府県:8 指定都市:5」の13か所になります。
-都道府県-
北海道・山形県・福島県・岐阜県・三重県・熊本県・大分県・宮崎県
-指定都市-
札幌市・新潟市・浜松市・神戸市・福岡市
ちなみに、web上で障害を「しょう害」と書いてある事があります。
これは、視覚障害者が使うテキストリーダーが漢字の「障害者」だと「さわりがいしゃ」と訳すためです。
「障害者」「障碍者」「障がい者」どれも発音も意味も同じですが、あなたはどの字を使いますか。
英語表記
私が障害者採用の担当者になった頃は「handicap」と記されることがありました。その他にも、「crippled」「challenged」などと時代により書き方」、呼び方は変化していきました。現在、主にアメリカでは「disabled」を使用し一般的に「persons with disabilities」「people with disabilities」と表記します。
「persons with disabilities」は、「障害のある人」と訳し、「people with disabilities」は、「障害を持つ人々」になります。日本ではあまり使用することはないかもしれませんが、私自身の覚え書きに書いておきます。
まとめ
障害者、障碍者、障がい者、どれも同じ意味ですが、あなたはどれを使用していますか。
私は、あえて日本語ではなく英語表記のpersons with disabilitiesを最近は使っています。
理由は特にありませんが、あえて言うならば漢字で書いた場合、こだわりのある障害者の面接になったとき、日本語でない方がこだわりに関係ないかなと思ったからです。
また、障がい者という文字は、自治体で取り入れている所もありますが、メディアでは害を使っています。
一方、障害者からは障がい者は嫌だとい声も上がっています。
障害者の害は、障害者のハンディではなく世の中にあることを指すという意味からです。
障害者の表記では賛否両論色々あるようですが、あなたはどの文字を使いますか。
また追って表記について調べていきたいと思います。