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こんにちは、企業で障害者の採用の仕事をしているライターのTです。
今回は障害者が企業でどのような仕事をしていて、給料がいくら位になるのか相場とからくりを解説します。
仕事を探すときの目安にしてください。

障害者の仕事と給与について

障害者の給料は一律ではありません。仕事の内容で変わります。また、障害者でも一般採用枠で入社された方はこれとは違います。今回は障害者枠で仕事をされる方の給料の平均を解説します。

障害者の仕事はジョブレベルは関係ないことが多いです。理由はキャリア採用ではないからです。なので、昇進もなく給料はかわらない事になります。ただし、仕事につく時期により障害者の転職時の給料の相場が変わるので、相場とのバランスを考えて調整は入ります。一応昇給という形になりますが、本当は企業が障害者の雇用率を考慮したとき、給料の差による離職が心配だからです。

なので、仕事を決める時、給料面を優先に考えるのであれば、同じ職種でも、最初から給料が高いところを選んだ方が良いです。その他の環境などを優先に考えるのであれば、この限りではありません。

障害者の転職は、近年売り手市場です。どの企業も人材を確保するのに手っ取り早い給料で差をつける所が多くなってきていますので、採用条件で納得のいく給料を提示する企業も多いと思います。また、採用が決まった時に提示される条件が、募集内容に記載されている給料より高額で提示してくる場合があります。

特に数社を掛け持ちで選考を受けている場合は、給料を上げてオファーがくる傾向にあります。面接時に面接官より他社の選考について問われたら、進んでいる事を伝えた方が良いでしょう。採用する気があれば、選考結果も早くなり、条件も良くなると思います。

仕事は主に2つに分かれます。

  1. 軽作業
  2. 事務アシスタント

この2つです。デスクワーク以外の倉庫や工場の仕事、サービス業などもありますが、各職種、就業地区により相場が変わります。ですが調べる方法があります。

自分の仕事と、その地区のアルバイト・パートの最低賃金を調べて比べてみてください。おおよそ同額か、少し良いくらいになるはずです。それが今回の募集内容が良いか悪いかの判断材料になります。

比べた時、差があまりないようであれば、普通か普通以下、自分の仕事の給料の方が高額であれば、良い条件の仕事です。低いのは問題外です。

デスクワークについては、あまり差はないと感じていますので、おおよその基準と業務内容を解説します。

軽作業の仕事

軽作業の仕事は、少し体を動かしますが、ものすごくきつい仕事ではありません。

  1. メール室
  2. コピー室
  3. 社内清掃
  4. 飲食サービス

おもに上の4つになります。

メール室

メール室の仕事は、社外から来た郵便物、宅急便などを社内に運びます。また、社内から外部に出すものも社内各部署より回収して社外に手続き足ます。その他、段ボールなどの資材や切手、宅急便の送料の管理も行います。主に体を動かす業務が多いです。パソコンの使用は少なく、送料や切手の管理を帳簿につける事などになります。

コピー室

この仕事は、膨大な資料やマニュアルを製本する業務が主体です。データは各部署で作られ、コピー室に依頼が来ます。それを予め決まっている納期に合わせてコピーし、ミスがないか確認しまとめていく仕事です。体は軽作業ほど使いませんが、納期もあり、パソコンも使用しながら時間の調整が必要な繊細な作業になります。

社内清掃

この仕事は、今は少なくなっています。理由はビル管理会社がオフィスメンテナンスを取り入れている所が多く、社員による清掃は実施しないところが増えているからです。ですが、自社ビルを持っているような大きな企業では残っている所もあります。業務内容はビル全体の清掃とゴミの収集などになります。

飲食サービス

最近増えてきている仕事です。軽食、ドリンクの無料提供や販売を行っている所があります。業務は軽食やドリンクの補充、在庫管理、販売、清掃が主な仕事になります。この仕事も体も使うし、パソコンも入力程度必要な仕事になります。


軽作業と言っても色々な仕事があります。自分に合った仕事をよく選んでみてください。

給料は交通費+額面160,000-200,000ほどが相場です。

事務アシスタント

事務アシスタントは、主には管理部門の中の人事や総務といった部門での仕事が多いです。営業事務はあまりありません。内容は、データ入力、会議室管理、電話応対、簡単な資料作成、会議調整、キャビネット管理などが主な仕事になります。体を動かす仕事は少ないです。主にパソコンを使用した仕事となります。


事務アシスタンとの仕事は多岐にわかれている場合もあります。オーバーワークにならないように自分で管理が必要です。オーバーワークと感じた場合は、上司に直ぐに相談しましょう。相談をしにくい場合は、産業医でも保健師でも良いですし、採用された時の面接官でも良いので、即相談をするようにして下さい。長く働くためには無理は禁物です。

給料は交通費+額面200,000-240,000ほどが相場になりますが、場合によっては300,000を超えることもあります。

給料と昇給のからくり

給料は基本、上がる事は無いと解説してきました。ですが、転職の相場による調整もあるので給料が少し上がる事もあると解説しました。しかし、実はそれ以外にも給料が上がる事はあります。そのからくりについて解説します。

理由はこうです。採用される時すでに、採用されるポジションの給料の相場は社内で決まっています。ですが、採用する障害者に提示する給料は相場で提示しないで、少なく提示している時があります。

それは、毎年少しでも給料が上がったかのように見せかけるために、相場までの金額を小出しにするのです。

この前にも解説しましたが、障害者の仕事にジョブレベルは関係ありません。ポジションに金額がついているのです。なので、世間の相場に合わせて給料を上げたり、ポジションの相場の金額までを小出しにします。そうすることで給料が上がったかのように企業は見せることが可能です。

このことがどの企業にも当てはまる事ではありませんが、企業側は少なくとも、このような事を考えている場合があると頭に入れておくと良いでしょう。

ここだいじ

  • 最初から給料が高い所を探して転職をする方が得です。
  • 給料がどこが高いかは、転職エージェントにある求人を見れば一目瞭然です。
  • カウンセラーに、仕事は同じでもなるべく給料が高い所を紹介してほしいと言えば、探してくれるでしょう。

追記
軽作業と記してありますが、私はそもそも軽作業とは?と感じています。業務に重いも軽いも本来無いと思っています。

悪意はないにしても、障害者枠だとか軽作業だとか採用する側の取り組み方が分かります。

パフォーマンスやキャリアの差はあるでしょうが、同じ選考基準でそれに見合ったポジションに配置をすれば良いわけです。私は、基準や考え方がおかしいと感じています。

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