就労移行支援の利用を考えている適応障害の人が、利用する前に見学するべき事業所について、元利用者と企業の採用担当にインタビューをしました。
話してくれたのは、元利用者のNさんとNさんを採用した当メディアのアドバイサーKです。
この記事は、適応障害の人が就労移行支援で利用する事業所と、その前に見学するべき事業所がわかります。
適応障害の人が当メディアの記事を参考にして頂ければ幸いです。
案内は、アドバイザーMが務めます。
適応障害の人が就労移行支援を利用する理由
元利用者のNさんと採用したアドバイザーKに話を伺います。
まず最初は、Nさんお願いします。
Nさんが、就労移行支援を利用したきっかけは何ですか?
私は、会社の人間関係が元で適応障害になり前職を退職しました。
その後、再就職するためにハローワークを利用しているときに就労移行支援を知ったのがきっかけです。
就労移行支援を利用しようと決めたのは何故ですか。
ハローワークで職業相談員と話をしている時に就労移行支援の利用を提案されて決めました。
利用する就労移行支援は、直ぐ決まりましたか?
いえ、決めるのは時間がかかりました。
どうしてですか?
利用出来る範囲にある就労移行支援の事業所を全て見学したからです。
全てですか?大変でしたね。
はい、確かに大変ではありますが、時間をかけて見学する価値があると思ったので実行しました。
見学する価値とは?
2つ有ります。
1つは、就労移行支援ごとにカリキュラムやプログラムの違いを知ることで、
もう1つは、適応障害の私に合っている支援が出来るかと言う事です。
カリキュラムやプログラムの違いは解りますが、適応障害に合っている支援はどのように調べるのですか?
見学だけでは解らないので、過去の適応障害の利用者数と、就職率と、定着率を質問しました。
即答えられました?
即答はありませんでしたが、見学が終わるまでには教えて頂ける事業所が殆どでした。
でも、それを聴いてどうするのでしょうか?
利用者数が多いのは評判が良いと思うからで、就職率と定着率が高いのは支援が良い裏付けになるからです。
なるほど、それで最終的に通所する事業所を決めたのですね。
はい、そうです。
利用してみて、どうでしたか?
色々不満もありますが、ハローワークでは決まらなかった仕事が決まり無事就職出来たので良かったです。
不満とは何ですか?
自宅から利用する事業所までの経路をしっかり調べるべきでした。
と、言うと?
しっかり調べなかった私が悪いのですが、事業所の最寄り駅の混雑が酷くてストレスでした。
時間帯にもよるのですが、私が駅を利用する時間帯が結構混雑したのです。
適応障害の私には、このストレスは心配の種でした。
それで、体調に変化はありましたか?
いえ、幸いにも体調への変化も無く、仕事が決まり卒業できました。
それは、良かったですね。
はい、良かったです。ハローワークでは決まらなかった仕事が決まって就職出来たことは良かったです。
今から、就労移行支援の利用を考えている適応障害の人へ何か伝えることはありますか?
これから、就労移行支援の利用を考えている適応障害の人は見学するときの時間帯だけで無く、実際に通所するときの時間帯の混雑を確認した方が良いです。
そうですね。それは大事なポイントですね。
はい、適応障害には大きなポイントです。
Nさん、ありがとうございます。このあとも色々お聞かせ下さい。
次は、Nさんを採用したKに聴きます。
これから、就労移行支援を利用する適応障害の人に解るようにNさんを採用した理由を教えてください。
まず、Nさんを採用したポイントを教えて下さい。
はい、色々ありますが一番大事なポイントがクリアになりました。
それは、何ですか?
はい、働く姿が見えたからです。
どう言うことですか?
採用面接で、自分の障害について説明がキッチリ出来て必要な配慮が本人から明確に聞くことが出来たので、企業として対応できる範囲が明確になり、採用できると判断が出来たからです。
なるほど、採用ポイントは就労移行支援でサポートするそこなのですね。
適応障害の人が就労移行支援の利用でプラスになること
適応障害の人が就労移行支援を利用してプラスになったことを伺った話からまとめました。
- 適応障害の自分の特性を知る
- 障害特性のコントロールを覚える
- コミュニケーションスキル
- ビジネスマナースキル
- パソコンスキル
結構ありますね。
それでは、1つずつ見ていきましょう。
適応障害の自分の特性を知る
障害の診断名は同じでも、特性の出方にはひとり一人違いがあります。
自分の特性を良く知ることは、自分でコントロールするために必要ですが、一緒に仕事や生活で関わる人に知っておいて貰うことがとても大切です。
就労移行支援では、ひとり一人の障害特性を明確にし、コントロールと周囲に伝える方法を学びます。
障害特性のコントロールを覚える
適応障害の特性は人により出方は違いますが、主に以下のような症状とタイプが見られます。
- ストレスが原因で、情緒的な障害が発生し、それは抑うつ気分や不安などを伴うことが多い。また青年期や小児期では、社会規範を犯すなど素行の問題が現れることがある。
- 社会生活や職業・学業などにも支障をきたし、生活機能の低下や、業績・学力の低下、場合によっては就業・就学そのものが不可能になる場合がある。
- 行動的な障害を伴う患者は、ストレスが原因で普段とはかけ離れた著しい行動に出ることがある。それらの行動の具体例としては、年相応の規則をやぶり、怠学、喧嘩、法律に背くことなどが挙げられる。社会的ルールを無視するような行為、破壊や暴走、また暴飲などもある。
- 軽度の行動的な障害としては、電話やメール、手紙に応答せず人との接触を避けて引きこもることも挙げられる。
引用元: wikipedia
全てが、ぴったり当てはまるわけではありません。ひとり一人に合わせてコントロールが出来る仕組みを考えます。
これが、就職後には合理的配慮として企業でも取り組まれるようになります。
コミュニケーションスキル
コミュニケーションが上手く取れなくて、そこからストレスが溜まる事があります。
仕事も生活も、コミュニケーションを取ることはとても大切なことです。
就労移行支援では、ソーシャルスキルトレーニング(SST)等を通してひとり一人に合っているスキルを身につけていきます。
適応障害の人のコミュニケーションスキルを向上させる方法は、障害特性とコミュニケーションスキルの両方に詳しい人のサポートが無いと出来ません。
それを就労移行支援では、カリキュラムに入れて詳しい支援員がサポートをしていきます。
ソーシャルスキルトレーニング
ソーシャルスキルズトレーニング(英語: Social Skills Training, SST)、社会生活技能訓練とは、カリフォルニア大学ロサンゼルス校の医学部精神科教授のロバート・ポール・リバーマン(Robert Paul Liberman, 1937年 – )が考案した心理社会的療法引用元: wikipedia
ビジネスマナースキル
社会人経験が無かったり少ないと出来ないのが、このビジネスマナーです。
社会人としての基礎なので、円滑に働く為に必要なスキルです。
適応障害の人は、社会人の経験に関係なく障害特性によるビジネスマナーが出来ないことや苦手なことが多々あります。
でも就労移行支援では、このビジネスマナーの研修を取り入れ適応障害の人が実践で出来る様に事業所への通所を通して慣れることが出来ます。
パソコンスキル
現代の仕事において、パソコンはどの業界でも必要な道具となりました。
特に、障害者の求人に多い事務系の仕事では必須になります。
MOSやサーティファイ等の資格は必要はありませんが、メールの使い方や文字のポイントを変えたり罫線を引く等の基礎は必要になります。
就労移行支援では、カリキュラムの中でひとり一人に合ったレベルのパソコンスキルを学ぶことが出来ます。
企業が就労移行支援利用者を採用する理由
私が就労移行支援を利用した適応障害の人を採用したい理由をまとめました。
- 自分の障害特性を理解している
- 必要な合理的配慮が明確
- 体調管理が出来る
- ビジネスマナーの基礎が出来ている
- 必要なパソコンスキルがある
こちらも、結構ありますね。
それでは詳しく見て行きましょう。
自分の障害特性を理解している
就労移行支援で学んだ適応障害の人は、自分の障害特性についてよく理解しています。
良い所も、気をつける所も解っているので自分でコントロールが出来ます。
必要な合理的配慮が明確
ひとり一人に必要な合理的配慮は、一般社員や上司では解りません。
過剰になったり、足りなかったり加減が解りません。
ですが、就労移行支援を利用した適応障害の人は自分に必要な合理的配慮が明確なので企業側は一番BESTな対応を取ることが出来ます。
体調管理が出来る
採用後に、急な欠勤や長期にわたる休職は企業にとってとても困る事態です。
体調不良を押してまで働くことは強要できませんが、任せた仕事は最後まで予定通りにお願いしたいと思っています。
なので、体調管理が大切なのですが就労移行支援を利用した人は、体調管理をする方法を学んでいるので急な欠勤や休職の心配がいりません。
ビジネスマナーの基礎が理解出来ている
これは、コミュニケーションスキルにも関係がありますが、社会人として仕事をするのに最低限必要なスキルがこのビジネスマナーの基礎になります。
これが出来ないと、聞き忘れや、伝え忘れ、提案力のなさ等からスムーズな仕事が出来なくなります。
適応障害のは障害特性上の配慮はしますが、基本を理解しておく必要はあります。
ですが、中途入社の短期間のビジネスマナー研修だけでは理解することは期待できません。
でも、就労移行支援を利用した人はカリキュラムにビジネスマナーがあり、通所中に実践して身につけているので心配がありません。
必要なパソコンスキルがある
今や、どこで仕事をするにしても必要になるのが、パソコンスキルです。
最初から、スキルのある人は良いですが、出来ない人もいます。
ですが、就労移行支援ではひとり一人のスキルに合わせて基礎を学ぶことが出来ます。
更に採用担当として注目しているのは、想定した業務に合わせて必要なスキルをオーダーが出来る事です。
例えば、就労移行支援の見学会に参加します。
採用したいなと思う人がいました。でも、パソコンスキルの基礎は出来ても、想定する業務にはもう少し専門的な知識が必要な場合、就労移行支援の事業所にそのスキルが身につくように依頼が出来ることです。
具体的には、業務でVlookup関数が必要な場合、重点的にその関数の使い方を覚えて貰うことが出来ると言う事です。
これは採用する側にとって大きい事です。
このような背景があるので、安心して採用しやすいのです。
適応障害の人に就労移行支援が出来る事
適応障害の人が就労移行支援を利用してプラスになる事と、企業が就労移行支援の利用者を採用する理由が解りました。
ここでは、一端インタビューから離れて『就労移行支援は何が出来るのか』全体を把握します。
就労移行支援では大きく分けてこの4つが柱になります。
- カウンセリング
- 就労支援
- 就職支援
- 定着支援
内容をもう少し詳しく見ていきましょう。
カウンセリング
カウンセリングは、就労に必要なひとり一人に合った支援をするために、何が必要でどのような方法で行うか決めるために行います。
全ての人が同じカリキュラムで支援されても、役に立つ人と役に立たない人が出てくるからです。
このカウンセリングが上手だと、ひとり一人満足のいく支援に繋がります。
就労支援
事業所に通所している間に行うカリキュラムやプログラムです。
ここで、ビジネスマナーの基礎やパソコンスキルを身につけます。
就職支援
就職支援は以下の4つになります。
事業所によっては、この他にもハローワークへの同行や就職を斡旋するするところもあります。
- 企業参加の見学会の開催
- インターン
- 応募書類書き方
- 面接対策
企業参加の見学会の開催
見学会の企画をして参加企業を集めます。
定期的に行う事業所が多くあり、企業にはただ参加するのではなく、ひとり一人の成長を見てもらいます。
インターン
インターンの受け入れを各業界の企業にお願いをします。
就労移行支援の利用者が、興味のある企業で働けるきっかけになるように、多くの企業に声をかけてお願いをします。
応募書類書き方
履歴書、職務経歴書の書き方を添削して完全な物に仕上げます。
応募書類は、ただ書いてあれば良いという物ではありません。
封筒への入れ方や、中に入れる書類の折り方まで気を遣う必要があります。
面接対策
面接対策は、経験豊かな支援員が行い利用者が実践で参考になる様に模擬で行います。
面接する部屋への入り方から始まり、服装、身だしなみ、話し方、椅子への座り方、質問への答え方、逆質問など丁寧に行います。
定着支援
定着支援は、入社後のフォローになります。
就労移行支援で身についたはずの健康管理やビジネスマナーの基礎が、いつの間にか疎かになっている時や、企業内で仕事の種類が変わったり、移動があって合理的配慮が出来ていないときなど、利用者が働きやすい環境で仕事が出来るように、本人と企業側に提案をします。
適応障害の人が就労移行支援を利用した感想
ここでは、Nさんから就労移行支援を利用した感想を聞きます。
就労移行支援を利用した体験からお聞きします。
適応障害のNさんが就労移行支援を利用したメリットとデメリットを教えて下さい。
メリットは、私の場合ですがコミュニケーション不足から来る対人関係のストレスが適応障害の起因になっていましたが、通院での治療と共に、就労移行支援のプログラムからコミュニケーションスキルを学び、自分の良くない所が解り、まだ完全ではありませんが改善されました。
デメリットは、今回就職して感じたことですが、就労移行支援の事業所が私に合っていたのもあり、居心地が良すぎて就職した企業が少しドライに感じます。
でも、決して悪い印象ではなく、合理的配慮があり仕事はしやすいです。
利用して良かったですか?
通所するまでは、就職出来る気がしませんでしたが利用して本当に良かったです。
適応障害が利用する就労移行支援
もう少し突っ込んで聞いてみます。
就労移行支援をまた利用するとしたら
Nさんが、同じ適応障害の人にアドバイスをするとしたらどの事業所ですか?
私の利用したのと同じタイプの事業所をアドバイスします。
Nさんが利用した事業所は、専門ではない一般の就労移行支援でしたよね。
はい、そうです。
一般の就労移行支援の方が良いのでしょうか?
はい、私はそう思います。
どうしてですか?
色々な障害や個性の人が集まるからです。
それが理由ですか?
はい、正確には就職した後を考えてです。
私達が就職する企業は、色々な人の集合です。
一般の健常者や他の障害がある人もいます。
なので、就労移行支援も最初から色々な人がいる就職後に近い環境の方が良いと考えているからです。
実際、今回就職してそれは実感しています。
大規模と小規模では?
全国に3500以上もある就労移行支援ですが、全国的に展開している大規模な事業所と地域に密着した小規模の事業所とどちらが利用者には良いですか?
どちらも良いところがあるので、一概には言えません。本人が行きたいと思った所が一番だと思っています。
ですが、良く見学をして決める必要はあります。
就労移行支援の利用が出来るのは、1生に1度2年だけです。後悔しないように見学出来るところは全て見てから決めた方が良いです。
利用期間は延長も出来ますよね。
はい。1年延長は出来ますが、その1年をあてにしていては、いつまで経っても就職出来ないように思うので延長は考えずに2年以内に就職する事を目指す方が良いです。
見学するべき就労移行支援の事業所
Nさんが、就労移行支援を利用する前に、ここだけは見学しておくべきと思う事業所があれば教えて下さい。
私は、利用する前に自宅から利用できる範囲の事業所を全て見学しました。
その経験から見学しておくべき就労移行支援の事業所は、『リタリコワークス』です。
理由はありますか?
はい、全国展開していて、どの事業所でも同じレベルの支援を受けることが出来るので、基準として見学をしておくべきです。
なるほど、それを元に自分の利用する就労支援と比べるわけですか。
はい、そうです。
基準がある方が、比較しやすいのでまず『リタリコワークス』の見学はしておくべきです。
見学するだけですか。利用には?
見学してから、自分に合っていると思えば利用すれば良いのではないでしょうか。
そうですね。
他には有りますか?
首都圏と福岡は『ココルポート』も見学はしておくべきです。首都圏では、47ヶ所の事業所があり利用しやすいです。通所しやすいのは大事ですから。
まだありますか?
はい、私が必ず見学をするべきと伝えているのは、就職率が高い『ミラトレ』です。
ここは就職率が98%と高くカリキュラムの内容や支援員、指導員を比較するためにも見学をするべきです。
はい、見学は無料なので見ておいた方が自分に合っている就労移行支援を選ぶことに役立ちます。
就労移行支援事業所の紹介
ここでは、Nさんの体験から適応障害の人が見学しておいた方が良い就労移行支援を紹介します。
Nさんよろしくお願いします。
ミラトレ 驚異の就職率98%
【対応エリア:東京・神奈川・千葉・埼玉・大阪・兵庫】
ミラトレは、dodaやテンプスタッフと同じパーソルグループです。
平均8-9ヶ月で卒業し、就職率は全国平均22%に対して98%の高さです。
見学した事業所は、利用者は20代~30代が中心のようで男女比は同じくらいでした。
就職率が高いのは、人材総合サービスで国内トップクラスのパーソルグループの持つデータが基盤になっているようで、就労移行支援の見学会からインターンに繋がり、就職まで行くからのようです。
ミラトレ公式サイト
https://mirai-training.jp/
ココルポート 首都圏で一番多い事業所
【対応エリア:東京・神奈川・千葉・埼玉・福岡】
ココルポートは、首都圏と福岡のみの利用になりますが通所範囲内の人は見学をしておきましょう。首都圏では47ヶ所の事業所があり、利用がしやすいです。
大手ではなく中堅の事業所ですが、利用できるeラーニングが50講座とか、就労移行支援事業所外の農作物などを育てるカリキュラムなどもあり自分で選べる選択肢が多いのが良いです。
それと、首都圏在住の人は事業所の数が首都圏だけで47ヶ所と多いので自宅から通所しやすいのも良いです。
ココルポート公式サイト
https://www.cocorport.co.jp/
リタリコワークス 対応エリア業界最大級
【対応エリア:全国】
リタリコワークスは北海道から沖縄までカバーする大規模事業所です。
見学して説明から解った事は、全国から集まるデータから就労支援で必要なプログラムやカリキュラムが常に進化していることです。
それも、色々な人が利用出来るように柔軟に対応できて、全国の事業所で共有できます。
どこの地域でも、最新の同じ就労支援が受けられるは凄いです。
ですが、個性が無いようにも感じました。
リタリコワークス公式サイト
https://works.litalico.jp/
IT特化の就労移行支援事業所
適応障害の人が利用する就労移行支援について話を聞かせて頂きましたが、最近増えてきたIT特化については、どう考えていますか。
ITやwebなどに興味のある人は、通所も楽しく出来るのではないでしょうか。
では、Nさんも通所したかったですか?
それは、ありません。
ITやweb関連に興味はありますが、私の就労支援には向いていません。
どうしてですか?
ITやwebのプログラムで就労支援を受けたとしても、IT業界に就職はできません。仮に出来たとしてもそのスキルを活かす仕事に関わることは出来ないでしょう。
確かに、そうかもしれませんね。
それであれば、自分に合っている本当に必要な就労支援の方が良いからです。
なるほど。
勘違いして利用をしたら、後でがっかりします。
IT特化の就労移行支援は、カリキュラムやプログラムがITをテーマにして進めるだけで、そこからIT業界に就職する為の専門学校ではありません就労移行支援です。
それを理解した上で利用するのなら良いのではないでしょうか。
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ゼネラルパートナーズが運営する就労移行支援のジョブトレIT・Webについて企業の採用担当者が評価します。ここを最後までじっくり読めば通所に必要な料金から手続き、カリキュラムの内容がわかります。また、どのような人におすすめなのか採用担当者が考察していきます。
就労移行支援の利用の仕方
インタビューの途中ですが、ここで就労移行支援の利用について簡単に解説しておきます。
見学では何も必要はありません。
障害者手帳 | 無くても利用出来ます |
---|---|
利用料金 | 0円~9,300円 |
利用手続き | お住まいの自治体に相談 |
※利用料金は、殆どの人がこの表に記載された金額で理容が出来ますが、詳しくは自治体で確認して下さい。
-利用手続きの流れ-
- STEP1就労移行支援の事業所を探すお住まいの行政窓口で聞くか、ネットで住所と就労移行支援と入力することでお近くの事業所が検索されます。
- STEP2見学就労支援事業所が見つかったら、見学を申し出て実際に行きます。ネットでは解らない、事業所の中や雰囲気が解るので、必ず見学はしましょう。
- STEP3比較・決定就労移行支援の事業所が複数ある場合は、大変でも全て見学します。自分に一番あっている所を探すためです。後で後悔しないように各事業所の特徴をよく見学して決めます。
- STEP4障害福祉サービス受給者証お近くの行政窓口にいって、就労移行支援を利用したいことを伝えて、障害福祉サービス受給者証の申請をします。必要な書類が複数有りますので、漏れが無いように行政窓口で確認してください。
- STEP5利用契約を結ぶ障害福祉サービス受給者証が発行されたら、見学して決めた事業所と利用契約を結びます。
- STEP6通所利用契約を結んだ後、通所が始まります。就労移行支援事業所のプログラムに沿って就職を目指します。
適応障害の就労移行支援Q&A
適応障害で就労移行支援を利用して就職出来たNさんに質問です。
- 就労移行支援を利用すると、適応障害の人は必ず就職する事が出来ますか?
- 必ずとは言えませんが、通所しないよりした方が就職出来る機会はグンッと増えます。
- 利用料金は、本当に0-9,300円で利用が出来るのですか?
- 私も0円でしたが、廻りも殆ど0円でした。
- 見学は無料ですか?
- はい、交通費は掛かりますが、その他は無料です。
- 見学をすると必ず利用する必要がありますか?
- 大丈夫です。私は多くの就労移行支援を見学しましたが、強要されたことはありません。
- 見学をするとしつこく連絡が来ませんか?
- 一度も来たことはありません。
- 見学をするポイントを教えて下さい
- 必ず、見るだけでなく質問をしましょう。
- 他の通所している人とのコミュニケーションが難しくないですか?
- 支援員のサポートもあるので少しずつ慣れていけば良いです。
- 通所は、最初1日からでも可能ですか?
- 可能なのと出来ない事業所があります。中には週4日以上となっているところもあります。
適応障害の人が利用する前に見学するべき就労移行支援まとめ
今回、話を聞いて色々と解りました。
最後にまとめて下さい。
はい、適応障害の人が利用するべき就労移行支援の事業所は、自宅から近い通所しやすいところです。
見学して比較する事業所は、全国どこにでもあって全ての事業所で同じレベルの支援を受けられる『リタリコワークス』と比べるのが良いでしょう。
では、リタリコワークスは見学だけですか?利用は不向きですか?
いいえ、それは住んでいる場所や利用者の考えもあるので一概には言えませんが、私が利用するのなら『ミラトレ』です。
理由はありますか?
はい、ミラトレはパーソルグループです。
それが何か?
パーソルグループは国内トップクラスの人材総合サービスをする企業です。
グループ全体の求人や採用に関する企業情報が多いので、他社より就職出来る可能性が高いのです。
しかも、障害のある人の転職支援をしているdodaチャレンジも同じグループです。
このような、好条件の就労移行支援事業所は他にはありません。
なるほど、そういう理由ですか。
良く解りました。
今回は勉強になりました。
ありがとうございました。
これで、就労移行支援のインタビューは終わりです。
この記事を最後まで読んでくれたあなたも、しっかり見学をしてから決めるようにして下さい。
この記事が、あなたの就労移行支援の見学と利用に活用頂ければ幸いです。
当メディアは、適応障害の人の就職を応援します。
今回、当メディアで取り上げた就労移行支援です。
公式サイトにリンクしていますので、直接ご覧頂けます。
- パーソルチャレンジ・ミラトレ
対象地域:東京、神奈川、千葉、埼玉、大阪、兵庫
公式サイトhttps://mirai-training.jp/ - Cocorport
対象地域:神奈川15、千葉7、東京10、埼玉10
公式サイトhttps://www.cocorport.co.jp/ - LITALICOワークス
対象地域:全国81カ所
公式サイトhttps://works.litalico.jp/