障害者雇用枠の仕事の探し方

あなたは、企業での障害者の働き方を正しく理解していますか?

障害者の仕事は、雇用枠別ごとに雇用条件が違います。
それを正しく理解していないと、あとで「あれ?」と言うことになりかねません。

そこで、ここでは障害者の働き方と、その雇用条件の違いを解りやすく解説します。
最後に、正しい仕事の探し方も教えますので最後までじっくり読んでください。

アドバイザーKアドバイザーK

こんにちはアドバイザーKです。
仕事は現役の採用担当をしています。

ここの記事の内容は、伝えやすいように私の体験を元に書いてあります。
雇用条件や働き方については企業ごとに多少の違いはあることを御了承ください。

障害者の働き方

まず、障害者の働き方を確認します。
障害者としての働き方は大きく別けて3つあります。

障害者雇用枠の仕事1.一般枠の正社員
2.障害者雇用枠の契約社員
3.障害者雇用枠のの正社員

この3つの違いをそれぞれ解説していきます。

一般枠の正社員

一般枠の正社員には。働き方が2つ種類があります。
総合職と一般職です。

仕事内容総合職は企業をリードしていく様なイメージです。
一般職は、総合職のサポートをする事務職です。

障害者雇用枠の契約社員

契約社員と一言で言っても種類があります。
アルバイト、パート、嘱託職員など全てが契約社員の種類になります。

「有期雇用」と言うくくりだと思って下さい。

仕事内容正社員の一般職のアシスタント業務とか、庶務、メール室などの軽作業が主な仕事で、社員全体のカバーやフォローをする仕事です。

障害者雇用枠の正社員

障害者雇用枠の正社員も2つの働き方があります。
総合職と一般職です。

一般枠との違いは、合理的配慮があることで、その他の違いはありません。

仕事内容契約社員のアシスタント業務では無く、担当者として責任ある仕事をします。
合理的配慮合理的配慮とは、仕事を遂行する上で、必要となる障害への配慮を個人別に障害に合わせて行う事

障害者の働き方で大きく分けて3つある事は解りました。
次では、3つの働き方の雇用条件について埋設していきます。

障害者雇用枠の「契約社員と正社員」と一般雇用枠の「正社員」の雇用条件の違い

ここでは、働き方の違いによって雇用条件がどのように変わるのか解説します。

*同じ企業の同じ部署で仕事をしている前提です。

障害者枠の契約社員 障害者枠の正社員 正社員
雇用形態 契約社員 正社員 正社員
雇用期間 有期・無期 無期 無期
給料 月給か時短の場合は日給月給 月給:300,000円 月給:300,000円
賞与 無し 給料の約4か月前後 給料の約4か月前後
各種手当 通勤手当 通勤手当・時間外手当・その他(資格・住宅) 通勤手当・時間外手当・その他(資格・住宅)
所定外労働時間
休日・休暇 完全週休二日制(土日祝) / 年末年始休暇 / 年次有給休暇
結婚休暇 / 出産休暇 / 介護休暇など
完全週休二日制(土日祝) / 年末年始休暇 / 年次有給休暇
結婚休暇 / 出産休暇 / 介護休暇/リフレッシュ休暇など
完全週休二日制(土日祝) / 年末年始休暇 / 年次有給休暇
結婚休暇 / 出産休暇 / 介護休暇/リフレッシュ休暇など
福利厚生 社会保険完備(雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金) 社会保険完備(雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金) / カフェテリアプラン/財形貯蓄 社会保険完備(雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金) / 社員研修制度 / カフェテリアプラン/財形貯蓄
退職金



一般枠の正社員と障害者雇用枠の正社員では雇用条件の違いは無いようです。
ですが、障害者雇用枠の契約社員と正社員では、雇用条件の違いは雇用期間・給料・賞与・手当・休暇・退職金で見られます。

障害者雇用枠の雇用期間について障害者の有期雇用期間は、2013年4月より有期の雇用契約を繰り返し更新して通算5年を超えると、無期契約への転換を求めることができるようになりました。

雇用条件の違いで利用できない制度

ここでは、雇用条件によって変わる制度を解説します。

雇用条件により、利用出来ない制度はいくつかあります。
正社員と契約社員の規約も違いがあり、企業事にも違いがあります。

その中で、どの企業でも頭を悩ませている制度2つについて解説をします。

まずは、働き方を変えるフレックスについてです。

障害者に限らず、健常者であっても通勤は天候や体調に左右されます。
雨や雪、真夏の灼熱の暑さや冬の凍えるような寒さや台風など、このような通勤を妨げる環境は沢山あります。

また、満員電車での意味の無い通勤。無駄な時間を使って混んでいる苦痛を楽しみながら会社にパソコンの電源を入れに行く行為、もはや何のために会社に通勤をしているのか良く解りません。

コロナウィルスの流行も有り、自主ムードの中、企業は急速に働き方改革を進めている所もあります。

私の所属している企業の人事は、以前より働き方については考えが進んでいる方でした。
2011年の東日本の震災より、在宅での仕事やフレックスを導入して仕事をする環境づくりに努めてきました。

当然、障害者枠の社員もこの制度に当てはまるように進めていたのですが、結局正社員と同じようには行きませんでした。

フレックス制度

働き方改革として最初に取り組んだのはフレックスでした。
このフレックスには、2種類あります。コアタイムと言って決められた時間帯は出社している条件があるタイプのフレックスと、まったく出社時間が決められていなく自分で始業から終業までを決めるタイプのものです。

多くの企業は前者のコアタイムがあるところが多いのですが、海外と業務を進める必要がある部署がある企業では時差があるためコアタイムがない場合もあります。

このフレックスを導入することで、社員の働き方は大きく変わり、働きやすい環境のひとつとなりました。

それであれば、障害者雇用枠の社員もこの制度を利用して、働きやすい環境を作れると考えていました。

定期的に通院するのに、今までは会社を休んで病院に行く必要があった障害者雇用枠の社員も、フレックスを使えば時間をずらせて就業が出来、会社を休まなくても良くなります。

また、朝の通勤ラッシュを避けたり、朝のうち天候が悪い時は天候が良くなったあと、出社する等いろいろメリットがあると考えました。

溜息

ですが障害者雇用枠の契約社員は条件があわず、利用が出来ませんでした。

フレックスが利用できない条件とは

どうしてフレックスが利用できなかったかというと、当時(今も多いですが)障害者雇用枠の社員は契約社員として入社されている方が殆どでした。フレックスは自分で就業時間を決めることが出来ると前で説明しましたが、契約社員の雇用形態ではそれが出来ないのです。

理由契約社員の多くは、何時から何時までと労働契約書に条件が記されているからです。

なので、その条件を超えた範囲で時間を調整できないのです。その条件のせいで障害者雇用枠の社員は、当時こんなに良い制度を利用できませんでした。

労働契約書の条件を変えて解釈を変えれば良いのですが、もともと正社員用に取り組んできたフレックスの為に契約社員の労働契約の条件を見直す事は実施されませんでした。

溜息

本当は障害者雇用枠で採用された社員や通勤に合理的配慮が必要な社員が利用できるのが一番良いと思うのですが、雇用条件に阻まれ利用する事が出来ませんでした。

在宅勤務制度(テレワーク)

次は、在宅勤務です。

以前からある制度ですが、コロナの流行によりテレワークという名前を良く耳にします。私は、この制度も2011年の東日本の震災より導入を進めてきました。

今でこそ追い風で在宅は認められてきましたが、当時は導入するのにとても難しい制度でした。特に障害者枠の社員の在宅勤務は上司の承認がおりませんでした。

在宅勤務(テレワーク)が導入できない条件とは

現在は、クラウド化が進み在宅でもOfficeと同じ環境下で仕事が出来るような良い環境です。もちろんセキュリティも進んだのもあります。
以前の事ですが、障害者雇用枠の契約社員の在宅勤務を進めるうえで一番問題になったのが、このセキュリティでした。
目の届かない管理不能なところで何の仕事をしてもらうかという所です。もっと、信用して正社員と同じように扱うべきだと思いますが、障害を理解していない上司はそれが出来なかったのです。

ですが、導入というところではフレックスより制度上は導入しやすかったです。
それは、テレワークの始業と終業を出社するときと同じ時間にすることで時間で縛られている雇用条件をクリアできたからでした。

でも、また。。。でも、ここでまた問題がでます。それは上司がフレックスを使っているので、上司が出社するまで仕事がなかったりしたのです。せっかく条件がクリアできても、このような背景があり、この障害者枠の契約社員の在宅勤務(テレワーク)は、なかなか利用されることはありませんでした。

まとめ

如何でしたでしょうか。

ここまで、障害者雇用枠の働き方と仕事の種類によって利用出来る制度が変わることを解説してきました。

ここで、自分の働いている環境を確認したり、転職する時に確認するべき事をまとめます。
適当に決めておくと、ビジョンがぶれて本当の自分の理想と離れてしまうので、しっかり考えて決めて下さい。

まず、働き方です。

一般雇用枠の正社員 求められるのは常に成果であり、評価もしっかりされ、自分の職種のキャリアパスを重視した社員教育を受ける事が出来ます。
障害者雇用枠の契約社員 成果を求められるますが、一般雇用枠の正社員ほどノルマや役割はないです。キャリアパスは職種によってえられますが、無理のない範囲ということになります。
障害者雇用枠の正社員 成果は求められません。ルーテイン業務が間違わずに出来ることが大切です。
障害者が、無理なく働けるように合理的配慮があるので、障害者としては一番働きやすい環境です。
昇給、賞与、退職金はありません。

次に、雇用条件で確認すべき所です。

雇用条件チェックポイント

  • 雇用期間
  • 給料
  • 賞与
  • 手当
  • 休暇
  • 退職金

最後に利用出来る制度です。

制度

  • フレックス
  • テレワーク(在宅勤務)

この先、自分のおかれている仕事環境を見直したり、転職する時は適当に給料等だけで決めるのでは無く、仕事の内容や制度のことも視野に入れて検討をしましょう。

私は、仕事がら障害者枠でとにかく働きたいという方に良く面接で会います。
気持ちも良くわかりますが、採用条件や制度が整っていないと長く努める事ができなくて、結果働き方に無理があり体調を崩すことにつながります。
働く企業を選ぶのは大事な事なので、しっかり考えてすすめていきましょう。

調べたり検討する時間が無い人や1人では難しい人は、転職サイトやエージェントに相談すると良いでしょう。
親身になって相談に乗ってくれます。

相談してみようかと思う方に、普段私が採用に使っているエージェントを紹介します。

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