障害者手帳カード化

厚生労働省の発表では、2019年4月から障害者手帳のカード化が解禁されました。
ですが、なかなか各自治体での対応が出来ていなく、遅れているようです。

まだ手にすることは先になりそうですが、実際手帳からカードに変えたときのメリットについて考えて見ます。

障害者手帳とカードの大きさ

以前は身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳と書かれた手帳に分かれており、自治体ごとで、大きさや色も違いました。

かなり前ですが、静岡にいた頃は赤いカバーで12cm×7cmの大きな物で持ち歩くのに財布にも入らないので、当時小学生であった私は、ランドセルに入れっぱなしになっていました。

そのご、平成27年10月から障害者手帳と表記が統一されカバーだけで障害の判断が出来ないように配慮がされました。
大きさは、11.4cm×7.5cmと大きく、これも持ち歩きには不向きなサイズでした。

今回のカードの大きさは85.6mm×53.98mmで、運転免許証などと同じカードサイズです。
これであれば、財布にも入りやすいですね。

カードになる事のメリット

障害者手帳がカードになることで、良かったなと思うことは、障害者割引を受けるときです。
例えば、鉄道の乗車券の割引などを利用するときです。

今までは、乗車券を購入する時、障害者手帳を一緒に提出します。
すると、駅員さんが確認してくれるのですが、まず、カバーから本体を取り出して確認します。その時に、本体が紙なので、すこし乱暴に扱われると、すぐに破けてしまうのです。

また、毎回キツいカバーからの出し入れで、折りたたまれている手帳本体の角はぐにゃぐにゃで、何度も触るので黒ずんで汚らしくなってきます。

ですが、カードになれば素材はプラスチックですし、紙ではないので曲がることも無く、汚れも軽減されるでしょう。

しかも、手帳と比べて薄くなるので、財布などにも入るし持ち歩きやすくなります。

障害者が就活で使う書類に障害者手帳のコピーがありますが、これもコピーするのに楽になります。
手帳本体は、折りたたまれていて伸ばして裏表コピーをして、また折りたたんでしまうのが面倒な手間だったのですが、カードであればさっと裏に返すだけなので凄く簡単です。

カード化されるデメリット

では、カード化された時考えられるデメリットは何があるのでしょうか。
今までは、持ち歩きにくいので、バックに財布とは別に保管して持ち歩いていましたが、これからはカードになれば財布に入れるようになると思います。
なので、財布と一緒に紛失することが無いように、気をつけないと行けないくらいでしょうか。

他にはデメリットは感じません。

いつから使えるのか

このことについて、2021年5月現在ある自治体に問い合わせをしました。
そして担当者の方と話をすることが出来たのですが、解答は次のようになりました。

「本件については、県からの支持で対応しています。現段階では何の指示もないので、いつ頃カードに対応できるかはお答えできかねます。」

と、言うことでした。
せっかく、厚生労働省の方から発表がありましたが、各自治体の取り組みがまだ進んでいないようです。

私の障害者手帳がカードになるのは、いつになるか解りませんが、気を長く持ち楽しみに待つことにします。

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