
障害者の求人に営業職はあまりありませんが、たまに求人が出ていることがあります。
営業職は、障害者にとって体力面、精神面で負担が大きいので、かなり障害が安定している人でなければ、おすすめする職種ではありません。
ですが、向いている人もいます。
ここでは、営業職に興味があるけど営業の経験がない人と、以前営業職として働いたことがある人で再度検討している人に向けて解説していきます。
営業職に向いている人
営業職の仕事
営業職には、新機開拓とルート営業があります。
大昔のように、飛び込み営業はまずありません。
電話などでアポイントメントをとってから、担当者に会いにいきます。
これは、他社の追随を敬遠する目的もあります。
いずれにしろ、コミュニケーション能力の高さと自己管理が必須で、体力も精神力も消耗する仕事です。
営業職の魅力は
こんなハードな仕事ですが、魅力は何なのでしょうか。
今は、人事にいるアドバイザーKですが、以前は営業にいたこともあります。
当時の、私が営業職に感じていた魅力を話します。
これは、良くも悪くも数字が全てです。これは、わかりやすく競争好きであれば面白いと思えると思います。
これも数字に関わる話ですが、営業成績が目標に達成した時は、自己満ですが気分が良いです。
その中でも一番の魅力はインセンティブです。これは、営業成績の数%が会社からご褒美として給与と一緒に支払われます。
① 目標を達成するための刺激。誘因。② 企業が販売目標を達成した代理店や、営業ノルマを達成した社員などに支給する報奨金。出典:weblioより
企業ごとに違いはありますが、管理部門の年収と営業職の年収はインセンティブを抜いた計算でも差が出ます。
管理部門:16ヶ月分
営業職:18ヶ月分
営業職はこれにインセンティブか加算されます。
障害者は誰でも営業職ができるか
営業職は仕事がハードな分お金で還元されているのがわかりました。
そこで、この営業職は誰でも出来るのでしょうか。
できると向いているは違います。
ここでは、向いている方で解説します。
忙しさやハードな仕事を楽しめる体力とモチベーションがあれば向いていると言えます。
逆に、体調に自信がなく体力もなくメンタルに不安がある人は、管理部門を選んでおいた方が将来の自分のためです。
では、次に障害面から考えていきます。
向いていない障害は?
人には何でも向き不向きがありますが、それは個性である障害にも同じことが言えます。
そんな向いていない障害はこちらです。
(基本、仕事ができる体調で障害も安定していることが前提)
新規開拓営業
- 精神障害全般
- 発達障害
- 知的障害
- 視覚障害
- 聴覚障害
- 車椅子の利用をする各障害
ルート営業
- 高次脳機能障害
- 知的障害
- 車椅子の利用をする各障害
向いているかも知れない障害
推薦する障害ではありません。
ハードな職種のため可能性として見てください。
新規開拓営業
- 身体障害(下肢、上肢)
- 精神障害(手帳3級で軽度、安定していることが条件)
- 発達障害(手帳3級で軽度、自己管理ができることが条件)
ルート営業
- 精神障害(高次脳機能障害以外)
- 発達障害
- 視覚障害
- 聴覚障害
- 車椅子の利用をする各障害
障害者の営業職の仕事
障害を考慮して営業職を考えたとき、新規開拓となる営業は障害者には負担が大きく無理があります。
それより、ルート営業で信頼を築き上げ、1つの顧客の取引を多くする方が、インセンティブから考えても無難です。
・営業職として障害者ができるのはルート営業
まとめ
如何でしたでしょうか。営業職としての魅力とマイナス面が見えたでしょうか。
これを読んでいるあなたが、仕事へのやりがいを今より求め、更に高い給与を望むのであれば、ルート営業をおすすめします。
この2つに登録しておけば、良い営業職を紹介してもらえます。
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