急性ストレス障害の仕事

急性ストレス障害(急性ストレス反応)と診断され症状が改善されない人の一番良い仕事の探し方を解説します。

急性ストレス障害は、通常4週間ほどで自然に症状が改善されますが、その後も症状が続くこともあります。

今回、当メディアでは急性ストレス障害の症状が出てから自然治癒する4週間目以降でも症状が改善されない場合の仕事の探し方について解説します。

急性ストレス障害の転職のタイミング

急性ストレス障害と診断された人の多くは、重い苦痛や機能障害で大変な思いをします。

仕事をするのもままならず、休職や退職になることもあります。

無理して仕事を続けることばかりが良いのではなく、いったん治療に専念して再スタートするという方法もあるので、参考としてそのタイミングを解説します。

急性ストレス障害の転職タイミング一覧

急性ストレス障害の人の休職や退職と転職のタイミングを解りやすくSTEP1-3で表します。

  • STEP1
    1日目
    急性ストレス障害と診断

    休職か退職をして治療に専念します。

  • STEP2
    4週間後
    改善されていれば復職。改善されていないときは医師と相談

    結果を踏まえて退職か休職を選択し治療に専念します。

    この診断されて4週間後から6ヶ月までの間に、症状が軽減され仕事への復職か転職を検討できるまで回復したら、障害と付き合いながら仕事が出来るトレーニングを『就労移行支援』で始めます。

    -復職-
    復職はリワーク支援で病院のデイケア、障害者職業センターなどがありますが、自治体によって就労移行支援も利用が出来ます。

  • STEP3
    6ヶ月後
    初診から6ヶ月を超えた時点で症状が消えていない場合

    精神障害者保健福祉手帳を取得できる可能性があるので一度主治医に相談をしましょう。

手帳を取得すると精神障害者保健福祉手帳を取得すると、税金の控除や公共交通機関を利用するときの減額以外に、障害への合理的配慮のある働き方を選べるようになります。

この次では、タイミングごとにもう少し詳しく解説します。

1日目

急性ストレス障害と診断されて、その原因が仕事や職場に関係がある場合、引き続きそこで仕事をするのは、いささか抵抗があると思います。

ですが、その時は焦らずに即退職をしないよう休職をしましょう。

急性ストレス障害は、おおよそ4週間くらいで症状が消えるので急性ストレス障害と診断されたら少し様子を見るのが良いです。

症状が改善され、医師から仕事をすることに問題がないと診断されたら復職しましょう。

でも、どうしてもその仕事や職場が嫌な場合は退職を考えるのも良いです。
生活費や医療費などの心配があると思いますが、利用できる制度があるので利用をしましょう。

『休職・退職で利用できる制度』

-自立支援医療制度(精神通院医療制度)-

精神疾患の治療や再発防止の通院医療費の自己負担を軽減
障害や所得によって自己負担の限度額が変わります。

-障害年金-
障害や病気が原因で、生活や仕事に支障が出たときに支給される年金です。

障害や病気になった時点で、20歳以上で年金を納めるか、免除の手続きがされていて、初診日が証明できることが原則です。

-生活保護-
障害や病気などで働くことが出来ずに生活が出来ない時、自治体から給付される生活を最低限守るための制度です。

自治体ごとに条件が変わる場合もあるので、要確認が必要です。

-傷病手当金-
傷病手当は、保険組合に加入していることが条件ですが、最長1年6ヶ月まで平均収入の3分の2か月額28-30万支給される制度です。

急性ストレス障害と診断され:4週間後

4週間を超えても症状が消えない時は、他の障害に変わっていたり併発していることも考えられます。

ここで検討することは、障害と仕事の両立です。
その為には、自分の障害特性を知る必要があります。

障害と向き合い、特性を知ることでコントロールの仕方を覚えます。
また、体調管理の方法や障害の特性による対処方法を覚えて復職や転職に備える期間にします。

それが出来るのが、就労移行支援です。
ほとんどの人が無料で利用できるので、治療と平行して利用するのが良いでしょう。

詳しくは、このあとで解説していきます。

急性ストレス障害と診断され:6ヶ月後

6ヶ月経っても改善されないときは、医師に相談をして精神障害者保健福祉手帳の取得を検討しましょう。

手帳を取得すると、合理的配慮のある働き方を選ぶことが出来るようになります。

仕事の探し方は色々あるので、この後解説していきます。

急性ストレス障害の仕事を探す方法

急性ストレス障害の人が、自分にぴったり合った仕事を見つける為の方法を、2つのタイプ6つの方法に分けて解説します。

タイプ1:仕事をする準備が出来てる人
タイプ2:仕事をする準備が必要な人

1-仕事をする準備が出来ている人

ここでの『仕事をする準備が出来ている人』とは、急性ストレス障害の治療が始まっていて医師による症状の管理がしっかり出来ている人で、本人も治療と仕事の両立についてよく理解できている人のことです。

特にキャリアやスキルがある人は、現状を受け止められない人もいますが、自分や家族の事を最優先に考え、現状を受け入れる事が必要です。

1-1ハローワーク

障害のある人用に、配慮のある求人を探す事が出来ます。相談員もいるので解らないところは相談や質問が出来ます。
求人への質問は、相談員から企業へ問い合わせも可能です。

この障害のある人の求人には、合理的配慮のある仕事がありますが、それを利用するのには精神障害者保険福祉手帳が必要です。

一般の求人の方が条件が良く数も多いので、急性ストレス障害を隠して仕事を探す事も出来ますが、働きやすい環境で長く務める事を考えると良くありません。

医師に相談して、手帳の取得を検討しましょう。

1-2求人サイト

求人サイトは、一般枠と障害枠と取り扱っているサイトが違います。
急性ストレス障害が心配で、合理的配慮のある仕事を探すのであれば、障害枠の求人を探す方が良いです。

採用されるのには、精神障害者保険福祉手帳が必要です。

1-3人材紹介会社

これが、急性ストレス障害と診断されて6ヶ月後で紹介した人財紹介です。

人材紹介会社は、企業に依頼されたプロです。
採用条件にマッチする人材を紹介して報酬を得ています。

これも、一般枠と障害枠とあり、急性ストレス障害が心配な人は障害のある人専門の人材紹介会社を利用するのが良いでしょう。

障害枠の人材紹介会社の利用には、必ず精神障害者保険福祉手帳は必要ありません。
取得予定で利用が出来ます。

ただし、就職や転職する企業が決まり、入社するまでには手帳の取得が必要になります。

2-仕事をする準備が必要な人

ここでの『仕事をする準備が必要な人』とは、急性ストレス障害が原因で仕事をするのが不安な人のことです。

この場合、医師から急性ストレス障害と診断されて退職した人や、復職(リワーク)に不安があり改善を考えているけど何から手をつけて良いのか解らない人が対象です。

解りやすく言うと、急性ストレス障害と診断された後の働き方に不安がある人(仕事をする準備が必要な人)の事です。

ここで紹介する3つの仕事の準備の方法には、精神障害者保健福祉手帳は必須ではありませんが、最終目的である一般企業で合理的配慮のある仕事をする為には必要になります。

(休職中の人は準備をする支援としてリワーク支援は受けられますが、転職をしないと合理的配慮のある働き方を選ぶことは難しいです。)

2-1就労継続支援A型

企業で募集する採用条件では就職が困難ですが、就労継続支援Aの事業所と雇用契約が結べて仕事が出来る人に、一般企業で働けるように仕事の訓練の場を作り支援します。

利用には、手帳が無くても利用が出来ますが、各市区町村で発行する受給者証が必要になります。
詳しくは、各自治体の福祉課に問い合わせてください。

2-2就労継続支援B型

一般企業で募集する採用条件では就職が困難で、就労継続支援A型でも雇用契約が難しい人に、仕事の訓練の場を作り支援します。

利用には、手帳が無くても利用が出来ますが、各市区町村で発行する受給者証が必要になります。
詳しくは、各自治体の福祉課に問い合わせてください。

2-3就労移行支援

これが、急性ストレス障害と診断され4週間後で紹介した就労移行支援です。

就労移行支援は、一般企業に就職をするための準備が出来ます。
期間は、最長2年で場合によっては延長も可能です。

利用には、手帳が無くても利用が出来ますが、各市区町村で発行する受給者証が必要になります。

急性ストレス障害の一般就労に一押しの方法

急性ストレス障害の人が仕事を探す6つの方法を紹介しましたが、ここではその中でも一押しの方法を紹介します。

仕事の準備が必要な人向け

急性ストレス障害から始まった症状が心配で、仕事を始めるのに不安があり準備が必要な人は『就労移行支援』が一押しです。
自治体か医師が必要と判断すれば利用が出来るので、比較的に利用はしやすい条件です。

定期通院をしながら利用ができ、その間に精神障害者保健福祉手帳の取得も可能です。

無理に焦って仕事を探すより、少しでも不安がある人は就労移行支援で自信をつけてから人材紹介会社を利用するのが一番効果的に仕事を探せます。

就労移行支援の利用には、精神障害者保健福祉手帳は必要ありませんが、各市区町村で発行する受給者証が必要になります

仕事をする準備が出来ている人向け

仕事をする準備が出来ている人は、各障害と受け入れる企業に詳しい障害がある人専門の『人材紹介会社』が一押しです。

ハローワークや求人サイトでは、紙やwebで自分で探すので情報量が少なく、時間だけかかり良い企業が見つからない事が多いのですが、人材紹介会社は企業から依頼を受けて紹介をするので、多くの企業の採用条件や合理的配慮の実績がデータとしてあり、時間をかけずに仕事を探す事が出来ます。

また、人材紹介会社のカウンセラーは人財と仕事をマッチングさせるプロなので、ひとり一人の障害特性によって適性のある仕事を提案することができ、カウンセリングを受けるだけであなたにぴったり合った仕事が見つかります。

利用には、精神障害者保健福祉手帳を持っているか、取得予定が条件になります。

就労移行支援とは

就労移行支援は仕事を始めるのに不安があり、まだ準備が必要な人が利用するのに良いところで、ここで何が出来るのか解説します。

就労移行支援の出来ることは3つあります。

  • トレーニング
  • 就活支援
  • 定着支援

トレーニング内容

トレーニングは、ひとり一人に合わせてカリキュラムを作ります。

Excelなどのパソコンスキルや、ホウレンソウなどの基本的なビジネスマナーなど仕事に必要なスキルから、自分で体調を管理する方法やコミュニケーションの取り方などまで、社会人として仕事をするのに必要な基本をトレーニングします。

就活支援

就活支援は、企業で行うインターンの応募や、興味のある業界の企業研究などに最新の情報を提供し、必要であればインターン実施を企業に提案します。

また、積極的に企業を招待した見学会を開き、就労移行支援に通所している人たちのPRに務めます。

定着支援

入社後は、今までも6ヶ月の定着支援として定期的な面談を本人と上司と行っていますが、2018年4月からは新しく別に『就労定着支援』の制度が出来て最長3年利用が出来ます。

急性ストレス障害が心配でも、定期的に就労移行支援のスタッフが面談で状況を確認するので、必要に応じて上司に話をして改善できるような環境を維持します。

-コメント-
急性ストレス障害の人の利用に一押しなのは、急性ストレス障害のサポート実績が豊富な『LITALICOワークス』と『ミラトレ』です。

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人材紹介会社とは

人材紹介会社を利用するのが、障害のある人の仕事を探すのに一番良い方法ですが、何が出来るのか解説します。
出来ることは大きく別けて3つになります。

  • カウンセリング
  • 仕事の紹介
  • 定着支援

特に、仕事の紹介では求人を出している企業の仕事内容だけで無く、合理的配慮のある環境まで解るので、症状に合わせたひとり一人にぴったりな提案が出来ます。

カウンセリング

急性ストレス障害と一口で言っても、症状の出方はひとり一人違いがあります。
また、必要な配慮もそれによって変わります。

その他に、育った環境やパフォーマンス、キャリア、スキルなど全てを通して一人の個性を見いだします。
それが出来るのが、腕の良いカウンセラーです。

これが基になって、ひとり一人にあっている求人を提案します。

仕事の紹介

仕事を個人で探せば、良いなと思える求人は1日で数件、良くて10数件でしょう。
それも、何10社の求人も見てです。

ですが、人材紹介会社は何千件という求人数の中から、ハローワークやweb媒体では解らない詳細条件や採用実績まで即解ります。

その中から、カウンセリングで得たあなたの情報と照らし合わせて提案が出来るので、一番良い組み合わせの仕事が見つかります。

定着支援

仕事を紹介して終わりではありません。
紹介した企業に入社した後も、条件が違わないか、困っている事は無いかと連絡が来ます。

もし、そこで困っている事があれば、慎重に誠意を持って解決をし、万が一退職になった場合は、手続きや次の転職先まで力になってくれます。

-コメント-
人財紹介会社ならどこでも良いわけではありません。
カウンセラーの腕の良し悪しや、紹介する仕事の提案力や得意とする職種など色々違いがあります。

当メディアの一押しの人材紹介会社は、精神保健福祉士のカウンセリングの評判が良い『ランスタッド』とカウンセラーが選任で2人つく『dodaチャレンジ』です。

精神保健福祉士(せいしんほけんふくしし、英: Psychiatric Social Worker)は、精神保健福祉士法で位置づけられた、精神障害者に対する相談援助などの業務に携わる人の国家資格である。PSWと略称されている。

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まとめ

急性ストレス障害の人が治療をしながら仕事を続けられる一番良い探し方を解説しました。

仕事を探す準備が出来ている人で、手帳を持っている人か取得予定の人は、『人材紹介会社』を利用すると自分に一番合っている仕事を早く見つけることが出来ます。

定期通院と仕事を始める準備をしながら精神障害者保健福祉手帳を取得する場合は、『就労移行支援』から始めるのが良いでしょう。

ただし、就労移行支援では準備は出来ても仕事を紹介していない所もあるので、人材紹介会社とセットで利用するのが良いですよ。

また、人材紹介会社も就労移行支援も数多くあります。
焦っていい加減に決めないように、しっかり見学や話を聞いてから利用をするところを決めましょう。

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まずは、自分が利用する人材紹介会社と就労移行支援を知りましょう。
詳細は、こちらの記事から読むことが出来ます。

仕事を探す準備が出来ている
仕事をするのに不安がある